もこもこ見た目×吸湿発熱、エムールの新掛け布団

ふんわり見た目と機能性を両立した新作カバーの概要

健康家具ブランドEMOOR（エムール）は、2025年10月23日より新商品「EMOORHEAT フランネル掛け布団カバー ふわふわタイプ」の販売を開始しました。本製品は吸湿発熱素材とラビットファー、フランネルボアを組み合わせた掛け布団カバーで、見た目の“もこもこ”感と長時間持続する暖かさを両立させています。

エムールが展開する「エムールヒート」シリーズの新ラインとして登場した本製品は、寝汗や体から発する蒸気を熱に変換する特殊素材を採用し、室内の暖房に頼りすぎずに寝具側で暖かさを維持することを意図しています。デザインはインテリアに溶け込むグレージュとミルキーホワイトの2色展開です。

製品の位置づけと特徴の要点

本製品は「掛け布団カバー」としての機能に加え、単体で薄手の毛布として使用できる2WAY仕様です。秋口は毛布代わりに、冬は掛け布団カバーとしての役割を果たします。

また、内側に留めヒモを備え、片側全開ファスナーを採用しているため掛け替えや取り扱いがしやすく、ネットに入れれば洗濯機で丸洗いできる設計になっています（洗濯ネット使用推奨）。

素材構成と発熱メカニズム：エムールヒートとラビットファー×フランネルボア

本製品の中核を担うのはエムールヒートという吸湿発熱素材です。人から出る蒸気や汗を吸収して熱に変換する特性を持ち、睡眠中に人が一夜で発する「コップ2杯分」ほどの水分をエネルギー源として活用できるため、発熱の源が途切れにくく暖かさが持続します。

エムールはこの素材に対してボーケン抗ピリング効果検査を実施済みで、毛玉ができにくい点も確認されています。また、特殊紡績技術により極細繊維で余分な水分を素早く吸収し、ホコリが出にくい仕様に仕上げています。

表地・裏地それぞれの仕様

表地にはラビットファー調の生地を採用し、柔らかな凹凸と立体的な毛並みで空気を多く含むことで保温性を高めています。触れた瞬間にとろけるような感触が得られる設計です。

裏地はフランネルボアで、パイル長は8mmのロングパイルを採用。空気をたっぷり含む構造により暖かさを逃がしにくく、肌ざわりの良さを維持します。表裏の組み合わせによって、+2℃程度の体感向上を目指した設計となっています。

表地（ラビットファー生地）

ポリエステル100％、300g/m2相当の生地を使用

裏地（フランネルボア）

毛羽部分：ポリエステル100％、パイル長8mm。グランド部分：ポリエステル70％、レーヨン30％（エムールヒート50％使用）

共通仕様

裏面糊加工仕様、内側留めヒモ付き、片側全開ファスナー

サイズ・価格・カラー、取り扱いと販売先

商品名は「EMOORHEAT フランネル掛け布団カバー ふわふわタイプ」。取り扱いサイズはシングル、セミダブル、ダブル、クイーンの4サイズ展開です。各サイズの税込価格は以下の通りです。

カラーはグレージュとミルキーホワイトの2色で、どちらも室内のインテリアに馴染みやすい設計です。販売開始日は2025年10月23日です。

販売チャネルは公式オンラインショップのほか、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店での取り扱いがあります。製品ページは公式サイトの製品URLで確認できます。

• エムール公式オンラインショップ：https://emoor.jp/products/cg-hwmfc-kd
• エムール楽天市場店：https://item.rakuten.co.jp/emoor/cg-hwmfc-kd/
• エムールYahoo!ショッピング店：https://store.shopping.yahoo.co.jp/at-emoor/cg-hwmfc-kd.html

EMOOR（株式会社エムール）の背景と研究・特許情報

株式会社エムールは2006年設立の企業で、本社は東京都立川市曙町1-25-12オリンピック曙町ビル9Fにあります。代表取締役は高橋幸司氏、資本金は4,500万円です。事業内容は寝具や関連商品の企画開発、ECサイト運営、睡眠教育サービスの企画などです。

エムールは睡眠学や人間工学を背景に研究開発を継続しており、学術論文や学会発表の実績が複数あります。最近の学術論文には高橋幸司氏らによる2024年、2025年の寝心地に関する要因分析の報告が含まれます。

主な学術・学会実績

1. 高橋 幸司、大友 香穂里、田中 秀樹：2024 マットレスの寝心地に関する要因分析―全体的な寝心地の因果モデルの提案―．睡眠と環境，18巻1号：1-8頁。
2. 高橋 幸司、大友 香穂里、田中 秀樹：2025 50～89歳におけるマットレスの寝心地に関する要因分析―全体的な寝心地の因果モデルの提案（第2報）―．睡眠と環境，19巻1号：1-8頁。
3. 日本睡眠学会等での定期発表（2019、2021、2022、2023年）や睡眠環境学会での受賞実績（2023年）

主な特許

エムールは複数の睡眠関連システムに関する特許を保有しています。代表的な特許番号を以下に示します。

特許第6229983号

寝具選択システム及び寝具物性認識システム

特許第6269980号

睡眠情報収集システム

特許第6385605号

寝具選択システム

特許第6468666号

寝具選択支援システム

特許第6865485号、特許第6902809号

寝具提案システム及び寝具提案方法（買い替え含む）

特許第6919909号

睡眠改善スケジュール提案システム

特許第7340299号

寝具情報提示システム及び寝具情報提供方法

これらの研究・特許活動を背景に、エムールは「眠りで世界の人を元気にする」というビジョンの下で製品開発を進めています。体験ショールームは立川・青山にあり、ブランドサイトや公式サイトで情報を提供しています。

要点の整理（製品情報まとめ）

ここまで本文で示した内容は、素材の詳細、価格、サイズ、販売開始日、販売チャネル、企業の研究・特許情報を含めた製品の全体像を整理したものです。製品ページや企業サイトで仕様や在庫状況を確認することで、購入や比較検討に必要な情報を得ることができます。