11月9日開催|MEL COFFEEの秋OMAKASEとアニエルドール共演
ベストカレンダー編集部
2025年10月25日 16:45
秋のCOFFEE OMAKASE
開催日:11月9日
秋のOMAKASE──サイフォンで紡ぐ、食と香りの対話
大阪・四ツ橋の「MEL COFFEE」は2025年10月25日13:40付の案内で、季節の食材とスペシャルティコーヒーを組み合わせた新しい体験、秋のCOFFEE OMAKASE(13,800円)を発表しました。コースは約90〜120分、サイフォン抽出を中心に構成され、コーヒー6種類、相乗効果を狙ったペアリング、そして2種の水の飲み比べが含まれます。
プレスリリース内では、11月9日開催の特別コラボレーションに関して冒頭で「11月9日(日)」と記載している箇所がある一方、後段の開催詳細では「2025年11月9日(土)」と記載されています。開催詳細には2部制(12:00/18:00)と明記され、コラボレーションの実施日は2025年11月9日で、時間は両表記とも共通のため、該当日は一日限りの特別企画として案内されています。
コースの設計とサイフォン抽出の意図
秋のOMAKASEでは、すべてをサイフォン(浸漬式)で抽出する点が特長です。サイフォンはコーヒー粉をお湯に一定時間漬け込み、その後に抽出する方式で、抽出効率が高く、短時間でしっかりとした味わいを引き出すことができます。
この手法により、コーヒーの奥深い香味や発酵由来のニュアンス、フルーツ感や甘味の層を丁寧に表現できるため、食材の持つ香味や酸味と細やかに対話させることが可能です。コース全体を通じて「香りと食の対話」を主題に、各一杯が一皿ごとのペアリングを補完する構成になっています。
コース全7皿の詳細:素材とコーヒーの組合せ
以下は、秋のOMAKASEで提供される7つの構成要素と、それぞれに合わせられたコーヒーや食材の組合せです。コーヒーは産地やロット名を明示し、各皿のペアリングコンセプト(エンハンスメント/コンプロマイズなど)も明確にしています。
各項目は、コースの順序どおりに並べています。コースの始まりは水の飲み比べで感覚を整え、その後6種類のコーヒーとペアリングが続き、最後にデザート的なコーヒージェリーで締めくくります。
序章:Water(2種の水の飲み比べ)
コースはまず2種類の水の飲み比べから始まります。ミネラルバランスの違いが味覚に与える影響を体感し、コーヒーを味わう前の感覚を整えるための序章です。
この段階での体験は、後続のコーヒーの酸味・甘味・余韻を識別しやすくすることを目的としており、同じコーヒーでも水の違いで味わいがどのように変わるかを比較することで、以後のペアリング理解が深まります。
1:Ethiopia × シャインマスカット(Almaz COE#26 74158 Natural)
使用するコーヒーはエチオピア・シダマ地域ベンサの生産者アルマス・グジョ・エルギソ氏のナチュラルロット「Almaz COE#26 74158 Natural」をサイフォンで抽出します。合わせる一品は岡山産シャインマスカット、弓削牧場のフロマージュフレ、生ハムです。
ペアリングの狙いはフルーツの甘味と酸味を引き立て合うエンハンスメント(相乗)。コーヒーのフルーティな香味がシャインマスカットの果実感と共鳴し、乳製品と生ハムが塩味とコクを添えます。
2:Panama × 帆立(Geisha Washed)
パナマ・アウロマルファームの「Geisha Washed」を用い、北海道産の帆立と合わせます。調味は昆布と鰹のソース、長ネギとジンジャーを添え、海の旨味とコーヒーの酸味・フレーバーを交差させる構成です。
テーマはコンプロマイズ(互いの風味を引き立て合う)。帆立の旨味とコーヒーの持つアシディティやフローラルな香りが互いに補完し合うことで、海鮮とコーヒーの組合せを新たな角度から提示します。
3:Colombia × 牛肉と松茸(La Maria Geisha Natural/ミルクブリュー)
コロンビアの「La Maria Geisha Natural」は、岡山ジャージーのミルクで抽出したミルクブリューに使用されます。肉皿は神戸牛モモ肉、北海道産松茸を組み合わせ、100年熟成のシェリーワイン「ペドロ・ヒメネス」を添えます。
コーヒー側はレーズンのような香味を持つため、シェリーの濃縮感や松茸の芳香、牛肉の旨味と響き合います。濃厚で複層的な味わいを狙った皿です。
4:Blind Coffee(3種類のブラインド)
コースの中盤に3種類のコーヒーをブラインドで提供します。参加者は好みの味を選び、香りや余韻の違いを直感的に判断する「味覚の遊び」を体験します。
このセクションは、同じ産地や処理の違い、焙煎や抽出差を比較することで、参加者の味覚的なレンジを広げる役割を果たします。単純な試飲では得られない、選択を通じた理解促進が狙いです。
5:Panama(Coffee Mocktail)
パナマ・エリダエステートの「Lamastus Elida PLANO Geisha Natural」をベースにしたノンアルコールカクテルです。沖縄産カスカラ、徳島の和三盆、少量のオーストリア産ブドウジュースを組み合わせています。
仕上がりはグレープ系のレイヤーが重なり合う多層的なアロマが特徴で、甘みと酸味のバランスを意図的に構築した一杯です。アルコールを用いずにコーヒーの果実感をドリンクとして表現しています。
6:Panama(Coffee Jelly)
デザート的な締めとして、パナマ・フィンカ・デボラ農園の「Finca Debora Nirvana Geisha Anaerobic Natural」を用いたコーヒージェリーを提供します。蒜山ジャージー牛乳のミルクフォームと「タイムレスチョコレート」のチョコレートを添えます。
発酵由来の甘やかな香りとチョコレートの苦味、乳製品のコクが相まって秋の余韻を演出します。コースの終盤に相応しい、余韻を持たせる構成です。
アニエルドールとの特別コラボレーション(2025年11月9日)
MEL COFFEEは大阪・阿波座のミシュラン一つ星フレンチ「アニエルドール」とのコラボレーションイベントを、プレスリリースで一日限りの特別企画として案内しています。開催日は文面内に「11月9日(日)」と「2025年11月9日(土)」の両表記がありますが、詳細の開催案内では2025年11月9日(土)に2部制(12:00〜/18:00〜)での実施が記載されています。
イベントは5種のスペシャルティコーヒーと、それぞれに合わせた5皿のペアリングコース。コース料金は15,000円(税込)、会場はMEL COFFEE(大阪・四ツ橋)です。予約はTablecheckにて受け付けています。
- 開催日時(表記の差異を含む)
- プレスリリース冒頭:11月9日(日)/開催詳細:2025年11月9日(土) 12:00〜/18:00〜(2部制)
- コース料金
- 15,000円(税込・コラボレーションイベント)
- 予約方法
- Tablecheck(https://www.tablecheck.com/ja/mel-coffee/reserve/landing)
店舗情報・予約先と要点のまとめ
MEL COFFEEの基本情報は以下の通りです。店舗はカウンター12席で、営業時間は11:00〜18:30、定休日は月・火・金曜日となっています。電話番号は案内されておらず、WebとInstagram、Tablecheck経由の予約が案内手段です。
以下は、この記事で扱った主要な情報をわかりやすく整理した表です。コースの価格、所要時間、提供内容、コラボレーションの日時・料金、店舗の所在地や予約先を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表日時 | 2025年10月25日 13:40(Mel Coffee Roasters 株式会社発表) |
| 秋のCOFFEE OMAKASE名 | COFFEE OMAKASE 2025 | 秋 Medium Course |
| コース料金(通常) | 13,800円(コーヒー6種類、ペアリング、2種の水の飲み比べ含む) |
| コース所要時間 | 約90〜120分 |
| 抽出方法 | サイフォン(浸漬式) |
| コース構成(主な内容) |
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| スペシャルコラボレーション | アニエルドール(ミシュラン一つ星)× MEL COFFEE:2025年11月9日(表記に差異あり)12:00/18:00の2部制、料金15,000円(税込) |
| 会場 | MEL COFFEE(大阪・四ツ橋)所在地:〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-4-21 大幸ビル1F |
| 予約・Web |
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| 座席・営業時間・定休日 | カウンター12席/営業時間 11:00〜18:30/定休日:月・火・金曜 |
上の表は、発表されたコース内容・価格・開催日時・店舗情報を一覧にしたものです。発表文内に表記の揺れ(11月9日の日付表記の差異)がある点については本文中で触れましたが、開催詳細の時間表記(12:00/18:00の2部制)と金額(コラボ:15,000円、通常コース:13,800円)は明示されています。
この記事はプレスリリースの情報を基に、提供されるコースの構成、使用豆の産地やロット、食材との組合せ、サイフォン抽出の特性、コラボレーションの開催概要、予約方法や店舗の基本情報を整理して伝えています。
参考リンク: