11/5から神戸で開幕 ミャクミャク絵本展の見どころ

ミャクミャク誕生ものがたりを“原画でたどる”展覧会が神戸で開幕

フェリシモは、絵本『ミャクミャクと…　ミャクミャク誕生ものがたり』（フェリシモ出版）をテーマにした展覧会「ミャクミャク絵本展　ミャクミャク誕生ものがたり」を、2025年11月5日（水）から11月30日（日）まで、Stage Felissimo 2FのFELISSIMO GALLERY（フェリシモ チョコレート ミュージアム前、神戸市中央区新港町7番1号）で開催します。

会場は入場無料で、今回の展覧会では絵本を手がけたデザイナー・絵本作家の山下浩平氏によるサイン入りデザイン画を初公開します。会場展示は、絵本のページをなぞりながら制作過程や作者の解説を直接感じられる構成になっており、絵本の物語世界を立体的に体験できるパネル展示なども用意されています。

展示の主な見どころ

本展の中心は、山下氏が本作のために描き下ろしたデザイン画の初公開です。サイン入り原画は今回が初展示となります。

さらに、作者本人による各絵の解説が展示解説として組み込まれており、絵本の世界に「入り込む」感覚を与えるパネル展示や、視覚的に物語を追体験できる展示演出が施されています。

• 初公開：山下浩平氏サイン入りの絵本デザイン画
• 展示構成：絵本の場面ごとの解説パネル、没入型の大型パネル展示
• 注意書き：展示のイメージ写真は実際の展示と異なる場合があります

絵本の内容と仕様：誕生から共生までを描く36ページ

『ミャクミャクと…　ミャクミャク誕生ものがたり』は、小さな細胞として誕生したミャクミャクが、ほかの生き物や自然、文明と出会うことで形や色の素晴らしさに気づき、想像、変化、共生しながら未来へとつながっていく姿を描いています。物語は、ミャクミャクが懸命に生き抜き、多くの人に愛される存在へと変化していく過程に焦点を当てています。

本書は構想に3年をかけ、全編描き下ろしで制作されました。図録としてデザイン過程を解説するページを収録し、特別付録として山下氏描き下ろしのオリジナルポストカード3枚が同梱されます。ポストカードは透明のニスを厚く盛り、光沢と立体感を出す加工が施されており、視覚的・触覚的な魅力を持たせることでインテリアとして飾れる仕様になっています。

書籍情報（仕様詳細）

書名

『ミャクミャクと…　ミャクミャク誕生ものがたり』

著者

山下 浩平（やました こうへい）

判型

210 × 210 mm

仕様

36ページ／全編カラー。デザインの過程を解説した図録を収録、オリジナルポストカード3枚付

発行

フェリシモ出版

定価

本体価格 2,000円（税込 2,200円）

本書は2025年9月24日（水）より予約受け付けを開始しています。会場では絵本の販売は行いませんが、ウェブサイトの予約ページから申し込みが可能です。予約・購入に関しては特別な案内として、この商品は送料無料で配送されます。

通常、税込3,000円未満のご注文の場合は送料の一部として540円（+10% 税込換算 594円）を負担する規定ですが、本商品は例外的に送料無料で提供されています。予約ページのURLは以下になります。

• 商品の予約ページ（フェリシモ）

作者と制作背景：山下浩平の軌跡と企画経緯

山下浩平氏は1971年熊本生まれ、神戸育ち。兵庫県立明石高校美術科、大阪芸術大学美術学科を卒業し、グラフィックやキャラクターデザインを中心に活動を続けてきました。「マウンテンマウンテン」名義での制作活動と、「やましたこうへい」名義での絵本・児童書の創作の両面を持ちます。

主な絵本作品には『ちびクワくん』（ほるぷ出版）、『きょうりゅうゆうえんち』（ポプラ社）などがあり、一般公募により2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の公式キャラクターデザイン最優秀賞を受賞しています。ミャクミャクのキャラクターデザイン、イラストレーション、コンセプト、デザインガイド、プロフィール設定、着ぐるみの設計等に携わりました。

山下浩平氏のコメント

山下氏は、本作について「ずっと頭の中にあった誕生の物語を2022年の冬から2023年春にかけて私的に描いた“ミャクミャク”の設計図の一つでした。不完全さもありますが、ほぼ手を加えずにそのまま出すことにしました。その方が、当時の想いや熱を少しでも感じてもらえるのではないか、と思ったからです」と述べています。

また、この出版について「フェリシモさんとのご縁がつながり、多くの方の目に触れる機会を得ることを嬉しく思います。この絵本がたくさんの方の手に届き、ミャクミャクが愛され続けることを願っています」とのコメントが寄せられています。

企画担当者の意図

企画担当者は、大阪・関西万博で多くの人に愛されたミャクミャクの物語が、懸命に生きる姿を通じて大切なことを伝えてくれる点を評価しています。万博の会期が後半に差し掛かっていた時期に原稿を見て、出版プロジェクトが始動しました。フェリシモと山下氏は20年来の関係があり、今回の出版実現につながったと説明しています。

大阪・関西万博は閉幕しましたが、ミャクミャクの物語は個々の心の中で続いていくという考えを提示し、絵本を通じてその物語を手元に残すことの意義を伝えています。

開催概要・アクセス情報とまとめ

展覧会の開催詳細は以下の通りです。会場はStage Felissimoの2階ギャラリーで、最寄り駅から徒歩でのアクセスが必要となります。営業時間は11:00から18:00まで、最終入館は17:30です。入場は無料です。

会場では絵本の販売は行っていません。購入はウェブサイトの予約ページをご利用ください。展示イメージは制作中のものが含まれ、実際の展示・商品は一部仕様やデザインが異なる場合があります。

以下に、会社情報と作者のプロフィールを整理します。出版社および企画元のフェリシモは、本社を神戸市中央区新港町7番1号に構え、代表取締役社長は矢崎和彦氏、創立は1965年5月、証券コードは東証スタンダード3396です。事業は自社開発商品のダイレクトマーケティングを中心としています。

作者の山下浩平氏は1971年熊本生まれ、神戸育ち。グラフィック・キャラクターデザインを主体に、絵本制作でも活動を続けており、本作は山下氏が手がける初の2025大阪・関西万博公式ライセンス商品です。

本展・絵本に関する情報は、フェリシモの公式サイトでも提供されています。展示の構成や書籍の仕様、予約方法などは上記の内容を参照してください。

本記事はプレスリリースに基づいて、展覧会の目的、展示内容、書籍の仕様および予約方法、作者と企画の背景、開催概要を整理して伝えました。展示・商品の各種仕様やデザインは制作中の段階で変更される場合がある旨、あらかじめご留意ください。