10月27日配本　しかけが楽しいクリスマス絵本

冬の読み聞かせに最適な新作しかけ絵本が登場

株式会社岩崎書店（代表取締役社長　小松崎敬子、本社：東京都文京区）は、『だれだと おもう？　メリークリスマス！』（キャティ・ウーリー・作／グラシャ・オリィコ・絵）を、配本日2025年10月27日、発売日2025年10月29日として刊行します。プレスリリースは2025年10月22日13時00分に発表されています。

本作は、ドアを開けるしかけと会話のやりとりを楽しめるクリスマスのしかけ絵本です。いろいろな子どもたちがクリスマスプレゼントを抱えて誰かの家を訪ね、読者は「ドアの向こうにいるのは、だれだと思う？」と想像を巡らせながらページをめくります。最後の仕掛けは鏡のシートで、自分の顔が映り込む構成になっており、受け取る喜びだけでなく届ける楽しさも描かれています。

しかけの構成と読み手・聞き手の関わり方

本書の最大の特徴は、ページに組み込まれた〈ドアを開ける〉仕掛けです。ノックのシーンから実際にドアを開く動作までを模したしかけがあり、絵の中に隠されたヒントをもとに答えを推理してからドアを開けることで、会話のやりとりが自然に生まれます。

読み聞かせでは、読み手が問いかけを投げかけ、聞き手（子ども）が想像して答えを出すプロセスが重要です。視覚的なヒント、ノック→ドアを開けるという動作、最後に現れる鏡の演出が連続しているため、場面ごとにやりとりを楽しみやすい構成になっています。

• しかけ：各ページにドアのフラップを備え、開けると絵が現れる
• 演出：ノックから開扉、驚きの表情、最後に鏡が現れる
• 対話要素：「だれだと思う？」と問いかけることで親子や保育者と子ども間の会話が活性化

物語の流れと登場人物の描写

ページをめくるごとに、さまざまな子どもたちが順に登場します。本文冒頭では「まちにまったクリスマス！」という場面から始まり、よちよち歩きのペンギンくんが大事に抱えたプレゼントを持って家を訪ねます。ここから次々とプレゼントを届ける子どもたちの姿が描かれます。

作品中の台詞や描写は、読者の想像力を刺激する工夫が凝らされています。具体的には以下のような流れで展開します。

1. 導入：クリスマスが近づき、町の様子や登場人物の期待感が描写される。
2. 訪問：ペンギンくんをはじめとする複数の子どもたちがプレゼントを抱えて誰かの家を訪ねる。
3. 問いかけ：各ページで「ドアの向こうにいるのは、だれだと思う？」と読者に問いかける。
4. 開扉：ドアを開けることで隠れていた絵が現れ、驚きや発見が生まれる。
5. 結末：最後のドアの向こうには鏡のシートが貼ってあり、映り込んだ自分の顔を見てにっこりする。

登場動物や小物のヒント活用

絵の中には、登場人物を推測するためのヒントが随所に配置されています。衣服の色や手に持ったもの、背景に描かれた小物などを手がかりに答えを導く形式です。こうした視覚的ヒントは、幼児の観察力と語彙の発達を促す要素として意識されています。

またプレゼントを渡す／もらう双方の気持ちが描かれているため、贈り物という行為の社会的・感情的な側面も自然に学べる構成になっています。

著者・画家、出版社情報とシリーズ背景

著者はキャティ・ウーリー（キャティ・ウーリー・作）、画家はグラシャ・オリィコ（グラシャ・オリィコ・絵）です。オリィコさんはウクライナ出身のイラストレーターで、柔らかな色使いと表情豊かな人物描写で知られています。本作でもその特徴が活かされ、ページごとの細部にわたる描写が読み手の興味を引きます。

出版社は株式会社岩崎書店で、代表取締役社長は小松崎敬子、本社は東京都文京区に所在します。プレスリリースの日付は2025年10月22日13時00分で、配本日は2025年10月27日、店頭発売日は2025年10月29日です。

著者

キャティ・ウーリー（作）

画家

グラシャ・オリィコ（絵） — ウクライナ出身のイラストレーター

出版社

株式会社岩崎書店（代表取締役社長：小松崎敬子）

書誌情報、シリーズ関連と購入情報

以下に本書の書誌情報を整理します。定価やISBN、判型・頁数、配本日と発売日、出版社の商品ページURLなど、購入検討に必要な諸情報を網羅しています。

また本作は〈だれだとおもう？〉シリーズの一作で、ハロウィンを題材にした『だれだと おもう？　コンコン、ばぁ～！』も岩崎書店から刊行されており、こちらも同じ著者・画家による作品として好評を得ています。

関連作『だれだと おもう？　コンコン、ばぁ～！』も同じくB4変型判・26ページ・定価1,540円で、シリーズとして続けて楽しめる構成です。ハロウィン版と今回のクリスマス版を比較すると、季節ごとの行事を題材にしたしかけの仕立て方が共通しながらも、場面設定や登場人物のモチーフが異なり、継続して読み聞かせに使いやすい点が特徴です。

まとめ：特長と基本データ一覧

本記事では、『だれだと おもう？　メリークリスマス！』の内容、しかけの構成、著者・画家の情報、出版社および刊行スケジュール、関連シリーズについて具体的に整理しました。読み聞かせの場面で親子の会話を促す設計であり、贈る側・受け取る側双方の感情を描く点が本書の大きな魅力です。

以下に、本記事で触れた主要データを一覧化して再掲します。購入や図書館選定、読み聞かせプログラムの企画資料としても参照しやすい形でまとめています。

上記の情報は、出版社によるプレスリリースを基に整理したものです。読み聞かせや季節行事の教材選定、ギフト選択の参考資料として活用できるように配慮してまとめています。