11月1日発売 エスコヤマの香水オマージュショコラ

チョコロジー2025発売

開催日:11月1日

チョコロジー2025発売
発売日はいつで、いくらなの?
発売日は2025年11月1日で、価格は税込2,376円。発表は2025年10月31日で、エスコヤマが2026年バレンタインに向けて投入する第1弾のボンボンショコラです。
どんな味わいで、どう楽しむの?
INDULT PARISの4つの香りにオマージュを捧げた四章構成で、香りの層(トップ〜ベース)を素材やテクスチャで味に翻訳。指定の順で少量ずつ食べて余韻の変化を楽しむ設計です。

香りを味に写す試み――『SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025』の登場

パティシエ エス コヤマ(兵庫県三田市、オーナーシェフ小山 進)は、香りと味が響き合うボンボンショコラアソート『SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025』を2025年11月1日に発売します。発表は株式会社パティシエ エス コヤマによるもので、リリース日時は2025年10月31日 11時00分と公表されています。商品は税込2,376円での販売を予定しており、2026年バレンタインに向けた一作目として位置づけられます。

本作は、シェフ小山が魅せられた香水ブランドINDULT PARIS(インダルト パリ)の4つの香りにオマージュを捧げ、嗅覚で感じる表層と深層の要素を味覚へと翻訳したものです。テーマはEchoes of the Inner World — 内なる世界の残響。香りの残響をチョコレートという領域で表現することを目指しています。

【エスコヤマ】2026年バレンタインに向けた1作目!香水にオマージュを捧げたボンボンショコラ 画像 2

香水へのオマージュという発想

今回のアソートでは、フランスの香水ブランドを起点に、香りの持つレイヤー感や時間的推移をショコラの味わいに写し取る試みが行われました。香りが持つトップノート、ミドルノート、ベースノートの「層」を、素材選定とテクスチャで反映させることが意図されています。

香りと味の相互作用を楽しむための演出は、ただ香りを模倣するだけではなく、食べる順序やカットの仕方にも規定があります。これはシェフのクリエイションにおける重要な要素で、完成した作品をどう楽しむかが設計されています。

【エスコヤマ】2026年バレンタインに向けた1作目!香水にオマージュを捧げたボンボンショコラ 画像 3

四章構成で描く物語性――各ボンボンショコラの詳細

『SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025』は、四つの章(No.1〜No.4)として展開され、それぞれが異なる香りの世界を味覚で表現しています。各章は固有のタイトルと説明、そして具体的な味覚構成要素が明示されています。

以下に各章の名称、短いコピー、ならびに明記された味覚構成要素を順に示します。素材の産地や加工年など、プレスリリースに記載されている詳細も含めて記載します。

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第一章 ― Isvaraya(イスバラヤ): 沈黙の森に響く祈り

第一章は中国茶や梅酒、プラムのイメージを重ねた構成です。香りの深みと熟成感を味わいに反映し、祈りのような静けさを表現しています。

味覚構成要素は次の通りです。

  • プーアル熟茶
  • ジャスミンティー
  • 青森県産りんごの蜂蜜
  • 栗の蜂蜜
  • 紀州南高梅 18年熟成梅酒
  • プラム
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第二章 ― Tihota(ティオタ): 永遠の抱擁を告げるバニラの伝承

第二章はタヒチ産バニラを中心に据え、花やラムの温もりを重ねた構成です。熟成感と甘み、アルコールの香ばしさが複雑に絡み合います。

味覚構成要素は次の通りです。

  • タヒチ産バニラビーンズ
  • トンカ豆
  • ラム酒 54°
  • マンゴー
  • パッションフルーツ
  • ジャスミンティー
  • オレンジの花の蜂蜜
  • アーモンドミルク
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第三章 ― Manakara(マナカラ): 花と果実が溶け合う女神の囁き

第三章はローズとライチを軸に、フランボワーズの酸味が重なって艶やかさを生み出す構成です。花の繊細さと果実の鮮烈さをあわせ持つことで、妖艶な表情を作り上げます。

味覚構成要素は次の通りです。

  • ローズペタル(花びら)
  • ブルガリア産ダマスクローズウォーター
  • ブルガリア産ローズ蜂蜜
  • フランボワーズ
  • ライチ
  • マダガスカル産バニラビーンズ
  • グリーンカルダモン
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第四章 ― Cuir(キュイール): 影と欲望を映す革の黙示

第四章はレザーやスパイス、アンバーの要素が交差する、重厚で深淵な味わいです。欲望や孤独といったテーマを、香ばしさや苦味、柑橘のようなアクセントで描写しています。

味覚構成要素は次の通りです。

  • アールグレイ
  • ブラックカルダモン
  • クローブ
  • ピンクペッパー
  • レザーウッドハニー
  • ジュニパーベリー
  • 黒文字
  • 温州みかん
  • ヘーゼルナッツ
  • 柚子
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チョコロジーシリーズの位置づけと楽しみ方

