10月24日デビュー 絶叫戦隊ハイランダー号が富士急行線に登場

ハイランダー号運行開始

開催日:10月24日

ハイランダー号運行開始
いつからどこで乗れるの?
2025年10月24日から運行開始。大月〜河口湖間の富士急行線で乗車でき、初列車は河口湖11:18発の普通列車です。3両編成1本で通常ダイヤに組み込まれます。
特別料金や予約は必要なの?
特別料金は不要で通常運賃で乗車可能。ただし出発式当日は混雑や乗車制限の可能性あり。富士急ハイランド駅で先着100名に記念ステッカー配布します。

富士急行線に登場した“やる気ゼロ”ヒーロー電車の狙いと背景

富士山麓電気鉄道株式会社は、2024年12月に東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)から205系電車の3両編成を譲受し、改造を進めてきました。これにより生まれた新車両が、富士急ハイランドの公式ヒーローである「絶叫戦隊ハイランダー」をモチーフにした「絶叫戦隊ハイランダー号」です。プレスリリースは2025年10月20日10時に発表され、運行開始は同年10月24日を予定しています。

新車両は、単なるラッピング列車や内装変更にとどまらず、ハイランダーのキャラクター性を反映した車内の仕掛けや演出により、「移動時間そのものを楽しむ」ことを意図しています。富士山や富士急ハイランドといった沿線の観光資源と組み合わせることで、観光列車としての魅力を高める試みです。

導入の経緯と車両改造のポイント

導入の経緯としては、既存の205系電車を譲受し、富士急行線の運行環境や観光需要に合わせた改造を施すというものです。車両の譲受は2024年12月に行われ、以後内外装のリニューアル、車内演出の導入、必要な保安装置の確認といった準備が進められました。

改造のポイントとしては、外装のキャラクターデザイン、座席配置の見直し、車内ドアや車内装飾にハイランダーに関連した仕掛けを施すことが挙げられます。加えて、観光列車としての使いやすさを損なわないよう通常運賃での利用が可能な点が設計方針に反映されています。

  • 譲受元:東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)205系
  • 譲受時期:2024年12月
  • 改造内容:外装・内装デザイン変更、車内の演出仕掛け設置、保安装置の確認

「絶叫戦隊ハイランダー号」の仕様とデザイン詳細

新車両は6000系として編成番号が付与され、形式はクモハ6703 – モハ6803 – クハ6753の3両編成です。運行路線は富士急行線の大月〜河口湖間で、編成は1編成(3両×1)の導入となります。

外観・内装のデザインは富士急ハイランドの公式ヒーロー「絶叫戦隊ハイランダー」をモチーフとし、戦隊ヒーローらしからぬコミカルさを前面に押し出しています。車内にはハイランダーの“寝転がる”仕草や“お腹を抱える”仕草をイメージした造作や、ドア周辺の仕掛けが施され、乗車時間を楽しめる演出が施されています。

技術的仕様と編成情報

編成の技術的な概要は次の通りです。形式名は6000系、車両はクモハ6703、モハ6803、クハ6753。保安装置や電気系統は譲受車両をベースに富士急行線の運行条件に合わせた調整がなされています。

編成数は3両編成が1本で、運行は通常の普通列車としてダイヤに組み込まれる予定です。特別運賃は設定されておらず、通常運賃での乗車が可能です。

車両名称
絶叫戦隊ハイランダー号
車両形式
6000系(クモハ6703 – モハ6803 – クハ6753)
編成数
3両×1編成
運行路線
富士急行線(大月〜河口湖間)

運行開始当日の出発式と記念配布の詳細

新車両は2025年10月24日(金)に運行を開始します。出発当日は河口湖駅で出発式を開催し、式典は11:00から11:18までの予定です。式典には絶叫戦隊ハイランダーのメンバーが「1日特別車掌」として登場し、テープカットや掛け声によるセレモニーが行われます。

出発式の終了後、同日11:18に河口湖駅を出発する普通列車(大月行き)として営業運転を開始します。出発後、富士急ハイランド駅区間ではハイランダーが車内に登場し、乗客とともに車内を巡る演出が行われる予定です。

記念ステッカー配布と注意事項

出発式後の11:20から、富士急ハイランド駅にて降車された方を対象にオリジナル記念ステッカーを先着100名に配布します。配布はなくなり次第終了となります。

当日の運行や乗車に関しては通常運賃でのご利用が前提で、河口湖→富士急ハイランド間の運賃は大人180円、小人90円と設定されています。また、当日の混雑状況により乗車制限や安全上の対応が行われる場合がありますので、最新情報は富士急行線公式ホームページで確認するよう案内されています。

  • 出発式日時:2025年10月24日(金)11:00〜11:18(河口湖駅)
  • 初列車発車:2025年10月24日(金)河口湖駅11:18発(普通列車 大月行き)
  • ステッカー配布:2025年10月24日(金)11:20〜(富士急ハイランド駅、先着100名)
  • 運賃の目安:河口湖→富士急ハイランド 大人180円/小人90円

路線情報と会社概要、まとめ表

富士急行線は大月駅〜河口湖駅間(全長26.6km)を結ぶ路線であり、富士山に最も近い鉄道路線の一つです。大月から河口湖へ向かうにつれて約500mの標高差があり、車窓から富士山の景観を望むことができます。今回導入された「絶叫戦隊ハイランダー号」は、この路線の観光資源と親和性が高く、沿線の観光利用者や遊園地来訪者に向けた新たな体験を提供することが想定されています。

会社概要としては、社名が富士山麓電気鉄道株式会社、代表者は石井謙一、設立は2021年(令和3年)5月25日、本社所在地は山梨県南都留郡富士河口湖町船津3641番地です。事業内容は鉄道事業、索道事業等となっています。詳細な運行情報や最新の案内は富士急行線公式ホームページ(https://www.fujikyu-railway.jp/)で確認できます。

「絶叫戦隊ハイランダー号」運行概要まとめ
項目 内容
車両名称 絶叫戦隊ハイランダー号
車両形式 6000系(クモハ6703 – モハ6803 – クハ6753)
編成数 3両×1編成
運行路線 富士急行線(大月〜河口湖間、全長26.6km)
運行開始 2025年10月24日(金) 河口湖駅11:18発(普通列車 大月行き)
出発式 2025年10月24日(金)11:00〜11:18 河口湖駅(ハイランダーが1日特別車掌として登場)
記念配布 2025年10月24日(金)11:20〜 富士急ハイランド駅で先着100名にオリジナルステッカー配布
運賃(一例) 河口湖→富士急ハイランド 大人180円/小人90円(通常運賃)
会社情報 富士山麓電気鉄道株式会社 代表:石井謙一 設立:2021年5月25日 所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町船津3641番地
公式サイト https://www.fujikyu-railway.jp/

本稿では、富士急行線に登場した新車両「絶叫戦隊ハイランダー号」の導入背景、車両仕様、運行開始日と出発式、記念配布、路線情報および会社概要を整理して紹介しました。運行当日の混雑や乗車制限の可能性があるため、最新の運行情報は必ず公式ホームページで確認することが推奨されています。

参考リンク: