10月19日オープン THREE呼子蒸留所が佐賀に誕生
ベストカレンダー編集部
2025年10月16日 21:44
THREE呼子蒸留所開所
開催日:10月19日
佐賀・呼子の古民家に根づく蒸留所――THREE Aroma Distilleryが開所
2025年10月19日(日)、ホリスティックケアブランドTHREEが自社農園から直送されたハーブを蒸留する施設「THREE Aroma Distillery(THREE呼子蒸留所)」を佐賀県唐津市呼子町にオープンしました。発表元は株式会社ACROで、プレスリリースは2025年10月16日11時00分に配信されています。
蒸留所は、歴史ある港町である唐津市呼子町の伝統的な「呼子朝市通り」に面した空き家の古民家を改装して設けられました。地域再活性化プロジェクトに参加する形で唐津市および地元関係者の支援を得ながら進められ、町の景観と調和する情緒ある施設となっています。
立地と周辺の状況
呼子町は日本三大朝市やイカの活造りで知られる港町で、歴史的建造物や文化財が多く残っています。呼子朝市通りには既にクラフトビール醸造所やかき氷店があり、2025年10月の精油蒸留所オープンに続き、同年冬にはホテルやサウナ、食堂などが順次開業予定です。
THREE側は、畑からの近距離での原料化を目指す構想の中で呼子町の朝市通りに出会い、空き家再生と原料の近接生産を両立する場として蒸留所を開設しました。こうした背景は、蒸留所が単なる生産拠点ではなく、地域との協働を意図した施設であることを示しています。
蒸留施設の設備と公開予定の体験プログラム
改装された古民家内にはTHREE独自の精油蒸留器と精油研究ラボが設置されています。蒸留工程の見学や限定アイテム販売、季節ごとの体験イベントなど来訪者が参加可能なコンテンツが整えられています。
体験型コンテンツは予約制で不定期開催となり、開催情報はTHREE公式サイトで発表されます。営業時間や定休日、体験の開始時期などの運営情報は以下の通りです。
- 開所日
- 2025年10月19日(日)
- 住所
- 〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3769番1
- 営業時間
- 平日:9時~15時、休日・祝日:9時~17時
- 定休日
- 火曜日・水曜日・木曜日、年末年始
- 予約
- 体験型コンテンツは予約制。不定期開催(THREE公式サイトで告知)
開始時期が決まっているプログラム
具体的な体験プログラムについては時期ごとに開始予定が明記されています。まずは2025年11月から順次開始されるワークショップが中心です。
以下が発表されているプログラムの全容です。
- THREE アロマブレンド ディフューザー クラフト(2025年11月~): THREEオリジナル精油を用いてベースノートとカスタムノートを組み合わせ、自分だけのアロマディフューザーを作成して持ち帰るワークショップ。
- アロマワークショップ(2025年11月~): 季節に応じたアロマポプリやエアーリフレッシャーなどの調香を、精油のスペシャリストがサポートする体験。
- 精油蒸留体験(2026年春~): 同市内のTHREEハーブガーデンでの定植や収穫を行い、その後当蒸留所で蒸留を見学する、原料づくりから関わる体験プログラム。
原料となるハーブの栽培環境と蒸留の手順
精油原料は、佐賀県内にあるTHREEハーブガーデンで栽培されています。栽培は2022年から開始され、試験・研究を重ねたうえで蒸留所開所に至りました。栽培から蒸留、研究まで一貫して行うという方針のもと、地元の気候特性を活かした農法が採用されています。
佐賀の上場台地(玄海町から唐津にかけて)は水はけがよく降雨量が比較的少ないこと、海に近く風通しが良いことが特徴です。この気候を利用して、比較的水を必要としない樹木系の芳香植物を中心に栽培しています。
栽培ハーブの一覧
蒸留のために栽培されている主なハーブは以下の通りです。これらを原料として精油を抽出し、製品原料や研究に用います。
- ローズマリー
- ロザリーナ
- ティーツリー
- コモンタイム
精油の蒸留工程(詳細)
蒸留は手作業を重視した工程で行われ、採れたてハーブのフレッシュな香りを損なわないように配慮しています。以下に発表された工程を時系列で示します。
- 収穫 — 自社ハーブガーデンで育てた植物を収穫し、蒸留所へ搬入します。新鮮な植物の香りが蒸留所内に広がります。
- 植物を蒸留器へ — 蒸留所に届いた植物をオリジナル蒸留器に手作業で入れ、蒸気がまんべんなく行き渡るように整えます。
- 水蒸気を送り込む — 蒸留器に水蒸気を送り込み、100℃で1時間半~2時間かけて蒸留します。熱により芳香成分が水蒸気化し、香りの元を含んだ水蒸気となります。
- 精油抽出 — 冷却器で水蒸気を冷やすと、油と水の2層の液体が得られます。上層の油が精油で、下層は芳香蒸留水として活用します。
- 蒸留後の植物の取り出し — 蒸留を終えた植物には香りがほとんど残らず、芳香成分が抽出されたことが確認できます。
こうして抽出された精油は研究や検査を経て、THREEのスキンケア、ヘア・ボディケア、フレグランス製品の原料として使用されます。
研究組織と製品開発への連携
THREEは「心・からだ・肌」にホリスティックにアプローチするブランドであり、精油の研究と製品開発を担う拠点として『THREE ホリスティックリサーチセンター』を位置づけています。ここでは国産原料の開発や精油がもたらす効果の検証を行い、科学的視点と感性の両面から価値を創出します。
リサーチセンターは日本各地の地域社会との協働を通じ、植物の栽培から原料化、精油と心・からだ・肌の関係性の探求までを行います。環境や社会的側面も踏まえた製品開発が進められることが明記されています。
研究と地域連携の意義
発表資料では、地域との取り組みを通じて自らの手で植物を育てること、感性を通して原料へとつなげることが重要視されています。精油の機能や安全性を科学的に検証することで、製品の品質担保と新たな価値の創出を目指すと説明されています。
THREEが蒸留所で得られた精油を製品に取り込む流れは、原料のトレーサビリティを高めるだけでなく、地域資源の活用と地元経済との連動を想定したものです。
要点の整理(主な情報のまとめ)
以下の表に、報道発表で示された主要な事実を整理します。日時、所在地、運営情報、体験コンテンツ、栽培ハーブ、蒸留工程の要点、問い合わせ先などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | THREE Aroma Distillery(THREE呼子蒸留所) |
| オープン日 | 2025年10月19日(日) |
| 発表元・リリース日時 | 株式会社ACRO/2025年10月16日 11時00分 |
| 所在地 | 〒847-0303 佐賀県唐津市呼子町呼子3769番1 |
| 営業時間 | 平日:9時~15時、休日・祝日:9時~17時 |
| 定休日 | 火曜日・水曜日・木曜日、年末年始 |
| 体験プログラム(開始時期) | ・アロマブレンド ディフューザー クラフト(2025年11月~) ・アロマワークショップ(2025年11月~) ・精油蒸留体験(2026年春~) |
| 栽培ハーブ | ローズマリー、ロザリーナ、ティーツリー、コモンタイム等 |
| 蒸留の要点 | 蒸留温度:100℃前後、時間:1時間半~2時間。冷却後に油層(精油)と水層(芳香蒸留水)を分離。 |
| 研究組織 | THREE ホリスティックリサーチセンター(国産原料開発、効果検証、製品開発支援) |
| 問い合わせ先 | THREE フリーダイヤル : 0120-898-003 公式サイト: https://www.threecosmetics.com |
| 公式SNS | Instagram: https://www.instagram.com/threecosmetics/ X: https://twitter.com/three_cosmetics Facebook: https://www.facebook.com/threecosmetics YouTube: https://www.youtube.com/user/THREEcosmeticsJAPAN |
本文では、開所の日時・場所・運営体制、体験プログラムのスケジュール、栽培と蒸留の詳細、研究センターの役割、問い合わせ先まで、プレスリリースに記載された情報をすべて網羅して整理しました。地域資源を活用した精油の生産と研究、体験を通じた原料理解の流れが一貫して示されています。