12/6公開|受賞作『レンタル家族』新宿で一週間上映

レンタル家族一週間上映

開催期間:12月6日〜12月12日

レンタル家族一週間上映
いつ公開するの?
公開は2025年12月6日からで、新宿のK's cinemaで一週間限定上映。ただしプレスでは「金」「土」の表記が混在しているため、上映スケジュールやチケットは劇場公式で確認して。
どんな映画?
上坂龍之介の監督デビュー作で中之島映画祭グランプリ受賞作。レンタル家族サービスを題材に家族や孤独を丁寧に描く89分のヒューマンドラマだよ。

中之島映画祭グランプリ作がミニシアターで一週間限定公開

第23回中之島映画祭でグランプリを受賞した上坂龍之介監督のデビュー作『レンタル家族』が、2025年12月6日より東京・新宿のK’s cinemaにて一週間限定で上映されることが発表された。配給・制作は株式会社KOHSAKA Pro。プレスリリースは2025年10月22日17時18分に同社より配信されている。

本作は一見ユニークなサービスを題材としながらも、現代の人間関係や家族のあり方を丁寧に描いた作品として評価され、国内の映画祭で最高賞を受賞すると同時に海外映画祭にもノミネートされている。劇場公開は短期間の限定上映であり、観客にとっては現在の社会的テーマと個人の内面を静かに照らし出す機会となる。

中之島映画祭グランプリ作品「レンタル家族」が1週間限定上映決定 画像 2

公開日と上映期間、注意点

プレスリリース内では公開開始日が「12月6日(土)」と表記されている箇所と「12月6日(金)」と表記されている箇所が混在している。いずれも開始日が12月6日であることは共通しており、上映は新宿K’s cinemaにて一週間限定の公開となる。

上映フォーマットや作品仕様は以下の通りで、劇場環境に合わせたDCP上映が予定されているため、初期の上映スケジュールや座席情報は劇場サイト等での確認が必要である。

項目 内容
公開開始 12月6日(プレスに「土」「金」の表記が混在)より
上映期間 一週間限定
会場 新宿 K’s cinema(東京)
配給/制作 KOHSAKA Pro
フォーマット DCP / 16:9 / カラー / 5.1ch
上映時間 89分
中之島映画祭グランプリ作品「レンタル家族」が1週間限定上映決定 画像 3

物語のあらましと主題性

『レンタル家族』は「“つながり”を演じることから、本当の絆が生まれることもある」をテーマに据えた物語であり、孤独や家族のかたちを問い直す作品である。主人公の洋子を軸に、認知症の母への介護や過去の離婚、他者との距離感が丁寧に描かれる。

以下は作品のあらすじである。本文はプレスリリースの記載内容に沿って転記する。

あらすじ

東京の会社に勤務する洋子は仕事で多忙な毎日を過ごすかたわら、定期的に実家に帰省し、父・忠勝とともに認知症の母・千恵子のケアをしている。母の症状は近頃進行が早く、洋子が数年前に離婚したことを忘れ、帰省のたびに元夫と娘について聞かれることに。

そんなある日、洋子は取引先の担当者から、「レンタル家族」というサービスを紹介され、体験レンタルを強く勧められる。なじみのないサービスに戸惑うものの、断り切れずレンタル夫・松下豪を自宅に呼んだところ、彼と馬が合った洋子は、千恵子のことを相談。すると松下から彼を夫、子役の安田朱里を娘として、家族を演じることを提案される。こうして洋子は、自分を取り巻く“家族たち”と月日を重ね、新たな幸せの形に触れていく。

物語は「演じること」と「本音」のはざまで揺れる登場人物の心情を中心に進み、サービスという装置を通して家族関係や人間のつながりを再評価する視点が提示される。

中之島映画祭グランプリ作品「レンタル家族」が1週間限定上映決定 画像 4

取り扱う主題と表現の特徴

監督の上坂龍之介は本作を通じて「これまでの人間関係の否定とこれからの人間関係の肯定」を描いていると明言しており、既成の倫理観や常識が人々の関係性に与える影響を問題提起する構成を採っている。

脚本は土井涼介と上坂龍之介の共作で、登場人物の心理描写や日常の細部に着目した演出が特徴的である。劇中音楽には不眠旅行が手がけた主題歌「homes」が使用される。

中之島映画祭グランプリ作品「レンタル家族」が1週間限定上映決定 画像 5

出演者・制作スタッフとプロフィール

主演は荻野友里(沼田洋子役)。本作は上坂龍之介の監督デビュー作であり、脇を固める俳優陣にも実力派が揃っている。制作はKOHSAKA Proが担い、国内外の映画祭での評価が配給展開の背景となっている。

以下に主な出演者と制作スタッフ、ならびにプロフィールやこれまでの代表作などをまとめる。

主演

荻野友里(沼田洋子役)

富山県出身。2005年より劇団「青年団」に所属。映画、ドラマ、CM、舞台などで幅広く活動している。主な映像出演作に『ROPE』(八木怜音監督)、『ジェファソンの東』(深田晃司監督)、『娼年』(三浦大輔監督)、『AI崩壊』(入江悠監督)、『××× いつかの果て果て』(矢崎仁司監督)、『四十九日のレシピ』(タナダユキ監督)、ドラマ『DOCTOR PRICE』(読売テレビ)、『おいち不思議がたり』(NHK-BS)、『院内警察』(フジテレビ)、『逃亡花』(BSテレ東)、『メゾン・ド・ポリス』(TBS)などがある。

監督

上坂龍之介

学生時代に音楽番組の制作に携わり、卒業後はテレビ番組の制作会社に入社。格闘技番組などの制作を経験し、海外生活を経て自身の制作会社を設立。TVCMや番組のプロデュースやキャスティング業務に従事したのち、本作で自主映画の監督を務めた。

『レンタル家族』は第23回中之島映画祭グランプリ受賞、ハンブルグ日本映画祭(ドイツ)ノミネートの実績を持つ。

そのほかの出演者は以下の通りである。

  • 駒塚由衣
  • 黒岩徹
  • 龍輝
  • 中本りな
  • 松林慎司
  • 田崎礼奈
  • 田中壮太郎
  • 鈴木浩文(ごっこ倶楽部)
  • 保田賢也
  • 子役:安田朱里(作中で娘役として登場)

脚本は土井涼介と上坂龍之介の共同執筆。主題歌は不眠旅行の「homes」が担当している。制作プロダクションおよび配給はKOHSAKA Proで、著作表記は(C)KOHSAKA Proとなっている。

中之島映画祭グランプリ作品「レンタル家族」が1週間限定上映決定 画像 6

受賞歴・海外展開と公式情報の確認

本作は第23回中之島映画祭グランプリ受賞のほか、ハンブルグ日本映画祭(ドイツ)にもノミネートされており、国内外での評価を受けての劇場公開となる。短期の限定上映であるため、上映スケジュールやチケット情報は公式サイトおよび劇場の情報を確認することが望ましい。

公式情報やSNSアカウントも公開されているため、作品に関する最新情報や関連イベントの告知は公式媒体での確認が推奨される。

  1. 公式サイト: https://rental-kazoku.com
  2. X(旧Twitter): https://x.com/ryunosukekosaka?s=21
  3. Instagram: https://www.instagram.com/rentalkazoku_movie/?hl=ja

配給・制作元であるKOHSAKA Proの名前と著作表記もプレスリリースに明記されているため、配信資料や宣伝素材は同社が管理している。

項目 詳細
作品名 レンタル家族
監督 上坂龍之介
主演 荻野友里(沼田洋子役)
脚本 土井涼介 / 上坂龍之介
主題歌 不眠旅行「homes」
上映時間 89分
製作年 2025年
映像仕様 16:9 / カラー / 5.1ch / DCP
配給・制作 KOHSAKA Pro
受賞・ノミネート 第23回中之島映画祭 グランプリ受賞 / ハンブルグ日本映画祭 ノミネート
公開情報 2025年12月6日より(プレス表記に「土」「金」の混在あり) 新宿K’s cinemaにて一週間限定公開
公式サイト・SNS https://rental-kazoku.com / X、Instagram(上記参照)

以上がプレスリリースの内容を整理した要点である。作品は家族や他者との関係性を丁寧に描写した89分のドラマであり、受賞歴のあるインディペンデント作として短期限定上映の形で公開される。詳細なスケジュールやチケット販売情報は公式サイトと劇場の案内を確認されたい。

参考リンク: