結(ゆい)ジンベエ就航へ 北部観光と保全を訴求

結(ゆい)ジンベエ就航

開催期間:4月1日〜3月31日

結(ゆい)ジンベエ就航
「結(ゆい)ジンベエ」って何?いつ乗れるの?
日本トランスオーシャン航空と沖縄美ら島財団が命名したジンベエジェット3号機の愛称で、2025年度内(~2026-03-31)に就航予定。沖縄北部の観光振興と生物多様性保全を目的とする特別塗装機だよ。
機体のデザインには何が描かれてるの?
やんばるや西表の森、海のエメラルドグリーンを想起させる緑を基調に、ヤンバルクイナやイリオモテヤマネコ、コノハチョウなど地域固有の生きものが象徴的に描かれる予定だよ。

沖縄の自然と人を結ぶ新たな機体「結(ゆい)ジンベエ」就航へ

2025年10月20日17時00分付で発表されたプレスリリースによると、日本トランスオーシャン航空株式会社(本社:那覇市、社長:野口 望)と、沖縄美ら海水族館を管理する一般財団法人 沖縄美ら島財団(本部町、理事長:湧川盛順)は、共同で特別塗装機を「結(ゆい)ジンベエ」と命名し、ジンベエジェットの3号機として今年度中に就航させる予定であると公表しました。

この取り組みは、2012年に1号機「ジンベエジェット」、2014年に2号機「さくらジンベエ」を就航させて以降、両者が共同で沖縄の魅力を国内外へ発信してきた共創の延長線上にあります。今回の3号機は特に沖縄本島北部の観光振興を目的とし、地域の誘客と生物多様性保全の重要性を広く伝える役割を担います。

【(一財)沖縄美ら島財団】ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」就航!~沖縄の自然と生物多様性を表現、「沖縄を未来へつなぐ」~ 画像 2

名称に込められた想いと連携の枠組み

機体名称に採用された「結(ゆい)」は沖縄の伝統的な言葉で、絆や協力、つながりを意味します。JTAは「環境・人・地域」の3つを柱とした活動「結∞ACTION」を掲げており、沖縄美ら海水族館は「沖縄の美ら海を、次の世代へ」というスローガンを掲げています。

両者が共有する「沖縄の素晴らしさを未来につなぐ」という理念を表す言葉として「結(ゆい)」が選ばれました。名称には、豊かな自然を背景に人と地域の結びつきを活性化し、次世代へとつないでいくという意図が込められています。

発表団体
日本トランスオーシャン航空株式会社(本社:那覇市、社長:野口 望)
一般財団法人 沖縄美ら島財団(本部町、理事長:湧川盛順)
目的
沖縄本島北部の観光振興・誘客、生物多様性保全の啓発、持続可能な地域発展の推進
【(一財)沖縄美ら島財団】ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」就航!~沖縄の自然と生物多様性を表現、「沖縄を未来へつなぐ」~ 画像 3

デザインの意図と描かれる生態系

機体デザインは世界自然遺産である「やんばると西表の森」と、沖縄の海の特有の色であるエメラルドグリーンを想起させる「緑」を基調色としています。海と山が自然環境の中で深くつながっている摂理を表現し、自然環境と生物多様性をデザインに取り入れ、持続可能な未来へつなぐ想いを込めています。

デザインは視覚的なメッセージとして、機体を目にする人々に地域の自然とそこに暮らす生きものたちのつながりを伝えることを目指しています。以下に、プレスリリースで明示された描写対象の生物を列挙します。

【(一財)沖縄美ら島財団】ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」就航!~沖縄の自然と生物多様性を表現、「沖縄を未来へつなぐ」~ 画像 4

機体に描かれる代表的な生きもの

プレスリリースに記載された生物は、地域の生態系を象徴する存在として機体に取り入れられます。これらの生物は、やんばるや西表など本島北部や周辺地域の自然との結びつきを示すものとして選定されています。

以下はリリースに記載の種名であり、機体デザインや啓発活動において象徴的に扱われる予定です。

掲載される生物 備考(リリースに基づく表現)
コノハチョウ 地域の自然を象徴する昆虫として表現
ヤンバルクイナ 北部地域の代表的な鳥類としての存在感
ノグチゲラ 森林に生息する固有種としての象徴性
イジュ 地域植生を表す植物の一例として記載
イリオモテヤマネコ 周辺離島を含む生物多様性の象徴的存在
ヤンバルテナガコガネ 昆虫多様性の象徴として取り上げられる種
オキナワイシカワガエル 両生類を含む多様な生態系の一端を示す種
【(一財)沖縄美ら島財団】ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」就航!~沖縄の自然と生物多様性を表現、「沖縄を未来へつなぐ」~ 画像 5

誘客・保全活動としての位置付けと情報更新について

今回の3号機は、2026年に迎える本島北部の世界自然遺産登録5周年を前後した期間において、地域の魅力を国内外へ発信し、誘客(人流創出)を促進することを目的としています。同時に、生物多様性保全の重要性を広く啓発し、持続可能な沖縄の発展に資する活動を共創していく象徴となることが意図されています。

プレスリリースでは、JTAと沖縄美ら島財団が引き続き共同でプロモーションや啓発活動を展開すると明示されています。具体的なイベント日程や運航ルート、関連企画などの詳細は今後発表される予定であり、最新情報はJTAオフィシャルサイトにて順次更新される旨が案内されています。

  • 目的:沖縄本島北部の観光振興(誘客)・生物多様性保全の啓発
  • 就航時期:今年度中に就航予定(2025年度内)
  • 過去の経緯:2012年1号機「ジンベエジェット」、2014年2号機「さくらジンベエ」
  • 情報更新先:JTAオフィシャルサイト(リリースにて案内)
【(一財)沖縄美ら島財団】ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」就航!~沖縄の自然と生物多様性を表現、「沖縄を未来へつなぐ」~ 画像 6

関連キーワードとカテゴリ

この取り組みは、プレスリリースのカテゴリで「広告・宣伝・PR」「環境・エコ・リサイクル」に位置付けられます。また、関連キーワードとしては「コラボ」「観光」「アート」「サステナブル」「環境」「沖縄県」「自然」「生物多様性」「ジンベエジェット」「観光振興」が示されています。

これらのキーワードは、機体という視覚的メディアを通じて発信されるメッセージの核を成します。地域の環境保全と観光振興を両立させる視点での活動が期待されます。

記事の要点まとめ
発表日 2025年10月20日 17:00
発表団体 日本トランスオーシャン航空株式会社(本社:那覇市、社長:野口 望)、一般財団法人 沖縄美ら島財団(本部町、理事長:湧川盛順)
機体名称 結(ゆい)ジンベエ(ジンベエジェット3号機)
就航時期 今年度中に就航予定(2025年度内)
目的 沖縄本島北部の観光振興(誘客)、生物多様性保全の啓発、持続可能な地域発展の推進
デザインの基調 やんばると西表の森・海のエメラルドグリーンを想起する緑を基調色に、海と山のつながりと生物多様性を表現
機体に描かれる生物 コノハチョウ、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、イジュ、イリオモテヤマネコ、ヤンバルテナガコガネ、オキナワイシカワガエル
情報更新 JTAオフィシャルサイトにて順次アップデート予定(リリースで案内)

以上が本プレスリリースの主要内容の整理です。発表には就航時期や共同プロモーションの継続、具体的なデザインコンセプトと描かれる生物の列挙が含まれており、地域の観光振興と生物多様性保全を両立させる取り組みとして位置付けられています。最新情報はJTAの公式案内を確認することが推奨されます。