12/6開始予定 竜王に木落しBowlツリーラン誕生
ベストカレンダー編集部
2025年10月21日 16:35
木落しBowl開設
開催期間:12月6日〜4月5日
竜王スキーパークに誕生したツリーランエリア ─ 木落し Bowlの特徴と意図
長野県山ノ内町の竜王スキーパークは、2025-26ウインターシーズンより新たにツリーランエリアを開放します。運営会社である株式会社北志賀竜王(日本スキー場開発グループ)による発表によれば、この新設エリアは既存の名物コース「木落しコース」に併設され、コース名称は「木落し Bowl(Kiotoshi Bowl)」へと変更されます。
名称変更は既存の「木落し」の呼称を残しつつ、半円形状の大きな自然地形を意味する「Bowl」を付加したものです。北信エリア特有のドライパウダーを活かした自然地形の滑走を想定して設計されており、立木や沢といった自然の障害物を含む上級者向けツリーランが中心となります。安全対策として、木落し Bowlではヘルメット着用を義務化しています。
木落し Bowlの位置づけと楽しみ方
木落し Bowlは、非圧雪の自然地形を活かしたコースであり、パウダー滑走や沢地形でのサーフライドなど多様な滑走スタイルを想定しています。雪の状態によっては浮遊感のあるパウダースノーを長距離にわたり体感できる点が特徴です。
なお、自然地形を主体とするため、コース内には立木や凹凸、沢などの障害物が存在します。滑走にあたっては周囲の状況確認や適切な装備の準備が必要です。詳細は公式情報(https://ryuoo.com/magazine/kiotoshibowl/)でも案内されています。
各ツリーランエリアの技術仕様と地形の特徴
今季から開放されるツリーランエリアは合計で3つ。既存の木落しに併設されたエリアは、主に上級者向けの自然地形(Bowl)で、山頂エリアには中級者向けの緩斜面ツリーランも整備されます。
以下はプレスリリースに記載されたエリアマップと主要スペックです。数値は発表資料のまま記載します。
- 木落し Bowl a
- 最大斜度:36度 平均斜度:23度 滑走距離:1,410m
- 木落し Bowl b
- 最大斜度:28度 平均斜度:18度 滑走距離:1,172m
これらの数値は、非圧雪エリアとしての設定を前提としたもので、積雪の自然な起伏をそのまま残すコースデザインです。特にAエリアは最大斜度36度のセクションがあり、パウダー愛好者や上級者のライン取りが試される構成です。
さらに、木落し Bowl内には沢地形を利用したサーフライドが楽しめるセクションがあり、自由なライン取りで波に乗るような感覚を味わえることも明記されています。こうした地形遊びは管理されたゲレンデとは異なる走破感を求める滑走者に訴求します。
- 対象レベル:上級者向け(木落し Bowl)および中級者向け(山頂緩斜面のツリーラン)
- 安全面の注意:立木や沢など自然の障害物が存在するため、ヘルメット着用義務、周囲確認、単独滑走の回避などが必要
施設利用・シーズン情報、アクティビティの提供内容
竜王スキーパークの2025-26シーズンの営業概要、各種サービス、プログラムについても発表されています。日程、営業時間、料金体系、アクセス方法に加え、初心者支援や会員向けプログラムが整備されています。
営業期間・営業時間・料金は以下のとおりです。利用前は公式サイトで最新情報を確認することが推奨されています。
| 営業期間 | 2025年12月6日(土)~2026年4月5日(日)予定 |
|---|---|
| 営業時間 | 日中営業 8:15~17:00、ナイター 17:00~20:00(※日曜・月曜ナイターは営業なし) |
| 1日券料金 | 大人(中学生以上)5,800円、こども(4歳以上)2,800円、4歳未満は無料 |
| アクセス(主な手段) | 車:上信越自動車道 信州中野ICより約30分。電車:長野電鉄 湯田中駅・渋温泉より無料シャトルバス運行。JR新幹線 飯山駅より有料シャトルバス運行(要予約) |
また、コース外の企画として地形パーク「Wavy Lines」も展開されます。バンクやウェーブ、ウォールなどの地形を雪のアイテムで作り、波乗りのような感覚で楽しめる地形パークです。詳しい紹介は公式サイトの該当ページ(https://ryuoo.com/winter/wavylines)で確認できます。
無料の初心者支援プログラムも継続されます。2021-22シーズンから実施されている「毎日無料!スノボデビューレッスン」は今季も開催され、監修は元日本代表の橋本通代選手です。今季の開催期間は2025年12月25日(木)~2026年3月8日(日)で、装着方法や滑り方、リフト乗降方法まで指導されます。過去4シーズンで約27,000名が受講している実績が示されています。
早割シーズン券と購入特典
早割シーズン券は2025年10月1日~2025年11月30日の期間に販売されています。利用可能期間は2025-26ウインターシーズン中(2025年12月6日~2026年4月5日予定)です。
シーズン券購入者向けの特典は次の通りです。
- 全券種ナイター滑走可能
- ご来場の同伴者様のリフト券が1,000円割引(同伴者5名まで)
- 2026年グリーンシーズンまでロープウェイ往復乗車利用可能
- 提携先スキー場のリフト券を優待価格で購入可能
- 温泉施設「湯の駅ぽんぽこ」の入浴優待券を3枚プレゼント
早割の詳細および購入方法は公式ページ(https://ryuoo.com/winter/season_ticket/)を参照してください。
子ども向けプログラムと運営会社情報
竜王スキーパークは、日本スキー場開発株式会社が企画する『NSDキッズプログラム』の対象スキー場に含まれています。プログラムは子どものスノーボードデビュー支援を目的とし、無料レッスンやヘルメット無料貸出などを通じて安全・安心に配慮した導入を行います。
プログラムの募集概要はプレスリリースの通りです。参加にはWEBでの事前申込が必要で、学校行事や団体行事ではシーズンパスが利用できない点に注意が必要です。
| 対象年齢 | 4歳~12歳(小学校6年生まで) |
|---|---|
| 募集期間 | 第1次:2025年8月4日~2026年1月31日、第2次:2026年2月1日~2026年3月31日 |
| 参加費 | 第1次募集 1,800円、第2次募集 3,500円 |
| 申込方法 | WEB事前申込み(NSDキッズプログラム公式サイト:https://www.nippon-ski.jp/kids/) |
また、NSDキッズプログラム会員限定で、国際大会へ出場経験のある元日本代表選手や同年代の子どもたちと一緒に滑るイベントが予定されています。詳細は主催者側の公式案内を確認してください。
以下に運営会社の概要を整理します。竜王スキーパークの運営は株式会社北志賀竜王、企画・上位運営は日本スキー場開発株式会社のグループ体制により行われています。
- 株式会社北志賀竜王
- 代表:代表取締役社長 西口 昌司
- 所在地:〒381-0405 長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬11700
- 設立:1961年11月15日
- 事業内容:スキー場一般(索道事業・飲食業)
- URL:https://ryuoo.com/
- 日本スキー場開発株式会社
- 当社は日本駐車場開発グループの子会社で、長野県6カ所ほか計8スキーリゾートを運営しています。
- URL:https://nippon-ski.jp/
まとめ:主要事項の整理
最後に、本記事で紹介した竜王スキーパークの新設ツリーランエリアや関連サービス、営業情報を表形式で整理します。数値や日程は発表資料に基づいて記載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新設エリア名称 | 木落し Bowl(Kiotoshi Bowl)および山頂エリアのツリーラン(中級者向け) |
| ツリーランエリア数 | 計3エリア(木落しに併設された複数エリアと山頂中級者向けエリア) |
| 木落し Bowl a | 最大斜度36度、平均斜度23度、滑走距離1,410m(非圧雪) |
| 木落し Bowl b | 最大斜度28度、平均斜度18度、滑走距離1,172m(非圧雪) |
| ヘルメット | 着用義務(木落し Bowl) |
| 地形パーク | Wavy Lines(バンク、ウェーブ、ウォール等の地形アイテム) |
| 無料スノボデビューレッスン | 2025年12月25日~2026年3月8日(毎日開催)/監修:橋本通代 選手 |
| 早割シーズン券販売期間 | 2025年10月1日~2025年11月30日(利用期間:2025年12月6日~2026年4月5日予定) |
| シーズン券特典 | ナイター可、同伴者割引(1,000円・5名まで)、ロープウェイ往復利用、提携優待、温泉入浴券3枚 等 |
| 営業期間・営業時間 | 2025年12月6日~2026年4月5日予定/日中 8:15~17:00、ナイター 17:00~20:00(※日曜・月曜ナイターは休止) |
| 1日券料金 | 大人(中学生以上)5,800円、こども(4歳以上)2,800円、4歳未満無料 |
| アクセス | 車:信州中野ICより約30分/長野電鉄 湯田中駅・渋温泉より無料シャトル/JR飯山駅より有料シャトル(要予約) |
| 運営 | 株式会社北志賀竜王(日本スキー場開発グループ)/詳細:https://ryuoo.com/、https://nippon-ski.jp/ |
上記はプレスリリースに基づく情報の整理です。詳細や最新の営業状況、リフト運行、レッスン申込、シーズン券の販売状況については公式サイト(https://ryuoo.com/)および関連の案内ページを参照してください。
参考リンク: