品川に『セーラームーン Shining Theater』が2026年4月開幕
ベストカレンダー編集部
2025年10月23日 09:46
セーラームーンShining開館
開催日:4月1日
品川プリンスホテルに誕生する「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」の全体像
品川プリンスホテル(所在地:東京都港区高輪4-10-30、総支配人:春山新悟)は、2026年4月に株式会社ネルケプランニングが手がける体験型シアター「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」を、アネックスタワー3FのクラブeXにオープンすると発表しました。発表は株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドより、2025年10月22日18時00分に行われています。
本件は、ホテル施設をエンターテインメントの長期公演型拠点として活用する試みの一環であり、国内外からの来訪者に向けた滞在型の体験を重視した内容となります。チケットは2026年初旬発売開始予定で、公式サイトやSNSを通じて国内外から購入可能となる見込みです。
- 場所:品川プリンスホテル クラブ eX(アネックスタワー3F)
- オープン日:2026年4月
- チケット:2026年初旬発売開始予定
- 公式サイト:https://prettyguardiansailormoon-stst.com
- 公式SNS: X(https://x.com/sailormoon_SMT)、Instagram(https://www.instagram.com/sailormoon_stst/)
- 著作表記:© Naoko Takeuchi
- リリース発表:株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド(2025年10月22日)
プロジェクト成立の背景と協働の経緯
近年、訪日外国人の増加と日本文化への関心の高まりに伴い、漫画やアニメを起点とした「日本ならではのエンターテインメント体験」を目的に滞在地を選ぶ傾向が強まっています。この潮流を受け、品川プリンスホテルは自らの持つ“ホテル×エンターテインメント”の実績を活かし、原作『美少女戦士セーラームーン』の普遍的な世界観と株式会社ネルケプランニングの演劇表現を融合することで、ここでしか味わえない体験を創出する方針を打ち出しました。
品川は国際交流拠点としての発展が進むエリアであり、優れたアクセス性と多様な施設を活用できる点が今回の選定理由に挙げられます。両社は国内外での日本文化発信という共通の目的と長年にわたる信頼関係を基盤に、本プロジェクトを実現しました。
- 選定理由(要点)
- ・インバウンド需要の増加を取り込むポテンシャル
- ・品川のアクセス性と回遊性を活かした集客
- ・ホテルが蓄積してきたエンターテインメント運営のノウハウ
- ・ネルケプランニングの演劇表現による作品価値向上
ホテルは今後、TAKANAWA GATEWAY CITYの開業を背景に「ショーを目的とした旅の拠点」としての価値をさらに高めることを目指しています。地域全体の回遊性や文化融合拠点としての貢献も視野に入れた都市エリア戦略の一環として、本シアターの長期公演による新たな価値創造に取り組む計画です。
公演内容と制作体制、クラブeXの施設仕様
「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」は、2019年に東京・麻布十番で営業していたシアターレストラン「美少女戦士セーラームーン-SHINIG MOON TOKYO-」の流れを汲む企画で、オリジナルストーリーを中心とした華やかでインパクトのあるステージを長期公演で上演します。ステージではキャストによるグリーティングやオリジナルドリンクなど、舞台を超えた体験要素も予定されています。
本作の構成・演出、脚本、空間デザインには実績あるスタッフが揃います。演出は植木豪氏(PaniCrewのメインボーカル・ダンサーとしての活動と、『進撃の巨人』-the Musical-のニューヨーク公演での演出実績)が担当し、脚本は亀田真二郎氏(2.5次元ミュージカルにおける世界観再現に定評)。空間デザインには五十嵐 LINDA 渉氏(過去に「SHINIG MOON TOKYO」や「Sailor Moon store」の内装を手掛けたアートディレクター)らが参加し、ハイクオリティな世界観構築を目指します。
制作スタッフ(主な担当)
以下は発表時点で明らかにされている主な制作スタッフとその主な経歴や役割です。制作体制は公演に向けてさらに詳細が明らかになる可能性がありますが、現時点で発表された情報を網羅しています。
スタッフの構成は演出・脚本・空間デザインを中心に、演技・音響・照明・舞台効果など複合的な連携で舞台を組み立てることが想定されています。
- 演出
- 植木豪氏(PaniCrewのメインボーカル・ダンサー/『進撃の巨人』-the Musical- ニューヨーク公演での演出実績)
- 脚本
- 亀田真二郎氏(2.5次元ミュージカルで高い評価)
- 空間デザイン
- 五十嵐 LINDA 渉氏(『SHINIG MOON TOKYO』『Sailor Moon store』等の内装担当)
クラブeXの施設仕様と演出可能性
公演会場となるクラブeXは、品川プリンスホテル アネックスタワー3Fに位置する多目的円形ホールです。会場は回転式の中央ステージを備えており、360度の観覧が可能なため臨場感の高い演出が期待できます。
クラブeXは過去から現在までライブやイベント、配信・収録など幅広い用途で利用されており、本公演においてはテーブル形式やシアター形式など客席レイアウトを柔軟に変えることで、多様な来場者ニーズに対応する設計となっています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 面積 | 約415㎡ |
| 天井高 | 7.9m |
| 最大収容人数 | 約450名(半個室のVIP席を含む) |
| 舞台特性 | 中央の円形ステージが回転し360度観覧可能 |
| 映像演出 | 65インチ大型液晶ディスプレイ(9面)による演出対応 |
| 利用例 | ライブ、イベント、配信・収録、発表会、パーティー等 |
| 公式URL(会場) | https://www.princehotels.co.jp/shinagawa/clubex/ |
『美少女戦士セーラームーン』の歩みと近年の公演状況
『美少女戦士セーラームーン』は武内直子氏による少女漫画として1991年に講談社の月刊誌『なかよし』で連載が始まり、原作単行本は17か国語に翻訳、アニメーションは40か国以上で展開しました。国内外で大きな影響力を持ち、以降も多角的な展開が続いています。
2012年以降は新たなプロジェクトが進行し、ミュージカルや公式ストア、展覧会、電子書籍化などを通じて長期的に作品世界を発信しています。2024年には画集『美少女戦士セーラームーン レゾネ ART WORKS 1991~2023』が刊行され、2025年にはパフォーマンスショー“Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Liveのロンドン公演・北米ツアー・日本凱旋公演が実施されるなど、国際的な動きが活発化しています。
- 1991年:『なかよし』で連載開始(武内直子)
- 2012年以降:30周年プロジェクトなど多角展開を開始
- 2018年:乃木坂46主演の舞台版上演(再演含む)
- 2019年:麻布十番でシアターレストラン『SHINIG MOON TOKYO』営業(今回の流れを継承)
- 2024年:画集『美少女戦士セーラームーン レゾネ ART WORKS 1991~2023』発売
- 2025年:‘Pretty Guardian Sailor Moon’ The Super Liveのロンドン公演・北米21都市ツアー(約5万人動員)、日本凱旋公演、中国3都市ツアー決定
- 2026年:品川プリンスホテルでの『Shining Theater』オープン(本リリース)
これらの経緯は、国内外のファン基盤を背景にした長期的な展開が可能であることを示しており、今回の品川でのシアター設立はその流れの延長線上に位置づけられます。
要点の整理(表)と結びの文章
以下の表は本記事で取り上げた主要事項を整理したものです。リリース時点(2025年10月22日)での情報をもとに作成しています。最新の情報や詳細は公式サイトおよび公式SNSで確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体 | 株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド |
| 発表日時 | 2025年10月22日 18:00 |
| シアター名 | 美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo- |
| 場所 | 品川プリンスホテル クラブ eX(アネックスタワー3F) |
| オープン | 2026年4月 |
| チケット発売 | 2026年初旬発売開始予定(国内外から購入可能) |
| 公式サイト | https://prettyguardiansailormoon-stst.com |
| 公式SNS | X: https://x.com/sailormoon_SMT 、Instagram: https://www.instagram.com/sailormoon_stst/ |
| 制作陣(主な担当) | 演出:植木豪/脚本:亀田真二郎/空間デザイン:五十嵐 LINDA 渉 |
| 会場仕様(主な数値) | 面積:約415㎡、天井高:7.9m、最大収容:約450名、回転ステージ、65インチ液晶9面 |
| ホテル概要(抜粋) | 開業:1978年7月11日、客室数:3,521室、レストラン・ショップ:10ヵ所、宴会場:40室、エンタメ施設:水族館・映画館・ボウリング等 |
| 著作表記 | © Naoko Takeuchi |
本稿は発表資料をもとに構成しており、発表時点の情報をすべて盛り込んで整理しています。今後、キャストや上演スケジュール、料金体系などの詳細は公式サイトおよび公式SNSで順次発表される予定ですので、最新情報はそちらでご確認ください。