「チョコロジー」とは、小山進氏のクリエイションの結晶であり、毎年異なるテーマに沿って独自の世界観を描き出すシリーズです。本シリーズには「お召し上がり方」にルールが設定されており、それが作品体験の一部となっています。

チョコロジーはフランスで権威あるショコラ愛好会「C.C.C.」にも出品されるシリーズであり、小山氏の作品群の中でも特に構築的な作品群として位置付けられています。

『チョコロジー』シリーズのお召し上がり方

このシリーズにはNo.1からNo.4までの順番が決められており、まずは各ショコラを半分もしくは3分の1にカットします。No.1をひと口食べたら、その余韻を少し残したままNo.2を食べるというシーケンスを踏みます。

No.3、No.4と続け、再びNo.1へ戻ることでそれぞれのマリアージュが成立し、一巡目と二巡目で味わいの感じ方が変化するよう設計されています。この順序性が、香りと味の時間的変化を体験させる意図です。

小山進とエスコヤマの背景、商品情報と購入案内

小山 進(1964年京都生まれ)は2003年に兵庫県三田市で「パティシエ エス コヤマ」を開業しました。フランスのショコラコンクール「C.C.C.」では12度の最高位を獲得しており、2019年には「世界のトップ・オブ・トップ ショコラティエ100」の一人として表彰されています。

小山氏は菓子製作だけでなく創作活動全般に取り組み、絵本の執筆なども行っています。代表作には『The Lost Treasure』(双葉社)、『ビートルくんときんいろのバウム』および『ショコラータはかせとしあわせのボンボンショコラ』(共にフレーベル館)があります。エスコヤマの場は、菓子の製造販売に留まらず、教室や庭園、アート的要素を併設した体験型の施設として展開されています。

施設とコンセプト

パティシエ エス コヤマは1,500坪の敷地にパンやチョコレートなどの専門店、さらにお菓子教室を備えています。敷地内には四季折々の草花や点在する銅人形などがあり、五感で楽しめる空間を形成している点が特徴です。コンセプトは「The Sweet Trick(お菓子でいたずら)」であり、驚きと喜びをお菓子に込めることを重視しています。

今回の新作は、この場で育まれたクリエイティブの延長線上に位置づけられます。香水の香りとショコラの味わいを結びつける発想は、エスコヤマが掲げる多面的なモノづくりの一端を示しています。

商品情報と関連リンク

商品名: SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025

発売日: 2025年11月1日 / 価格: 税込2,376円

テーマ: Echoes of the Inner World — 内なる世界の残響

香りのオマージュ元: INDULT PARIS(フランスの香水ブランド)

関連リンク: https://www.es-koyama.com/index.html

要点の整理

以下の表は、本記事で取り上げた『SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025』の主要情報を項目別に整理したものです。章ごとの味覚構成要素や発売情報、シリーズの楽しみ方などを一目で確認できます。

項目 内容
商品名 SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2025
発売日 2025年11月1日
価格 税込2,376円
発表日時 2025年10月31日 11時00分(株式会社パティシエ エス コヤマ)
テーマ Echoes of the Inner World — 内なる世界の残響
香水オマージュ元 INDULT PARIS(フランス)
No.1(Isvaraya) プーアル熟茶、ジャスミンティー、青森県産りんごの蜂蜜、栗の蜂蜜、紀州南高梅18年熟成梅酒、プラム
No.2(Tihota) タヒチ産バニラビーンズ、トンカ豆、ラム酒54°、マンゴー、パッションフルーツ、ジャスミンティー、オレンジの花の蜂蜜、アーモンドミルク
No.3(Manakara) ローズペタル、ブルガリア産ダマスクローズウォーター、ブルガリア産ローズ蜂蜜、フランボワーズ、ライチ、マダガスカル産バニラビーンズ、グリーンカルダモン
No.4(Cuir) アールグレイ、ブラックカルダモン、クローブ、ピンクペッパー、レザーウッドハニー、ジュニパーベリー、黒文字、温州みかん、ヘーゼルナッツ、柚子
お召し上がり方 No.1→No.2→No.3→No.4の順で、それぞれを半分もしくは3分の1にカットして味わい、再びNo.1へ戻ることで余韻とマリアージュを楽しむ
作り手 小山 進(パティシエ エス コヤマ) — 2003年開業、C.C.C.での受賞歴、世界的な評価
関連リンク https://www.es-koyama.com/index.html

以上が発表された内容の要約と整理です。香りと味の重なりを念入りに設計した今回のアソートは、順序や余韻を含めて楽しむことが求められる構成であり、エスコヤマが提示する新しいショコラ体験の一例として位置づけられます。

参考リンク: