11月1日開始 ハチ食品×レストランHACHIの蜂カレー提供

両“HACHI”の邂逅から始まった協業の経緯

2025年10月16日、ハチ食品株式会社とレストランHACHI（運営：株式会社オールスパイス）は、名称に共通性を持つ両社の縁をきっかけに、正式なコラボレーションに向けた調印式を実施した。今回の発表はハチ食品が2025年10月27日午前10時に公表したもので、調印式の実施は同月16日に行われた。

両社の出会いは経営者同士の訪問と親交に端を発する。ハチ食品の代表取締役社長である高橋慎一氏が仙台出張の際にレストランHACHIを訪れ、同店の料理や店づくりに共感したことから交流が深まり、2024年の両代表の面会を通じて理念や価値観が一致したことが今回の調印へとつながった。

• 調印式実施日：2025年10月16日（木）
• 発表日時：2025年10月27日 10時00分（ハチ食品株式会社による公表）
• 主な出席者：ハチ食品株式会社 代表取締役社長 高橋 慎一、株式会社オールスパイス（レストランHACHI）代表取締役会長 角田 秀晴

ハチ食品の歩みと立ち位置

ハチ食品は1845年（弘化2年）に薬種問屋として創業した企業で、1905年（明治38年）には国産初のカレー粉を製造した歴史を持つ。カレー粉のパイオニアとして長年にわたりスパイスやカレー製品の提供を通じて食文化に寄与してきた点が大きな特徴である。

同社は製品開発において伝統的な調合技術を重視しており、代表的ブランドとして「蜂カレー」を展開している。大和屋二代目今村弥兵衛の調合を継承した製法に基づくカレー粉とルーを用いた商品群は、家庭や外食に向けた幅広い展開を行っている。

本社所在地

大阪府大阪市西淀川区御幣島2丁目18番31号

代表者

代表取締役社長 高橋 慎一

公式URL

https://www.hachi-shokuhin.co.jp/

レストランHACHIの特色

レストランHACHIは1979年に宮城県名取市で創業し、現在は仙台・名取を中心に6店舗を展開する洋食店である。手づくりを重視した料理、地域に根差した店舗運営が支持されており、特に「黄金比率ハンバーグ」や、全国大会で日本一に輝いたナポリタンといったメニューが世代を超えて人気を集めている。

店舗の雰囲気づくりやおもてなしの姿勢が評価されており、今回の協業においてもその料理哲学が活かされることが期待されている。運営会社は株式会社オールスパイス、代表取締役会長は角田秀晴氏である。

• 創業年：1979年（宮城県名取市）
• 展開店舗数：6店舗（仙台・名取中心）
• コーポレートサイト： https://www.maido-8.com/

調印式当日の様子と代表のコメント

調印式は両社代表が出席し正式な協業の開始を宣言する形で執り行われた。式典の場では両社のこれまでの歩みや協業の趣旨が共有され、関係者による写真撮影が行われたとの記載がある。式には報道用の写真として、ハチ食品代表の高橋氏（左）とレストランHACHI代表の角田氏の並ぶ場面が記録されている。

式典ではそれぞれの代表が今後の連携に対する考えを述べ、第一弾としてレストランHACHI各店で提供する「HACHIの蜂カレー」メニューから協業が始まることが明らかにされた。

代表取締役社長 高橋 慎一（ハチ食品）のコメント

高橋氏は、レストランHACHIとの縁を通じて両社の名を冠したコラボレーションを開始できることを喜ぶ旨を述べた。第一弾としてレストランHACHIが提供する「蜂カレー」を使用したオリジナルメニューの提供から始め、仙台と大阪の双方から食文化を盛り上げる取り組みを続けていく考えを示した。

また、今回の出会いを大切にし、両社で“HACHIブランド”の新たな歴史を築いていきたいという意向を明確にしている。

代表取締役会長 角田 秀晴（株式会社オールスパイス／レストランHACHI）のコメント

角田会長はハチ食品が創業180年の歴史を持ち、国産カレー粉の元祖として日本の食文化を牽引してきたことへの敬意を表明した。ハチ食品との協業を「夢のように感じる」と語り、今回のコラボレーションを出発点として新しい商品やメニューを生み出すことを楽しみにしている旨を述べた。

角田氏は大阪と仙台という地理的な距離を越えて、日本の食文化に新たな価値を提供していく意図を示している。

第一弾「HACHIの蜂カレー」メニューの構成と価格・提供期間

コラボレーションの第一弾として、レストランHACHI各店において「HACHIの蜂カレー」シリーズが2025年11月1日（土）から順次提供される。提供されるメニューは複数の組合せで構成され、期間限定の特別価格設定が行われる点が特徴である。

カレーソースにはハチ食品の「蜂カレービーフカレー 中辛」を採用しており、伝承のカレー粉とルーをベースにデミグラスソースや生クリーム、バターでコクをつけ、角切りの国産牛肉を加えて仕上げた本格仕様である。

提供メニューと期間・価格（税別表記）

第2弾および第3弾の予定も明示されている。第2弾はビーフカレー&海老フライを、期間は2026年1月5日（月）～1月31日（土）で、特別価格にて提供予定とされている。第3弾はビーフカレー&デミチーズヒレカツで、期間は2026年2月1日（日）～2月28日（土）で同様に特別価格にて提供予定である。

• 第2弾：ビーフカレー＆海老フライ／2026年1月5日～1月31日（特別価格予定）
• 第3弾：ビーフカレー＆デミチーズヒレカツ／2026年2月1日～2月28日（特別価格予定）

メニュー写真として、ビーフカレー＆ハンバーグ（TRAD）やビーフカレー＆ハンバーグのプレゼンテーション例、店内の写真が公開されている。提供店舗は仙台・名取を中心としたレストランHACHI各店である。

商品仕様、今後の取り組み、会社情報とお問い合わせ先

今回のコラボメニューで使用される「蜂カレービーフカレー 中辛」は、ハチ食品の伝承レシピを基にした本格ビーフカレーである。蜂カレーの特徴は国産カレー粉とカレールーを用いたオリジナル製法、デミグラスや乳製品でコクを付与する仕立て、そして国産牛を使った具材である点が挙げられる。

両社は今回のメニュー提供を第一歩と位置づけ、家庭で楽しめる商品の展開やイベント、共同開発商品の発売を予定している。具体的には、来春にレストランHACHIが監修し、ハチ食品が製造を手がけるレトルトパスタソースの発売が予定されており、“HACHIが届ける、しあわせの一皿”をテーマに、老舗メーカーの技術と人気レストランの味づくりを融合させた商品展開を行う計画である。

関連リンクと問い合わせ

ハチ食品公式サイトや蜂カレーのブランドサイト、レストランHACHIのコーポレートサイトが公表されている。一般の方からの問い合わせ先としてハチ食品の問い合わせフォームが案内されている。

• ハチ食品 公式サイト： https://www.hachi-shokuhin.co.jp/
• 蜂カレー ブランドサイト： https://www.hachi-shokuhin.co.jp/flagship/
• レストランHACHI コーポレートサイト： https://www.maido-8.com/
• 一般のお問い合わせ（ハチ食品）： https://www.hachi-shokuhin.co.jp/contact/

会社概要（ハチ食品）

ハチ食品株式会社は1845年創業の食品メーカーであり、所在地は大阪府大阪市西淀川区御幣島2丁目18番31号、代表取締役社長は高橋慎一。公式URLは上記の通りである。本件に関する一次情報はハチ食品の公式発表に基づく。

今回のコラボレーションは、外食（レストラン）分野と食品製造（カレー・調味料）分野が連携する事例として、商品開発や地域間の食文化交流を意図している点が重要である。

要点の整理

以下の表は、本記事で紹介した調印式の実施内容、第一弾メニューの提供期間や価格、今後の予定、主要な連絡先を分かりやすく整理したものである。情報はすべてプレスリリースの記載に基づく。

本記事はプレスリリースの内容を基に、調印式の背景、代表コメント、第一弾メニューの詳細、今後の取り組み、会社情報および連絡先までを整理して提供した。各種期間や価格、URLなどは公表された情報を忠実に記載している。