映画公開に合わせて11月11日発売『愚か者の疾走』
ベストカレンダー編集部
2025年10月24日 11:49
愚か者の疾走刊行
開催日:11月11日
映画公開と同時に原作続編が書店に並ぶ――時代の“闇”を描く一連の展開
2025年10月24日、株式会社徳間書店は、北村匠海さん、林裕太さん、綾野剛さん出演で話題の映画「愚か者の身分」の原作続編となる小説『愚か者の疾走』を2025年11月11日(火)に刊行すると発表しました。プレスリリースは同日2025年10月24日10時00分に公開されています。
映画は戸籍ビジネスの闇に蠢く半グレを描き、出演者の演技が注目されています。第30回釜山国際映画祭最優秀俳優賞受賞という実績も伝えられており、映画と原作の連動した展開は出版・映像の双方で関心を集めることが予想されます。続編の刊行は映画の公開に合わせたタイミングで、映像作品を見た読者が原作に遡り、物語の深層に触れる機会を提供します。
映画と原作の立ち位置
映画版は原作小説『愚か者の身分』(2019年刊行)をもとに制作されたもので、続編『愚か者の疾走』はその世界観の後日譚を描きます。原作は第2回大藪春彦新人賞受賞作として評価され、書籍としても一定の読者を獲得してきました。
映画の主要キャストは北村匠海さん、林裕太さん、綾野剛さんであり、映画公開と続編刊行により原作に新たな注目が集まる構図です。続編刊行は2025年11月11日、ネット書店では既に予約受付中です。
- 予約販売リンク(主要)
- Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4198950717
- 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18401822
小説『愚か者の疾走』—あらすじ・著者メッセージ・書誌情報
続編『愚か者の疾走』はノンストップ逃亡サスペンスとして、現代日本に生きる若者たちと隣り合わせの“闇”をテーマに描かれます。本作は、登場人物たちが過去の痛みを抱えながら選択を迫られる姿を描写することで、個人の再生と社会の陰影を同時に描き出す構成になっています。
以下に公式のあらすじと著者メッセージ、書誌情報を漏れなく掲載します。
公式あらすじ
「この金で生まれ変われ。」半グレ組織から奪い取った大金をマモルに託し、タクヤは姿を消した。あれから三年。マモルは真鶴で静かに暮らしていた。そんなある日、思わぬメールが届く。「俺はもう限界かもしれない。」差出人はタクヤだった――。彼は生きていたのか? それとも追っ手が仕掛けた罠なのか?
続編では、三人の愚か者たちが生まれ変われたのか、という問いに対する各自の選択とその行方が描かれます。逃亡と対峙、信頼と裏切りを織り交ぜた、緊張感ある物語が展開されます。
著者メッセージ
西尾潤は、本作について「あの出来事から3年。迷いながらも、生きるしかない。過去の痛みを越え、未来を選び取っていく彼らを描きました。」という言葉を寄せています。続編では時間の経過とともに変化した登場人物像を丁寧に追い、彼らの小さな決断がもたらす結果をあぶり出す構成が取られています。
このメッセージは、物語が単なるアクションや逃亡劇にとどまらず、登場人物の内面と再生の可能性を描くことを意図していることを示しています。
書誌情報(完全記載)
- 書名
- 『愚か者の疾走』
- 著者
- 西尾潤
- 刊行日
- 2025年11月11日(火)
- 定価
- 880円(税込)
- 判型・ページ数
- 文庫判・256P
- ISBN
- 978-4-19-895071-2
- 出版社
- 徳間文庫(株式会社徳間書店)
関連資料・関連作品・問い合わせ先――入手方法と過去作の情報
『愚か者の疾走』の刊行に際し、関連情報として原作『愚か者の身分』および著者プロフィール、試し読みと特設サイトの情報を整理します。これらは作品理解に資する資料です。
原作と続編、関連リンクは下記の通り公開・案内されています。試し読み、第1章の公開や特設サイトも用意されており、映像と活字を連動させて作品世界に入るための導線が整っています。
原作『愚か者の身分』情報
原作『愚か者の身分』(徳間文庫)は第2回大藪春彦新人賞受賞作で、2019年(刊行は2021年5月)に徳間文庫から刊行されました。書誌情報は以下の通りです。
- 書名
- 『愚か者の身分』(徳間文庫)
- 著者
- 西尾潤
- 刊行
- 2021年5月
- 定価・判型・ページ数
- 792円(税込)・文庫判・352P
- ISBN
- 978-4-19-894648-7
書影は映画版ビジュアル全面帯書影と通常カバー書影がある旨の表記があり、映画の訴求と連動した装丁が行われています。第1章の試し読みも徳間書店HPで公開されています(URLを後述)。
購入方法・試し読み・特設サイト
