1/30開幕｜幕張で400台集結 ジャパンキャンピングカーショー2026の見どころ

幕張メッセに広がる「キャンピングカーの現在」──ジャパンキャンピングカーショー2026の全体像

ジャパンキャンピングカーショー実行委員会（事務局：一般社団法人 日本RV協会、株式会社ブシロードムーブ、株式会社ネオプロジェクト）は、2026年1月30日（金）〜2月2日（月）の4日間、幕張メッセ（展示ホール1〜6）にて、アジア最大級のキャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー2026」を開催することを、株式会社ネオプロジェクトのリリース（発表日時：2025年10月29日 12:00）で発表した。

会場は全面で展示ホール1～6、展示面積は40,500㎡に及び、国内では最大規模、アジアでも最大級と位置づけられる。期間中はキャンピングカーの展示に加え、アウトドアギアや車中泊関連グッズ、レジャー体験などが一体となった総合的なアウトドアイベントとして運営される。

開催の意義と主催体制

本イベントは単なる車両展示にとどまらず、キャンピングカーを通じて「旅と暮らしの新しいカタチ」を示す場として企図される。主催は複数団体による実行委員会で、各団体それぞれが業界や興行面の知見を持ち寄る形で準備が進められている。

発表資料には報道関係への協力依頼も明記されており、広報・報道の対象としての公開内容に留意した運営が予定されている。公式情報は主催側のウェブページで随時更新される。

約400台が集結する展示構成と注目ポイント

今回の出展規模は約400台に達する見込みで、全国の人気ビルダーからの最新モデル、話題の新型車、ファミリー層向けの定番モデルまで幅広いラインアップが並ぶ予定だ。展示車両の中には「世界初」「日本初」公開となるモデルも多数含まれるとしている。

単なる車両展示にとどまらず、来場者が実際に体験・相談・購入検討できる場となるよう、車内への乗車が可能な展示や、関連用品の出展、専門スタッフによる説明ブースが設けられる。

会場内に設けられる主なゾーン

会場では目的別に複数のコンセプトゾーンが設けられ、キャンピングカーの多面的な活用を提示する構成となる。

• ペットゾーン：ペットとともに過ごす車中泊の提案やペット向けギアの展示。
• 防災ゾーン：災害時に家族を守るシェルターとしてのキャンピングカーの活用法の紹介。
• ワーケーションゾーン：移動しながら働くための設備や通信環境の提案。
• アウトドア・レジャーゾーン：テントや調理器具、アクティビティ体験の案内。
• エンタメ・体験ゾーン：ステージイベントや子ども向けキッズゾーンなどの体験型コンテンツ。

上記の各ゾーンは来場者の関心に応じて選べるよう設計されており、家族単位での来場にも配慮した展示配置が予定されている。

入場情報・チケットと来場条件の詳細

チケットは発表日（2025年10月29日）以降、JRVAチケットセンターにて前売券の販売が開始された。前売りではお得な2日券も用意され、当日券よりも安価に購入できる設定となっている。

前売り開始に伴い、来場を検討する家族やペット連れ、障がい者を含む来場者が利用しやすい料金体系と運用が示されている。

チケット価格と利用条件

公式発表に基づくチケット価格は以下のとおり。

大人1日券

1,200円

大人2日券

2,000円（1日券2枚購入より400円お得）

ペット1日券

1頭 500円／2頭以上 1,000円

ペット2日券

1頭 1,000円／2頭以上 2,000円

加えて、中学生以下は入場無料であり、障がい者手帳を提示した場合は本人および付添人1名が無料となる。2日券を購入した来場者には、現地で2日目に使用可能なリストバンドが配布される仕様で、当日運営を円滑にするための工夫が示されている。

チケット購入とイベントの詳細は公式サイトおよびチケット販売ページで確認できる。公式案内は イベント公式ページ、チケット購入は JRVAチケットセンターの該当ページ を参照。

市場背景とイベントが示す意味

開催の背景には、国内キャンピングカー市場の拡大がある。日本RV協会の「年次報告書2024」によれば、2024年の国内キャンピングカー販売売上総額は1,126.5億円に到達し、過去最高を記録した。2012年の281.8億円と比較すると約4倍の規模拡大となっている。

また、累計保有台数は2024年時点で165,000台に達しており、2005年の5万台（調査開始時）から約3倍以上に増加した。特に近年はライフスタイルの変化、防災意識の高まり、ワーケーション需要の増加が普及を後押ししている。

数値で見る市場の推移と成長要因

主要データは以下のとおり。

• 販売売上総額（エンドユーザー向け）：1,126.5億円（2024年）
• 2012年比較：281.8億円→1,126.5億円（約4倍）
• 前年比推移：2023年から2024年で約70億円増加
• 累計保有台数：165,000台（2024年）（2005年：50,000台）

これらの数値は市場規模の拡大と消費者ニーズの多様化を示しており、ジャパンキャンピングカーショー2026はその成長を可視化する場として位置づけられる。

開催スケジュール・会場情報と出展写真の紹介

イベントの具体的な日程と会場は次のとおり設定されている。来場時間は日によって異なるため、計画時には注意が必要である。

会場所在地や公式ウェブの案内に基づき、来場前の確認を促すことで混雑緩和や滞在時間の最適化につながる。

開催日時・会場

加えて、昨年の開催写真として会場俯瞰、キッズゾーン、ステージ、キャンピングカーに乗車可能な様子、ペット同伴の入場などの画像が開催告知に含まれている。これらの視覚資料は会場の雰囲気や動線を把握するための参考資料として提示されている。

本稿では発表資料の内容を整理し、開催概要、出展構成、チケット情報、市場背景をまとめた。開催に関する詳細な運営情報や当日のプログラム、出展企業リストなどは公式ページで公開されるため、来場を検討する場合は公式情報の確認が推奨される。