10/20発売:Headwolf Titan 1が日本上陸、携帯で据え置き級の高性能
ベストカレンダー編集部
2025年10月19日 11:46
Titan1日本発売
開催日:10月20日
携帯性と据え置き体験を両立するハードウェア設計
深圳市道辉实業有限公司(Headwolf)は、フラグシップのゲームタブレット「Headwolf Titan 1」を2025年10月18日 20時40分に全世界同時発表しました。本稿ではプレスリリースの内容を基に、製品の主要仕様、設計思想、発売情報を網羅的に整理して伝えます。
発表によれば、Titan 1は「究極の性能」「人間工学に基づく着脱式の専用コントローラー」「長時間駆動バッテリー」を融合させ、据え置きゲーム機が抱える携帯性や利用シーンの制限を解決することを目指しています。以下で各要素を詳細に紹介します。
プロセッサと性能構成
Titan 1はMTK Dimensity 8300を搭載し、TSMCの第2世代4nmプロセスで製造されています。CPUは8コア構成で、4×3.35GHzのA715高性能コアと4×A510高効率コアを備えます。メーカー発表では前世代比で約20%の性能向上、Antutuスコアは160万点に迫る性能を想定しています。
グラフィックスは6コアのARM G715 GPU(動作周波数1400MHz)を採用し、浮動小数点演算性能は60%向上。ハードウェアレイトレーシングと可変レートシェーディング(VRS)に対応することで、モバイル端末上でも高品質な描画を可能にしています。
APUとAI機能
Titan 1はAPU 780 AIプロセッサーを搭載し、100億パラメータ規模の大規模モデルをサポートします。AI性能は前世代比で3.3倍とされ、ゲーム画質のリアルタイム最適化や入力予測といった処理を端末内で行う設計です。
このAI処理は専用コントローラーの物理ボタン応答性と連携し、「指令入力-画面フィードバック」の遅延短縮に寄与すると説明されています。対戦や操作精度の向上を狙った技術的施策が統合されています。
画面・操作性・コントローラー設計がもたらすプレイ体験
HeadwolfはTitan 1の画面、入力、フィードバックの組み合わせを「据え置き機に匹敵する体験を携帯できること」を重視して設計しました。画面とコントローラーの相互作用が主眼です。
以下では画面性能、専用コントローラー、音響・拡張機能を詳細に解説します。
8.8インチ「ゴールデンサイズ」画面の仕様
本体は8.8インチの液晶を採用し、解像度は2.5Kで349PPI、リフレッシュレートは144Hzです。In-Cellフルラミネーション技術と500ニットの高輝度により視認性を確保し、ミリ秒単位のタッチ応答速度を備えます。
スマートフォンに比べ視野面積は約30%広く、従来の10インチクラスより片手保持がしやすい設計とされます。暗所用にコントローラーのバックライト付きボタンを装備し、屋外では智能光センサーが視認性を最適化します。
専用ゲームコントローラーの特徴
HeadwolfはTitan 1専用の着脱式ゲームコントローラーを開発しました。人間工学に基づく握り心地、タブレットに合わせた着脱構造、カスタムボタンマッピング、多段階振動フィードバック、モーション操作対応が主な特徴です。
コントローラーはタブレット内蔵ジャイロと連携し、『原神』の回避操作や『PUBG MOBILE』の銃器制御、レーシングゲームのハンドリング操作まで対応できる操作精度を謳っています。ワイヤレス時は低消費電力Bluetooth接続を採用し、1回の充電で最大12時間の連続使用が可能です。
音響と大画面出力
音響はSmart PAデジタルアンプとデュアルBOXスピーカー設計で、細かな環境音の再現を目指しています。Type-Cイヤホン出力に対応し、専用コントローラーのオーディオインターフェースとも連携します。
拡張面ではUSB 3.0フル機能Type-Cが4K動画デコードとDP映像出力に対応しており、変換ケーブル(別売)を介して大画面表示が可能です。この際、コントローラーはワイヤレスモードに切替でき、リビングのテレビ等から離れた場所で操作することができます。
冷却・バッテリー・接続性:モバイルで『戦える』設計
Titan 1は長時間の高負荷運用を前提に、放熱、バッテリー、通信を総合的に設計しています。携帯利用に適した駆動時間と高速充電、複数環境での通信安定性が重視されています。
以下に冷却機構、バッテリー仕様、接続環境について順に説明します。
冷却システム
持続的な高性能を保証するために、Titan 1は多層冷却システムを搭載します。構成はCPU冷却ゲル、二層グラフェン、VCベーパーカメラの組み合わせで、総放熱面積は39,174mm²に達すると公表されています。
この放熱設計は屋外での連続プレイ時にもピーク性能を維持することを目的とし、筐体発熱による性能低下を抑制するために導入されています。
バッテリーと充電
本体のバッテリー容量は7200mAhで、搭載する低消費電力チップとあわせて1回の充電で6~8時間のゲームプレイが可能とされています。これは一般的な据え置き機の駆動時間より長い値です。
PD(Power Delivery)による高速充電に対応し、発表では30分で50%まで充電可能とされています。専用コントローラーは別途低消費電力設計により、最大12時間の連続使用が可能です。
接続性とストレージ・メモリ
