10月31日開幕｜史跡・足利学校を彩る花と光の演出

史跡足利学校を中心に展開する花と光の演出

株式会社足利フラワーリゾートが運営するあしかがフラワーパークは、足利灯りのある街づくり実行委員会の主催する足利灯り物語に参加し、日本最古の学校として知られる史跡足利学校を花手水と和傘、竹灯りと竹鞠を用いたライトアップで期間限定にて演出します。プレスリリースは2025年10月30日 12時19分に発表されました。

史跡足利学校では、夜間のライトアップ演出だけでなく、花手水を昼間も楽しめるよう配慮されています。演出は古来の学びの場であった足利学校の空間を尊重しつつ、視覚的なアレンジで訪問者に新たな観賞体験を提供します。

花手水と和傘による五常の表現

足利学校での演出は花手水と和傘を中心に構成され、儒教の教えに基づく五常を色で表現します。五常は仁 義 礼 智 信の五つの徳であり、それぞれ青 白 赤 黒（紫） 黄の五色に対応させた演出が行われます。

この色彩表現により、学びの場としての歴史的背景を視覚化すると同時に、訪れた人にとってわかりやすいテーマ性を持たせています。花手水は夜のライトアップで映えるだけでなく、昼間も見学可能である点が特徴です。

• 花手水は昼間も見学可能
• 和傘と色彩で五常を表現
• 竹灯りと竹鞠を用いた演出が加わる

北庭園とビデオルームの新演出

足利学校の北庭園では「学びの森」をテーマに新演出が追加されるとともに、北側通路に灯りを配することで回遊性を高めています。また、ビデオルーム内では切り絵アニメーション「字降松かなふりまつ」を上映します。

切り絵アニメーションの制作は文星芸術大学とハシトカミが担当しており、史跡の雰囲気と現代アートの融合により歴史と表現が交差する場となります。上映は会場の設備に準じた時間で実施されます。

鑁阿寺と足利織姫神社、物外軒の光景

足利市の文化遺産である鑁阿寺、足利織姫神社、物外軒でも各種ライトアップが行われます。これらの場所では建造物や庭園を照らすことで、史跡や社寺が夜間に持つ奥行きある表情を強調します。

鑁阿寺では本堂の足利銘仙ラッピング、多宝塔・経堂・大銀杏、楼門の仁王像まで丁寧に照らされます。足利織姫神社では229段の石段に沿って銘仙柄の行灯が設置され、行灯の灯りが秋景色を柔らかく照らします。

鑁阿寺の演出と所在地

鑁阿寺は足利氏の氏寺であり、本堂は国宝に指定されています。今回のライトアップでは本堂をはじめ複数の建造物がラッピングおよび照明で彩られ、昼間とは異なる印象を提供します。

所在地や連絡先の情報は次の通りです。住所 〒326-0803 栃木県足利市家富町2220 電話番号 0284-41-2627。

足利織姫神社と物外軒の夜間公開

足利織姫神社は日本夜景遺産にも選ばれており、石段を彩る行灯は夜景と相まって独特の景観を作ります。ここから望む月は日本百名月に選出されており、秋の夜に訪れる価値があります。

物外軒では庭園や茶室をライティングし、園路に銘仙行灯を配して夜間公開を行います。ただし物外軒での夜間公開日は限定されており、実施日は11月15日 16日 22日 23日となっています。所在地は 〒326-0814 足利市通6丁目3165-2、連絡先 市文化課 電話番号 0284-20-2230。

開催期間、料金、チケット販売と安全上の注意

足利灯り物語の開催期間は2025年10月31日金曜日から2025年11月16日日曜日までです。展示時間は原則として16時30分から20時00分までで、足利織姫神社のみ16時30分から22時00分までの延長となっています。

入場については、足利灯り物語券が設定されており価格は700円です。足利学校のみ有料で、鑁阿寺や足利織姫神社など他会場は無料です。中学生以下は無料です。なお、史跡足利学校の昼間の参観料とライトアップ入場料は別料金となるため注意が必要です。

開催期間

2025年10月31日から2025年11月16日

時間

16時30分から20時00分 足利織姫神社は22時00分まで

入場料

足利灯り物語券 700円 足利学校のみ有料 中学生以下無料

チケット販売場所と特典

チケットは10月31日から11月16日の期間で販売されます。販売場所と時間は次の通りです。

• 太平記館、足利学校参観窓口 9時00分から16時00分
• 足利学校入口東 多目的駐車場 16時30分から19時30分

チケット購入者には近隣店舗で使える300円分のライトアップ商品券が進呈されます。商品券はライトアップ商品券取扱店で利用可能です。

安全と参加者へのお願い

本イベントは雨天決行ですが荒天時は中止となります。屋外での開催のため暖かい服装が推奨されます。会場は史跡環境のため路面が平らでない箇所が多く、暗所もありますので移動の際は注意が必要です。

会場内での長時間の場所占有による撮影は遠慮するよう案内されています。混雑状況により三脚等の使用が禁止される場合があります。また係員の指示に従うこと、落とし物については足利市観光協会 電話番号 0284-43-3000 へ問い合わせることが明記されています。

関連イベントと周辺サービスの詳細

足利灯り物語期間中は多様な関連イベントが実施されます。地域文化や食、音楽を組み合わせたプログラムが用意されており、ライトアップと合わせてまち歩きの幅を広げます。

具体的には銘仙着物のレンタルプランや地域産の手打ちそばの提供、親子で作る行灯の展示、屋外コンサート、郷土芸能の上演などが挙げられます。これらのイベントは地域の商店や団体と連携して行われます。

主な関連プログラム

1. 足利灯りと着物物語り 銘仙着物レンタルプランで灯りの街を散策
2. 足利産新そば御披露目 足利産そば粉を使った手打ちそばを数量限定で提供 ライトアップ商品券の利用可
3. みんなの灯り物語 北仲通りに親子で制作した銘仙とマーブリングを組み合わせた行灯を展示
4. 足利カンマーオーケスター 街なかコンサートを足利学校で実施 秋の夜に響く演奏を公開
5. 八木節イベント 八木節発祥の地からの出演や子供八木節の公演を実施

これらイベントはライトアップ商品券の利用対象となる場合があります。詳細は各会場や主催者の発表に従ってください。

制作・監修などのクレジットは次の通りです。切り絵アニメーション制作 文星芸術大学 ハシトカミ。運営 株式会社足利フラワーリゾート 本社 栃木県足利市田中町906-13 代表 早川公一郎。

開催概要の要点まとめ

以下は本記事で紹介した足利灯り物語の主要情報を一覧にまとめたものです。会場の住所や連絡先、開催日時、入場料などを整理していますので、訪問前の確認にご活用ください。

以上が足利灯り物語におけるあしかがフラワーパーク監修の演出内容と開催概要の整理です。訪問に際しては開催日時や販売時間、会場での注意事項を確認の上、足元や混雑状況に配慮して移動してください。