EcoFlowが11月6日発売、1時間で1000Wh充電する走行充電器
ベストカレンダー編集部
2025年10月31日 14:14
走行充電器2機種発売
開催日:11月6日
走行中に「短時間で」大量充電を可能にする新世代の走行充電器
ポータブル電源とクリーンエネルギー技術を手掛けるEcoFlow Technology Japan株式会社は、走行中にポータブル電源を急速充電できる走行充電器の新モデルとして、Alternator Charger 600およびAlternator Charger Plus 1000を2025年11月6日(木)に発売すると発表しました。リリースは2025年10月30日 16時00分付で、両モデルは既存の500W/800Wモデルの次世代機に位置付けられます。
発表資料によれば、両製品は充電性能、操作性、安全機能を大幅に強化しており、車中泊やロードトリップ、避難時の電力確保といった実用的な用途での使用を想定しています。車のオルタネーター由来の電力を活用し、DC-DCコンバーターで昇圧してポータブル電源へ高出力で供給する方式は従来どおりですが、出力上限や入力オプション、車載表示との連携が進化しています。
発売日と販売チャネル
両製品の販売開始日は2025年11月6日(木)で、各種ECサイトおよび店頭での販売が予定されています。EcoFlow公式サイトでも製品情報を参照可能です(https://jp.ecoflow.com/)。
発表では標準付属品や別売りアクセサリの組み合わせにより、幅広いポータブル電源や車種へ対応できるよう配慮されている点が明記されています。付属ケーブルや対応する別売ケーブルは、使用シーンに応じて選択します。
Alternator Charger Plus 1000:最大1,000W、1時間で約1,000Whの急速充電
Alternator Charger Plus 1000はシリーズ最高の出力を持ち、最大1,000Wという高出力により、わずか1時間の運転で約1,000Whを充電できる性能を備えます。シガーソケット充電と比較した場合、約10倍の出力に相当する点が強調されています。
本機は走行時の短時間移動でも効率的にポータブル電源を充電可能にすることを主眼に設計されており、停車中でもソーラー入力と組み合わせることでより柔軟な充電運用ができます。
主な機能と利用シーン
Plus 1000は300Wのソーラー入力を搭載しており、ソーラーパネルからの入力と走行中の走行充電を組み合わせることで、電源の確保を強化します。逆充電(ポータブル電源から車載バッテリーへの充電)モードも備え、バッテリー上がり対策の機能が用意されています。
また、XT60ケーブルやXT150ケーブルといったコネクタオプションを通じて、他社製ポータブル電源との接続性も確保できるよう配慮されています。別売りの「XT60出力ケーブル(600W/1000W品専用)」を用いることで、幅広いポータブル電源と接続可能です。
- 最大出力:1,000W
- 1時間で約1,000Wh充電が可能(走行充電時)
- ソーラー入力(最大300W)を搭載
- 逆充電モード、バッテリーメンテナンスモード搭載
- 車載インフォテインメント連携(Apple CarPlay™ / Android Auto)に対応
- 付属ケーブル
- XT150出力ケーブル(600W/1000W品専用、同梱)
- 別売対応
- XT60出力ケーブル(600W/1000W品専用)を使用すれば、他社製含む幅広いポータブル電源に対応
保護機能としては逆極性保護、過電流保護、短絡保護、過電圧・低電圧保護、過熱保護が盛り込まれており、安全性にも配慮されています。
Alternator Charger 600:汎用性と扱いやすさを重視した600Wモデル
Alternator Charger 600は500Wモデルの後継機にあたり、汎用性を重視した設計が特徴です。最大出力は600Wで、重量・サイズともにPlus 1000より小型軽量に抑えられ、より多くの車種に対応します。
標準付属の出力ケーブルは広く普及しているXT60コネクタを採用しており、EcoFlow製だけでなく他社製ポータブル電源にそのまま接続できる点が利用面での利便性を高めています。
機能と拡張性
Alternator Charger 600も逆充電モードやバッテリーメンテナンスモードを利用可能ですが、これらの一部機能は別売りの「XT150出力ケーブル(600W/1000W品専用)」を使用することで有効になる旨が案内されています。つまり、ケーブルの選択によって利用できる機能の幅が変わります。
出力がPlus 1000に比べて低い分、より多様な車両への設置や運用が見込まれます。保護機能、入力仕様はPlus 1000と同等のレベルで備えられています。
- 最大出力:600W
- 付属出力ケーブル:XT60出力ケーブル(標準付属)
- 別売りケーブル使用で逆充電・バッテリーメンテナンス機能に対応
- 保護機能:逆極性保護、過電流保護、短絡保護、過電圧・低電圧保護、過熱保護
接続性と操作性の進化、販売情報およびエコフローの概要
両モデルは業界初の車載インフォテインメント接続対応走行充電器として、Apple CarPlay™やAndroid Autoを介してEcoFlowアプリをカーナビ画面から操作できます。モニタリングでは車載バッテリーの電圧やポータブル電源の充電状況の確認、充電のオンオフやモード切り替えをカーナビ上で行えます。
ユーザーのフィードバックを反映してケーブルを改良し、誰でも扱いやすい形状・接続性に変更されています。さらに、車載バッテリー電圧に応じた出力の自動調整機能や、自動車側およびポータブル電源側への保護機能も豊富に搭載されています。
販売条件と参照リンク
発売日は2025年11月6日(木)。販売は各種ECサイトおよび店頭で行われます。公式な製品情報やポータブル電源、ソーラーパネルに関する詳細はEcoFlowのウェブサイトで提供されています。
参照リンク(公式):
企業プロフィール(リリース掲載分)
EcoFlowは2017年に設立され、「クリーンな電力へ、誰でも簡単にアクセス出来る社会」を目指し、ポータブル電源や再生可能エネルギー関連製品を開発・提供している企業です。世界140以上の国と地域で展開し、500万人を超えるユーザーが利用していると公表されています。
代表的な製品群としては大容量・高出力の「DELTAシリーズ」、軽量・小型の「RIVERシリーズ」などがあり、今回の走行充電器もこれらのポータブル電源と連携して使用されることが想定されています。
仕様と価格の整理
以下に、発表された情報を基に両製品の主要スペック、価格、付属品、保護機能等を一覧にまとめます。表の後に内容を簡潔に整理します。
| 項目 | Alternator Charger Plus 1000 | Alternator Charger 600 |
|---|---|---|
| 希望小売価格(税込) | 99,000円 | 70,000円 |
| 重量 | 約1.7kg | 約1.1kg |
| サイズ(mm) | 276 x 187 x 38 | 224 x 153 x 38 |
| 充電モード入力 | 12V/24V⎓(11V-31V⎓), 最大45A | |
| 充電モード出力 | 24V⎓/40V-60V⎓, 最大20A、1,000W | 24V⎓/40V-60V⎓, 最大12A、600W |
| 逆充電モード入力 | 40V-60V⎓, 最大20A | 40V-60V⎓, 最大12A |
| 逆充電モード出力 | 13.8V/27.6V⎓, 最大75A | 13.8V/27.6V⎓, 最大45A |
| バッテリーメンテナンスモード | 入力:40V-60V⎓, 最大3A / 出力:13.8V/27.6V⎓, 最大100W | 入力:40V-60V⎓, 最大3A / 出力:13.8V/27.6V⎓, 最大100W |
| 保護機能 | 逆極性保護、過電流保護、短絡保護、過電圧·低電圧保護、過熱保護 | |
| 付属出力ケーブル | XT150出力ケーブル(600W/1000W品専用) | XT60出力ケーブル(600W/1000W品専用) |
| 別売ケーブル | XT60出力ケーブル、XT150出力ケーブル(用途により選択、600W/1000W品専用) | |
| 保証期間 | 2年 | |
| 発売日 | 2025年11月6日(木) | |
上表は発表文に基づく仕様と価格の一覧です。Plus 1000は最大1,000Wの高出力と300Wのソーラー入力により、短時間の走行で大容量を充電したいユーザーを想定しています。Alternator Charger 600は汎用性と取り回しの良さを重視し、XT60標準搭載により既存のポータブル電源との組み合わせや車種適合性が比較的高い設計となっています。
両製品ともに車載インフォテインメントとの連携や複数の保護機能を備え、走行充電を安全かつ便利に行うための仕様が整えられています。製品の購入や詳細確認はEcoFlow公式サイト(https://jp.ecoflow.com/)を参照してください。