通信面ではデュアルバンドWi‑Fi 6(実測速度2.4Gbps)と全周波数帯の4G LTEをサポートします。固定回線に依存せずクラウドゲームやダウンロードが行える点が強調されています。
メモリは12GB LPDDR5Xを標準搭載し、最大24GBまで拡張可能とされます。内部ストレージは256GBで、複数の大型ゲームをバックグラウンド常駐させたまま切替可能である点もアピールポイントです。専用コントローラーにはアプリ切替用の快捷キーが実装されています。
発売情報・価格付帯条件と要点の整理
発表文ではHeadwolf Titan 1および専用ゲームコントローラーは日本で2025年10月20日から発売予定と明記されています。販売チャネルとして楽天市場とAmazonの販売ページが案内されており、公式サイトへのリンクも提供されています。
発売初期のプロモーションとして、6,000円OFFクーポンが配布される旨が示されています。クーポン利用期間は2025年10月20日~10月26日で、数量限定の早い者勝ちと表記されています。クーポン取得リンクと販売ページは以下のとおりです。
- Rakuten販売ページ: https://item.rakuten.co.jp/headwolf/fpad8/
- Amazon販売ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/B0FVF9MLBH
- 公式サイト(参考): https://headwolf.net
- クーポン取得ページ: クーポン取得リンク(利用期間: 10月20日~26日)
発表日と企業情報
本プレスリリースは深圳市道辉实業有限公司より2025年10月18日 20時40分に出されています。企業名の日本語表記は「深圳市道辉実業有限公司」です。
製品説明では、同社の製品責任者によるコメントも掲載されており、モバイルにおける「リソース制限」「携帯性」「操作性のギャップ」を解決する意図が示されています。コメントの主旨は、Titan 1がAndroidエコシステムの利点と専用コントローラーによる操作性改善を組み合わせる点にあります。
主要な対応ゲーム・互換性
プレスリリースでは、『原神』『崩壊:スターレイル』などのネイティブ最適化タイトル、そしてクラウドストリーミングを通じて『サイバーパンク2077』等のコンソール大作のプレイが可能であると明記されています。Androidプラットフォームの豊富なゲームライブラリ(無料タイトルからインディー、AAAクラウドゲームまで)を活用できる点が強調されています。
専用コントローラーは即挿即用で多数のAndroidゲームにおける操作改善を図る設計となっており、追加の適応作業が不要な場面が多いことが示されています。
要点の一覧と製品仕様の整理
以下の表は、本稿で取り上げたHeadwolf Titan 1の主要項目を整理したものです。発表内容を漏れなく反映しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年10月18日 20:40(深圳市道辉実業有限公司による発表) |
| 日本発売日 | 2025年10月20日(Headwolf Titan 1および専用ゲームコントローラー) |
| プロセッサ | MTK Dimensity 8300(TSMC 第2世代4nm)、8コア(4×3.35GHz A715 + 4×A510)、Antutu 約160万点相当 |
| GPU | ARM G715 6コア(1400MHz)、ハードウェアレイトレーシング、VRS対応 |
| AI | APU 780(100億パラメータモデル対応、AI性能 前世代比3.3倍) |
| 画面 | 8.8インチ 2.5K(349PPI)、144Hz、In-Cell フルラミネーション、500ニット |
| 冷却 | 多層冷却(CPU冷却ゲル+二層グラフェン+VCベーパーカメラ)、総放熱面積 39,174mm² |
| バッテリー | 7200mAh、本体で6~8時間のゲームプレイ(公称)、PD高速充電(30分で50%) |
| メモリ / ストレージ | 12GB LPDDR5X(最大24GB拡張対応) / 256GB ストレージ |
| 重量 / 厚み | 本体 325g、厚さ 7.9mm。専用コントローラー 180g |
| 接続 | デュアルバンド Wi‑Fi 6(実測 2.4Gbps)、全周波数帯 4G LTE、USB 3.0 フル機能 Type‑C(4K/DP出力対応) |
| 音響 | Smart PA デジタルアンプ+デュアルBOXスピーカー、Type‑Cイヤホン対応 |
| 同梱周辺機器・UI | 着脱式専用ゲームコントローラー(着脱式、カスタムマッピング、多段階振動、モーション対応、バックライトボタン) |
| 販売チャネル | 楽天市場、Amazon、公式サイト等(販売ページのリンクは記事内に記載) |
| プロモーション | 6,000円OFFクーポン(利用期間: 2025年10月20日~10月26日、数量限定) |
以上がHeadwolfによるHeadwolf Titan 1の発表内容の要点整理です。製品はAndroidエコシステムの利点と専用コントローラーによる操作性向上、そして携帯できる高性能ハードウェアを組み合わせることを目的としており、発売日や販売ページ、クーポン情報も発表時点の案内に従って明示されています。
なお、価格情報や在庫状況はプレスリリース時点で明記されていません。購入や詳細の確認は下記の販売ページ、公式サイトをご参照ください。
参考リンク: