ブルックス、ドリップコーヒーの日で新商品とEC戦略発表

10月22日「ドリップコーヒーの日」における発表と配信の概要

コーヒー・茶類等の通信販売を手がける株式会社ブルックスは、2025年10月22日（水）に『第10回「ドリップコーヒーの日」記念イベント』を開催し、同日14時30分より記念イベントの内容を公開しました。プレスリリースは2025年10月22日14時40分に発表されています。

当日の記念イベントは公式YouTubeで視聴可能となっており、ブルックスが掲げる企業メッセージ「おいしさのその先へ」に基づく今後の事業展開や新商品、EC施策などが発表されました。ドリップコーヒーの日は2016年に一般社団法人日本記念日協会に登録された記念日で、温かいコーヒーを通じて心身を温める時間の提供を趣旨としています。

イベント配信のアクセス情報

公開日時は2025年10月22日（水）14:30からで、公式YouTubeにて配信されています。関連の詳細ページは以下のURLで案内されています。

• 記念イベントの案内ページ（ブルックス）

配信では今後の中長期計画や新商品の紹介、ECモールの機能拡張計画など複数テーマが取り上げられ、2028年の創立60周年に向けた戦略が示されました。

「おいしさのその先へ」──ウェルネス事業とBIOTOPIAの取り組み

ブルックスグループは2013年に「おいしさのその先へ」を掲げ、2018年に未病改善施設「BIOTOPIA（ビオトピア、神奈川県足柄上郡大井町）」を第1期オープンしたことを契機にウェルネス事業を本格化させています。2025年時点で同社は創立57周年を迎え、2028年の60周年を目標に各種施策を展開しています。

ウェルネス領域では「ウェルライフサプリ」をコンセプトに、コーヒーやお茶、粉末飲料、その他の健康商材を組み合わせた商品開発と販売を進めています。2019年からのヘルスケア商品通信販売を基盤に、商品ラインアップの拡充に注力しています。

BIOTOPIAの位置づけと活動

BIOTOPIAは未病改善に焦点を当てる施設で、企業のウェルネス事業の出発点として位置づけられています。施設では健康に関する体験型プログラムや計測、癒し・運動・食に関するコンテンツを提供することで、来場者が自身の健康状態や生活習慣を見直す機会を提供しています。

この施設を起点に、商品やサービスの開発・検証を行うことで、実践的なウェルネス商品を市場へ送り出す仕組みづくりが進められています。

2025年の新商品とその仕様・狙い

ブルックスは2025年に複数の新商品を投入しました。これらは気候変動や熱中症対策など、生活者のニーズ変化に対応する製品構成となっています。以下に発売日と商品概要を具体的に整理します。

新商品は嗜好性と機能性を兼ね備えたラインアップで、日常的に利用しやすいことを重視した設計です。各商品の特徴や原材料、想定する利用シーンを含めて紹介します。

2025年発売商品一覧（発売日順）

■ 7/1発売『太陽のブルマンアイスブレンド』

「グルメコーヒー」シリーズの新商品。高級銘柄であるブルーマウンテンと厳選したアラビカ豆を使用し、急冷式で抽出できるタイプ。お湯と氷があれば自宅で本格的なアイスコーヒーが楽しめる設計です。

焙煎度合いや豆の挽き方に配慮し、酸味を控えつつコクと苦みを引き出す味わいに調整。ホットでも楽しめるため、季節の変わり目や肌寒い日にも適しています。

■ 7/1発売『抹茶＆青梅 プラス塩』

「かんたフェシリーズ」からの新商品で、ブルックス初の熱中症対策飲料。抹茶＆青梅をベースに、水分・塩分・ビタミンCを手軽に補給できるリフレッシュティーです。

冷たい水で素早く溶け、1杯で1日分のビタミンCを補える設計（※栄養素等表示基準値：18歳以上、基準熱量2,200kcal）。ほどよい酸味と甘みがあり、夏の水分補給や熱中症対策に適した商品です。

■ 10/1発売『野草酵素de美人』

国産よもぎをはじめとする80種類の野草・野菜・果物などを原料とした酵素ドリンク。陶器製の甕（かめ）で約1年間、発酵・熟成させて製造されており、自然由来の酵素エキスを活かした製品です。

保存料・着色料・香料は不使用。コクのある甘みと濃厚さ、ほどよい酸味があり、日常的な摂取を想定した味わいで、美容や健康を意識する生活者をサポートします。

ビオトピアマルシェ セレクトモールの拡張と出品者支援

2024年12月にリニューアルした「ビオトピアマルシェ セレクトモール」は、健康商材に特化したモール型ECへと転換し、出品者が直接商品を出品できる仕組みを整備しています。これにより取扱商品の幅が広がり、利便性向上を図っています。

今後の機能拡張として、2026年にフルフィルメント機能を導入する予定です。フルフィルメント機能により、出品者の在庫管理や発送業務の負担を軽減し、商品管理の効率化や販売機会の拡大、在庫リスクの低減を目指します。

モールの機能強化と将来目標

ブルックスはモールを「未来につながるヘルスケアのプラットフォーム」と位置づけ、3年後・5年後を見据えた数値目標を掲げています。具体的には出品者数を現在の20倍以上、商品数を30倍、流通総額も着実に伸ばす計画です。

ユーザー向けの施策としては、AIによるパーソナライズ提案、eギフト、ファンイベントの実施を予定しており、ECモールのアプリ化やヘルスケアデータとの連動を通じて個々の生活に寄り添うサービス実現を目指しています。

出品者支援策

出品者に対しては、フルフィルメント活用の提案に加えて、セミナーやBtoB連携の強化、さらにAIを活用した審査の自動化など、出品までのハードルを下げる取り組みを進めます。これにより出品者は商品開発やサービス向上に集中できる体制が整備されます。

未病の日イベント（2026年3月20日）と出展者募集、企業情報

ブルックスは2026年3月20日にBIOTOPIAで「未病の日」イベントを開催予定です。この春の大型イベントでは、食・運動・癒し・計測など、体と心の健康に関する多彩なコンテンツが一堂に会します。健康に関する体験型プログラムを通じ、未病ケアに触れる機会が提供されます。

同イベントに併せて「ビオトピアマルシェ セレクトモール物産展」への出展者募集を行っています。出展希望の事業者は募集ページから申込みが可能で、健康志向の高い来場者に対して商品やサービスをPRする機会が設けられます。

出展者募集と申込先

出展者募集の案内は以下URLで行われています。関心のある事業者はリンクから詳細を確認のうえ、申込み手続きを行う必要があります。

• 出展申込・案内：https://www.biotopia.jp/pickup/mebyoday2026/?b=40021

ブルックスグループ 会社概要

以下はプレスリリースに記載された会社の基本情報です。設立や代表者、事業内容などの公式情報が示されています。

まとめ（主要事項の整理）

本稿では、ブルックスが2025年10月22日に実施した『第10回ドリップコーヒーの日』記念イベントで発表した事項を整理しました。発表内容にはウェルネス事業の強化、2025年の新商品の発売、ECモール「ビオトピアマルシェ セレクトモール」の拡張計画、未病の日イベントの開催と出展者募集が含まれます。以下の表に主要項目を分かりやすくまとめます。

上表は本リリースで示された主要事項を整理したものである。発表内容は新商品、EC施策、施設運営、イベント開催の各分野に渡り、健康と嗜好品を結びつける方向で幅広く展開が計画されていることが確認できる。