続編は主要ネット書店で予約受付中です。リンクは重複掲載されているため、以下に確認・利用できるURLを整理して示します。
- 徳間書店 刊行ページ: https://www.tokuma.jp/book/b669918.html
- Amazon(予約/商品ページ): https://www.amazon.co.jp/dp/4198950717
- 楽天ブックス(予約/商品ページ): https://books.rakuten.co.jp/rb/18401822
- 原作試し読み(第1章): https://www.tokuma.jp/files/actibook/582026/?pNo=1
- 『愚か者の身分』特設サイト: https://orokamono-tokumabook.jp/
上記の各リンクは出版元と書店が公開している公式情報への導線です。試し読みページや特設サイトでは作品の導入部分や関連ビジュアルを通じて物語世界を把握できます。
著者プロフィールと関連作
著者は西尾潤(にしお じゅん)。大阪府生まれで大阪市立工芸高等学校卒業、ヘアメイク・スタイリスト出身です。2018年に第2回大藪春彦新人賞を受賞し、2019年に受賞作を含む『愚か者の身分』でデビューしています。
その後の主要な著作には『マルチの子』(自身の経験を基に描いた作品で第24回大藪春彦賞候補、第4回細谷正充賞受賞)、『無年金者ちとせの告白』『フラワー・チャイルド』などがあり、社会の周縁や個人の困難をテーマにした作品群が続いています。撮影クレジットとして大泉美佳の名が挙げられています。
報道関係者向け問い合わせ先
本件に関する報道関係者のお問い合わせ先は以下の通り、徳間書店のPR窓口として株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部が案内されています。メールアドレスはリリース表記に従い、送付時は表記中の「★」を「@」に変換してください。
- PR窓口
- 株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
- メール(表記)
- pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください)
- 出版社
- 株式会社徳間書店(本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)
以上がリリースに含まれるすべての公式情報です。以下に、本記事で取り上げた主要項目を整理した表を掲げて締めくくります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース公開日時 | 2025年10月24日 10時00分 |
| 刊行予定日 | 2025年11月11日(火) |
| 書名 | 『愚か者の疾走』 |
| 著者 | 西尾潤 |
| 定価 | 880円(税込) |
| 判型・ページ数 | 文庫判・256P |
| ISBN | 978-4-19-895071-2 |
| 予約/販売リンク(主なもの) | Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4198950717 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18401822 徳間書店: https://www.tokuma.jp/book/b669918.html |
| 原作 | 『愚か者の身分』(徳間文庫) 著:西尾潤/刊行:2021年5月/ISBN 978-4-19-894648-7 |
| 映画関連 | 出演:北村匠海、林裕太、綾野剛/第30回釜山国際映画祭最優秀俳優賞受賞(リリース記載) |
| 試し読み・特設サイト | 試し読み(第1章): https://www.tokuma.jp/files/actibook/582026/?pNo=1 特設サイト: https://orokamono-tokumabook.jp/ |
| 問い合わせ(報道向け) | 株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部 メール(表記): pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください) |
| 出版社 | 株式会社徳間書店(本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行) |
上の表は本リリースに含まれる刊行情報、書誌データ、関連リンク、問い合わせ先を網羅的に整理したものです。映画と刊行の同時期展開により、両メディアを通じて作品世界を追うことが可能になっています。
参考リンク: