11月1日限定無料開放|京都で古典とかるたを体験

古典の日無料開放DAY

開催日:11月1日

古典の日無料開放DAY
11月1日は本当に入館無料なの?誰でも入れるの?
はい。2025年11月1日(土)は終日、京都伝統産業ミュージアムの一般入館が無料になります。年齢・国籍を問わず入館可能で、通常の観覧料(一般500円)は当日免除されます。
どんな展示やイベントが見られるの?
テーマ展示「GRACE OF KYOTO」で京焼・清水焼の小倉百人一首など京の伝統工芸を紹介。MOCADギャラリーでは競技かるたの模擬実演を11:00/13:00/15:00に実施します。

京都の古典文化を身近にする一日 ― 11月1日「古典の日」に無料開放

京都伝統産業ミュージアム(京都市左京区・みやこめっせB1F)は、2025年11月1日(土)に日本の古典文化に親しむための取り組みとして、終日無料で一般入館を開放します。これは、古典文学『源氏物語』が初めて記録に現れた日(寛弘5年=1008年)に由来する「古典の日」に合わせた特別措置です。プレスリリースは株式会社京都産業振興センターより2025年10月29日12時00分に発表されました。

通常は一般観覧料500円が必要ですが、11月1日は入館料が無料となり、年齢や国籍を問わずどなたでも気軽に展示や実演を観覧できます。秋の文化鑑賞シーズンに合わせ、京都の伝統工芸を通して百人一首やかるたにまつわる古典文化を体験できる機会が提供されます。

発表者
株式会社京都産業振興センター
発表日時
2025年10月29日 12:00
実施日
2025年11月1日(土)※「古典の日」
会場
京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせB1F、京都市左京区)
11/1(土)「古典の日」に合わせた無料開放DAYを実施|京都伝統産業ミュージアム 画像 2

「古典の日」の由来と趣旨

「古典の日」は、日本が世界に誇る古典文学を広く伝える日として定められています。プレスリリースではこの日に合わせて博物館を無料開放し、古典にゆかりのある工芸品や競技かるたの実演を通じて、次世代に文化の価値を伝えることを目的としています。

ミュージアム側は、京都の伝統産業が支える古典文化の魅力を伝える場として、より広い層に来館機会を提供するため、当日限定で観覧料の無料化を実施します。

11/1(土)「古典の日」に合わせた無料開放DAYを実施|京都伝統産業ミュージアム 画像 3

テーマ展示「GRACE OF KYOTO」― 京の雅、受け継がれる伝統の美

同館ではテーマ展示「GRACE OF KYOTO」京の雅-受け継がれる伝統の美-を開催します。本展示では、京焼・清水焼の「小倉百人一首 百盌揃え」の一部をはじめ、古典にゆかりのある多様な工芸品を紹介します。百人一首の歌に詠まれた情景を工芸品を通して表現し、古典文学と工芸の結びつきを感じられる構成です。

展示品は、かるたをはじめ京表具、京象嵌、西陣織、京友禅など、京都で伝承される工芸技術を横断的に紹介するラインナップとなっています。展示期間や観覧時間は下記の通り設定されており、11月1日が無料開放DAYとなります。

11/1(土)「古典の日」に合わせた無料開放DAYを実施|京都伝統産業ミュージアム 画像 4

展示の開催期間・時間と観覧料

展示タイトル GRACE OF KYOTO 京の雅-受け継がれる伝統の美-
期間 2025年10月31日(金)~2025年11月3日(月・祝)
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
場所 京都伝統産業ミュージアム 常設展示場内・MOCADギャラリー

展示の趣旨は「日本の伝統文化とそれを支える京都の伝統産業の魅力を伝える」ことであり、展示を通じて古典と工芸の結びつき、あるいは百人一首の世界観を具体的な美術工芸として実感できるように構成されています。

観覧料については以下の通りです。11月1日は当日限定で一般観覧料が無料となりますが、その他の日時については通常の料金体系が適用されます。

区分 料金
一般 500円(20名以上の団体は400円)
京都市外の小中高生 400円(20名以上の団体は300円)
観覧無料となる方
  • 和装の方
  • 市内在住・通学の高校生以下
  • 市内在住の70歳以上の方
  • 障がい者手帳持参の方(付添人1名含む)

競技かるたの模擬実演 ― 技と緊張感を間近で観る

展示と並行して、百人一首を題材とした伝統文化「競技かるた」の模擬実演が行われます。模擬実演では、取り札の瞬間に立ち現れる緊張感や、所作の美しさを間近で観察することができます。競技かるたは技と集中力が求められる競技であり、実演を通してその深さや所作文化の一端を理解できる構成です。

模擬実演はMOCADギャラリーで実施され、入場は当日の無料開放に準じます。時間帯ごとに観覧できるため、都合にあわせて参加しやすく設定されています。

競技かるた模擬実演の詳細

  • 日時:2025年11月1日(土) ①11:00~ ②13:00~ ③15:00~
  • 場所:京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー

実演は観客に向けた解説や、札を取る動作の見どころを示す場面も含まれることが想定されます。競技かるたの所作や競技としての面白さを知るきっかけとして機能します。

プレスリリースはまた、かるたについて京都市が指定する74品目ある伝統産業品のひとつであることを明記しています。かるた類は江戸時代から作られており、以来現在までその大部分が京都で生産され、全国に出荷されている点も紹介されています。

伝統産業としてのかるた
百人一首 特選|田村将軍堂。かるた類の製造は江戸時代から続き、現在も京都が生産の中心となっている。

開催概要の整理と関連情報

以下に本記事で触れた主要事項を一覧表として整理します。開催日時、会場、展示内容、入場条件、模擬実演の時間など、来場前に確認しておくと便利な情報を網羅しています。関連情報として、プレスリリースのリンクも併せて記載します。

展示と実演は期間・時間が決まっているため、訪問予定の際は事前に日付と時間を確認してください。11月1日は無料開放DAYである点を重ねてお伝えします。

項目 内容
イベント名 「古典の日」に合わせた無料開放DAY / テーマ展示「GRACE OF KYOTO」
実施日 2025年11月1日(土)※無料開放(展示期間は10月31日~11月3日)
会場 京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせB1F、京都市左京区)
展示期間・時間 2025年10月31日(金)~11月3日(月・祝) 10:00~18:00(入館17:30まで)
主な展示内容 京焼・清水焼「小倉百人一首 百盌揃え」一部、かるた、京表具、京象嵌、西陣織、京友禅 など
競技かるた模擬実演 11月1日(土)①11:00~ ②13:00~ ③15:00~ (場所:MOCADギャラリー)
観覧料 通常:一般500円(団体20名以上400円)、京都市外の小中高生400円(団体300円)。11月1日は無料開放。
観覧無料の対象 和装の方、市内在住・通学の高校生以下、市内在住の70歳以上、障がい者手帳持参の方(付添1名含む)
発表者・出典 株式会社京都産業振興センター(プレスリリース 2025年10月29日12:00)
関連リンク https://kmtc.jp/news/2025/10/21/8433/

以上が、本件に関する主要な情報の整理です。展示・実演の実施日程と観覧条件を押さえることで、古典と伝統工芸の世界を効率よく体験できる構成になっています。

参考リンク: