10月30日発売|ARで遊ぶ嚥下トレーニング『ピロピロParty』

ピロピロParty発売

開催日:10月30日

ピロピロParty発売
子どもや高齢者でも使えるの?
子どもから高齢者までを想定した設計で、難易度調整や楽曲・キャラで幅広く対応。専用の負荷付き吹き戻しとスマホのカメラで手軽に遊べます。
本当に嚥下や呼吸の訓練になるの?
福岡教授監修のもと地域高齢者で実地検証を実施し、呼吸・嚥下の変化を観察。具体的数値は公表されておらず、効果検証は継続中です。

産学連携で生まれた「遊べる」嚥下・呼吸トレーニング

学校法人常翔学園が公表したプレスリリースによれば、広島国際大学 総合リハビリテーション学部の福岡達之教授のゼミと、健康・暮らし・介護をサポートする企業ルピナス(代表取締役社長:山本直愛)は、共同でAR(拡張現実)技術を活用した吹き戻し連動型ゲーム「ピロピロParty」の新作を開発し、2025年10月30日から発売すると発表しました。

本プロジェクトは2023年1月に開発を開始した産学連携の取り組みであり、学内の言語聴覚士を志す学生たちがゲーム内容の考案に参加、福岡教授が監修として評価・検証を行い、地域の高齢者を対象とした実地検証も含めて商品化が進められました。

【広島国際大学】AR技術活用した呼吸・嚥下トレーニングゲーム 学生が企業と共同開発 10月30日発売 画像 2

背景:口腔機能低下と世代を問わないニーズ

プレスリリースは、加齢による嚥下機能の低下や、近年の食生活の変化による口周り筋力の不足、子どもの口呼吸増加といった社会的背景を指摘しています。これらの課題に対し、従来の「辛く苦しい」リハビリではなく、楽しみながら継続できるツールとしてゲーム化する意義を強調しています。

学生のアイデアは、子供から高齢者まで幅広い世代が楽しめるゲーム設計、難易度設定、曲の選定、キャラクター作りなど多岐にわたり、製品の操作性と訓練効果の両立を目指して検討されました。

遊びながら機能訓練する「ピロピロParty」の仕組み

「ピロピロParty」は、ICチップを内蔵した吹き戻し型コントローラー(以下、吹き戻し)とARゲームを融合したトレーニング商品です。プレイヤーが息を吹くと、吹き戻し先端に取り付けたARマーカーをスマートフォン等のカメラが認識し、ゲーム内の反応につながります。

今回商品化された新作は2種類のゲームで構成されています。ゲームは負荷付きの吹き戻しを用いることで、口唇・呼吸・嚥下に関わる筋力や持久力の訓練を促す設計です。

ゲームの内容と操作

  • ピロピロ気球:気球を空に飛ばし、次々に現れる障害物を息で吹き飛ばして避けながら高く飛ばすゲームです。息の強さ・持続がスコアやキャラクターの动画表現に直結します。
  • ピロピロMUSIC:音楽に合わせて画面上から流れてくる音符のイラストを吹き当てるリズムゲーム。タイミングと息のコントロールを同時に課題として取り入れています。

吹き戻しの先端につけたARマーカーが、プレイヤーの吹く強弱や持続をカメラが検出し、指定位置にARマーカーが到達すると画面内のキャラクターが反応します。この一連の動作により、呼吸や嚥下に関連する運動を自然に反復することができます。

開発過程と臨床的検証

学生チームは福岡教授の監修のもと、企画段階からクラウドファンディングで社会に提示し支援を受けながら開発を進めました。プレスリリースでは、クラウドファンディングを通じて「リハビリを楽しく続けられる形にしたい」という趣旨が支持を得られたことが明記されています。

開発過程では、難易度設定や曲の選定、キャラクター作りなどゲームデザインに関する具体的な検討が行われ、地域の高齢者を対象に実験的にゲームを体験してもらうことで、呼吸や嚥下機能の変化について検証が行われたと報告されています。

検証の要点と参加者

検証の目的
ゲームを用いたトレーニングが呼吸・嚥下機能に与える影響を評価すること。
参加者
地域の高齢者を含む幅広い世代の参加者が想定され、学生らが直接指導・観察を行った。
評価方法
プレイ前後の呼吸・嚥下に関する機能変化を観察・検証したことが報告されている(詳細な数値はプレスリリースに記載なし)。

製品仕様と販売情報:購入に必要な情報を整理

プレスリリースに記載されている商品概要を以下に整理します。発売日は2025年10月30日、商品名は「ピロピロParty 気球&MUSIC」です。監修は広島国際大学 総合リハビリテーション学部 教授の福岡達之氏と明記されています。

価格、同梱物、対応機器など販売に関する具体的な仕様も公表されています。販売はオンラインで行われる予定で、販売サイトのURLも案内されています。

主な製品情報

項目 内容
商品名 ピロピロParty 気球&MUSIC
発売日 2025年10月30日
価格 2,420円(税込み)
監修 広島国際大学 総合リハビリテーション学部 教授 福岡達之
内容 QRコードでゲーム起動、専用吹き戻し型コントローラー(強弱2本入り)同梱
技術 ARマーカー認識システム、負荷付き吹き戻し
対応デバイス カメラ付きスマートフォン、タブレット、PC等
販売サイト https://progress-shop.net/products/list

発売情報は広島国際大学からのプレスリリース(発表日時:2025年10月28日 14時00分)に基づいています。共同開発の開始時期は2023年1月であり、長期的な開発期間を経ての商品化である点も明記されています。

補足:関係者とカテゴリ

  • 発表主体:学校法人常翔学園(広島国際大学)
  • 共同開発企業:ルピナス(代表取締役社長:山本直愛)
  • 関連分野:学校・大学、フィットネス・ヘルスケア、リハビリテーション

要点の整理

ここまでの本文で取り上げた要点を表で整理します。製品の基本情報、開発体制、技術的特徴、発売日・価格など、購入や検討に必要なデータをまとめました。

項目 詳細
発売日 2025年10月30日
商品名 ピロピロParty 気球&MUSIC(ピロピロ気球/ピロピロMUSIC)
価格 2,420円(税込)
同梱物 専用吹き戻し型コントローラー(強弱2本)、QRコード
技術要素 ARマーカー認識システム、負荷付き吹き戻し、ICチップ搭載コントローラー
対応機器 カメラ付きスマートフォン、タブレット、PC等
監修・開発 広島国際大学(福岡達之教授)とルピナス(代表:山本直愛)、ゼミ生
販売サイト https://progress-shop.net/products/list
発表日 2025年10月28日 14:00(広島国際大学 プレスリリース)

本記事は広島国際大学とルピナスによる共同発表の内容を基に、製品の狙いや技術構成、開発の経緯、販売情報を整理して伝えたものである。製品の詳細や技術的な問い合わせ、実際の効果に関する詳細なデータは、発表元や監修者の公表資料を参照することが適切である。

参考リンク: