Forbes選出で注目 ReBitの実績と寄付で支える方法

Forbes選出 ReBit掲載

開催日:10月25日

Forbes選出 ReBit掲載
Forbesに選ばれたって何が評価されたの?
行政や市場が取りこぼす課題に対し、データ・研修・政策提言・人材育成などで“社会のR&D”として実装している点と、授業2100回・延べ31万人、自治体支援280超などの具体的実績が評価されました。
寄付ってどうすればできるの?
支援は3ルート。渋谷区のふるさと納税型クラウドファンディング(期間:2025/10/15〜2025/12/31)、毎月1000円からの「にじいろバトン」、自由額の単発寄付のいずれかから各リンクで手続きできます。

Forbes JAPANが示した「社会のR&D」としての評価

認定特定非営利活動法人ReBit(所在地:東京都渋谷区、代表理事:藥師 実芳)は、2025年10月25日13時37分付で公表されたプレスリリースにおいて、2025年10月25日発売の『Forbes JAPAN 12月号』の特集「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選出されたことを明らかにしました。

Forbes JAPANの本特集は、行政や市場が対応しきれない複雑な社会課題に対し、「社会の研究開発(R&D)として実装」しているNPOを全国から選出するものです。データや実践、政策提言、人材育成など多様な方法で変化を生み出す50団体が紹介されており、ReBitはその一員として取り上げられました。

認定NPO法人ReBitが、Forbes JAPANの「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選出 画像 2

選出の背景と意味

選出にあたっては、Forbes JAPANが掲げる基準に照らし、政府や市場がとりこぼしがちな領域に向き合い、社会課題解決のために研究開発的なアプローチで実装を行っている点が評価されました。ReBitはLGBTQ分野での実践を通じて、この評価基準と整合しました。

この選出は、NPOが単なる支援活動にとどまらず、社会的課題の構造を解明し、持続的な解決策を体系化していく「R&D的役割」を果たしていることを国内メディアが認めたという点で、機関としての価値を改めて示すものです。

認定NPO法人ReBitが、Forbes JAPANの「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選出 画像 3

ReBitが取り組んできた実績と活動領域

ReBitは2009年に設立(2014年に法人化)され、ミッションは「LGBTQもありのままで未来を選べる社会を創る」ことです。学ぶ・働く・暮らすの三分野を中心に、実践と支援を継続してきました。

以下では、同団体がこれまで蓄積してきた具体的な成果と事業の概要を整理します。

認定NPO法人ReBitが、Forbes JAPANの「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選出 画像 4

教育・研修・自治体支援などの主要実績

ReBitは学校、企業、自治体を対象にした授業・研修を多数実施してきました。回数や対象規模などの数値は活動規模を示す指標として重要です。

主な実績は次の通りです。これらはプレスリリースに明記された数字を基にまとめています。

  • 授業・研修:2,100回以上を実施し、延べ31万人以上に提供。
  • 自治体支援:これまでに280を超える自治体の施策推進に伴走。
  • キャリア支援:LGBTQのキャリア支援を延べ2万人を超える人数に実施。
  • 就労支援事業所:うつや発達障害があるLGBTQへの就労支援を行う「ダイバーシティキャリア」を東京と大阪で運営(日本で初の取り組みとして紹介)。
  • 国際・中間支援:UNESCOと協働した若手リーダー育成プログラム「diverseeds」や、内閣府の「孤独・孤立対策担い手育成支援事業」による全国のLGBTQ団体への経営支援などに取り組む。

これらの活動は、教育現場の意識変革、地方自治体における施策立案と実行支援、個々人の就労と生活支援という多層的な影響を生み出してきました。

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代表・藥師実芳のメッセージと歩み

代表理事の藥師実芳氏は、選出に対する感謝を表明するとともに、ReBitの歩みと個人的な体験を語っています。彼女の発言は団体のミッションと活動背景を理解するうえで重要です。

藥師氏は自身の体験として、トランスジェンダーであることを相談できず、17歳で自殺未遂を経験したことを明かしています。その後20歳でReBitを立ち上げ、2025年時点で設立から16年が経過していると説明しています。

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代表のコメントの要点

藥師氏は今回の選出について「政府や市場がとりこぼしてしまう課題に向き合い、社会課題解決のR&D機能として最前線と実装を担うという挑戦は、一つの団体だけでは成し得ない」と述べ、ReBitの成果を中間支援者やコミュニティの先人たちの歩みと結び付けて評価しています。

また、10代LGBTQの約半数が自殺念慮を経験し、9割が学校で困難に直面する現状を指摘し、引き続き「学び・働き・暮らす」の領域で取り組みを加速させる必要性を訴えています。最後に、寄付による支援の呼びかけも行われています。

支援の方法と参加の仕組み — 寄付の詳細を含む案内

プレスリリースでは、ReBitへの支援方法を三つのルートで案内しています。寄付は団体の活動継続と拡大に直結する手段として提示されています。

ここでは、各支援方法の期間やリンクなど、利用者が実際に参画できる情報を正確に示します。

支援方法の一覧と手続き

支援方法は次の三種類です。それぞれの特徴とリンクを明記します。

  1. ふるさと納税型クラウドファンディング(渋谷区の制度を利用)
    • 特設サイト:https://x.gd/ak0h0
    • 期間:2025年10月15日(水)~2025年12月31日(水)
  2. 毎月の寄付(継続支援)
  3. 今回のみの寄付(単発のご寄付)

寄付は運営資金となり、教育プログラムの継続、自治体支援、就労支援事業所の運営、若手リーダー育成など多岐にわたる活動に充当されます。各リンク先で詳しい手続きや支援の使途が案内されています。

要点の整理(表)と締めくくり

以下の表に、本記事で取り上げた主要な情報を整理して示します。日付、実績数、支援方法、団体概要などを一目で確認できるようにまとめました。

項目 内容
報道・選出 『Forbes JAPAN 12月号』(2025年10月25日発売)の特集「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選出
プレスリリース日 2025年10月25日 13:37
団体名 認定特定非営利活動法人 ReBit
代表 藥師 実芳(やくし みか)
設立 2009年(2014年法人化)
所在地 東京都渋谷区
主な実績(数値) 授業・研修:2,100回以上/延べ31万人以上、自治体支援:280超、キャリア支援:2万人超
主な事業 学校・企業・自治体向け研修、ダイバーシティキャリア(就労移行支援)、diverseeds(UNESCO連携)、内閣府事業による経営支援等
寄付方法(URL) ふるさと納税型CF:https://x.gd/ak0h0(期間:2025/10/15~2025/12/31)、にじいろバトン:https://x.gd/1pm9U、単発寄付:https://x.gd/diJfH
公式サイト https://rebitlgbt.org

本稿では、Forbes JAPANによる評価の背景、ReBitがこれまで積み上げてきた実績、代表の藥師氏の発言、そして寄付を含む支援の具体的方法まで、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理しました。ReBitの活動は教育、福祉、政策提言など複数の領域で重層的に機能しており、今回の選出はその取り組みが社会的にも評価された結果と受け取れます。

参考リンク: