大阪リーベルに鳥取情報拠点開設、まんがと物産で誘客

大阪で鳥取情報拠点開設

開催日:10月14日

大阪で鳥取情報拠点開設
この拠点ってどこで何ができるの?
リーベルホテル大阪1階に開設された鳥取の情報発信拠点で、県産の梨・柿など物産販売、まんが関連グッズやキャラ展示での記念撮影、観光PRやヨルダンの砂展示などが体験できます。
キャンペーンや展示の期間はいつまで?どう参加すればいい?
主な期間は10月14日開始のウェルカニ(〜2026/3/19)、砂ンプラリーは11/1〜3/31、砂展示は10/18〜順次実施。参加は公式サイトや対象店舗で応募方法を確認してください。

大阪で始まった鳥取の情報発信拠点の全容

大阪・関西万博が10月13日に閉幕した後、鳥取県はアフター万博の機運を持続させるため、リーベルホテル大阪1階に情報発信拠点 「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」 を10月14日から開設しました。万博期間中に好評を博した展示やグッズ、県産品の販売などを通じて、万博来場者や関西圏の生活者に鳥取の魅力を発信することが狙いです。

この拠点はアンテナショップ、展示、観光PRの機能を兼ね備え、来場者が鳥取の文化や自然、まんが文化を具体的に体験できるよう構成されています。リーベルホテル大阪という立地を活かし、関西での接点を維持しながら、鳥取へのさらなる誘客を目指します。

“鳥取県は万博をやめません!~万博ロスは鳥取で~”リーベルホテル大阪内に情報発信拠点「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」開設! 画像 2

オープニングと主な展示内容

オープニングは10月14日に実施され、名探偵コナンやゲゲゲの鬼太郎のキャラクターが参加してテープカットを行いました。会場内では、来場者が記念撮影できるキャラクター展示、鳥取県産の梨や柿などの物産販売、万博会場で人気を集めたまんが関連グッズの販売が行われています。

さらに、ヨルダンの赤い砂を含む「サンド・アライアンス」関連の展示や、観光PRコーナーも設置され、来場者は万博での体験を大阪で振り返りつつ、鳥取での実際の体験につなげることができます。平井知事は開設に際して次のように述べています。

「鳥取県は大阪・関西万博を続けることとしました。今日以降も鳥取砂丘ビジターセンターで万博公式スタンプを押すことができますし、11月からはヨルダンの赤い砂を鳥取で展示します。ぜひ売ってマンガなで買っていただいたあとは、鳥取県に鬼太郎(来たろう)、鳥取県にコナンかい(来ないかい)。」

開設場所 リーベルホテル大阪1階
開設日 2025年10月14日
主な構成 物産販売、まんが関連グッズ、展示、観光PR、写真撮影コーナー
“鳥取県は万博をやめません!~万博ロスは鳥取で~”リーベルホテル大阪内に情報発信拠点「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」開設! 画像 3

継続的な誘客を図る各種キャンペーンの内容

鳥取県は「万博ロスは鳥取で」をテーマに、アフター万博期間中の継続的な誘客を図る複数のキャンペーンを実施します。キャンペーンは宿泊促進、グルメ体験の促進、SNSを活用した拡散型の企画など多面的で、実施期間や賞品、応募方法が明確に定められています。

以下に各キャンペーンの期間や内容、応募方法を整理します。各キャンペーンは期間限定のものが多いため、具体的な日程や応募要件を確認のうえ参加することが推奨されます。

“鳥取県は万博をやめません!~万博ロスは鳥取で~”リーベルホテル大阪内に情報発信拠点「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」開設! 画像 4

アフター万博ウェルカニキャンペーン(10月14日〜3月19日)

期間:2025年10月14日から2026年3月19日まで。趣旨は万博来場者や万博ロスの方を対象に宿泊を促し、滞在消費を喚起することです。蟹取県への宿泊者に対する特典やSNS連動のプレゼント企画が組まれています。

主な取り組みは次の通りです。

  • 宿泊者特典:期間中、蟹取県へ宿泊した方のうち毎月100人にカニをプレゼント(プレゼント提供は2026年2月28日まで)。
  • SNS抽選:「#万博ロスも蟹取県へ フォロー&リポストキャンペーン」により抽選で22名に蟹取県詰め合わせを提供。

詳細と応募条件はキャンペーン公式サイトで確認できます。公式サイト: https://www.kanitoriken.jp/

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グルメでリアルとっとりキャンペーン(10月14日〜12月14日、1月14日〜3月14日)

期間は第1期:10月14日〜12月14日、第2期:1月14日〜3月14日。大阪・関西で鳥取食材を提供する店舗の利用や、SNS投稿を通じて県産食材や観光施設利用券などが当たるキャンペーンです。

賞品・応募コースの詳細は次のとおりです。

  1. 投稿コース/レシート応募コース(2店舗):砂の美術館、青山剛昌ふるさと館などで使えるペアチケット(2千円相当)を抽選で10名に。
  2. レシート応募コース(5店舗):鳥取和牛、星空舞などの県産食材(5千円相当)を抽選で5名に。

対象店舗にはリーベルホテル大阪、鳥取和牛大山不二家心斎橋本店、麒麟のまち等が含まれ、順次対象店舗は拡大される予定です。詳細は関西本部のウェブサイトを参照してください: https://www.amakaratecho.jp/info/odekake/1349204_15147.html

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万博展示の移設、体験プログラムと「サンド・アライアンス」

万博会場で人気を博した展示の一部は鳥取県内で引き続き展示・体験できるように移設されます。これにより万博会場で見逃した人やもう一度体験したい人に向けた受け皿が県内に整備されます。

展示の移設や体験の具体的な日程、実施場所、内容は下記の通りです。公式スタンプの継続設置や専用記念台紙の配布など、スタンプラリー形式で楽しめる仕組みも設けられています。

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アフター万博砂ンプラリー(11月1日〜3月31日)

期間中に万博会場で設置されていたスタンプを県内複数拠点へ移設して実施するスタンプラリーです。鳥取砂丘ビジターセンターの関西PVサテライト会場スタンプは継続設置され、鳥取県ゾーンのスタンプは倉吉・白壁土蔵群観光案内所へ、ヨルダン館のスタンプは夢みなとタワーへ設置されます。

万博公式スタンプ帳を持っていない方のために専用記念台紙を配布し、引き続き万博スタンプを鳥取で楽しめるよう配慮されています。期間は2025年11月1日から2026年3月31日までです。

ヨルダンの砂などの展示・体験(10月18日以降〜)

10月18日から鳥取砂丘ビジターセンターで、ヨルダンの砂を活用したポケモン「サンド・アローラサンド」の砂絵ポストカード体験を開始します。11月以降はアイエム電子鳥取砂丘こどもの国で、ヨルダンや鳥取の砂を使ったオブジェや砂比べコーナー、ワークショップを予定しています。

さらに、2026年1月頃には夢みなとタワーで、ヨルダンの砂と鳥取県ゾーンで人気のあったプロジェクションマッピングを組み合わせた展示や、虫眼鏡デバイスを用いて鳥取無限砂丘の魅力を探索する体験が実施されます。

サンド・アライアンスの趣旨
砂に関連するパビリオン同士が連携し、砂で繋がった友好を深めながら万博を盛り上げ、相互訪問や紹介を行う取り組み。
加盟パビリオン
  • ヨルダン館
  • サウジアラビア王国館
  • ナウルパビリオン
  • アルジェリアパビリオン
  • 欧州連合(EU)パビリオン
  • モザンビーク共和国パビリオン
  • モーリタニア・イスラム共和国パビリオン
  • 関西パビリオン鳥取県ゾーン
ヨルダン館との締結日
令和7年4月23日

鳥取のまんが文化と観光資源の接続

鳥取県は「まんが王国とっとり」として、多数の著名な漫画家の出身地としての側面を持ちます。代表的な作家には水木しげる氏、谷口ジロー氏、青山剛昌氏などがおり、これらのゆかりの地や関連施設はファンの聖地巡礼スポットとしての魅力を持っています。

関西パビリオン鳥取県ゾーンのまんがコーナーでは、各作家の紹介やゆかりの観光施設、海外で出版された作品や貴重なグッズの展示が行われ、まんが文化と地域資源を結び付けたPRがなされました。

まんがを軸にした観光の特徴

まんがと地域資源を結び付けることで、作品のファンが訪れる動機づけが生まれます。ゆかりの地を巡ることで地域に滞在し、食や宿泊、物産購入に繋がる動きが期待されます。鳥取ならではの自然景観とまんが文化の組合せが強みです。

リーベルホテル大阪の拠点ではまんが関連グッズ販売や記念撮影が可能であり、万博で得た興味をその場で具体的な旅行行動へとつなげる仕掛けが整えられています。

主要情報の一覧とまとめ

ここまでに示した各種施策、展示、キャンペーンの日程や内容を表形式で整理します。重要な日付や場所、主な内容が一目で分かるようにまとめました。

項目 期間・日付 場所 主な内容
情報発信拠点開設 10月14日〜 リーベルホテル大阪1階 物産販売、まんが関連グッズ、展示、観光PR、写真撮影コーナー
アフター万博ウェルカニキャンペーン 10月14日〜3月19日(宿泊特典は〜2月28日) 蟹取県エリア全域 宿泊者毎月100名にカニをプレゼント、SNS抽選で22名に詰め合わせ
グルメでリアルとっとり 第1期:10月14日〜12月14日、第2期:1月14日〜3月14日 関西の参加店舗(順次拡大) SNS投稿やレシート応募で県産食材・観光券などをプレゼント(詳細はサイト参照)
アフター万博砂ンプラリー 11月1日〜3月31日 鳥取砂丘ビジターセンター、倉吉・白壁土蔵群観光案内所、夢みなとタワー 等 万博スタンプの移設、専用記念台紙配布
ヨルダンの砂展示・体験 10月18日〜(段階的に実施、ワークショップは11月以降、プロジェクションは1月頃) 鳥取砂丘ビジターセンター、アイエム電子鳥取砂丘こどもの国、夢みなとタワー サンド・アローラサンドの砂絵ポストカード体験、砂比べ、ワークショップ、プロジェクションマッピング
サンド・アライアンス加盟 締結:令和7年4月23日(ヨルダン館との締結) 国際連携 ヨルダン館、サウジ、ナウル、アルジェリア、EU、モザンビーク、モーリタニア、鳥取県ゾーンが連携

大阪・関西万博の終了後も、鳥取県は万博で生まれた接点を維持・拡張する形で具体的な施策を展開しています。リーベルホテル大阪の拠点や各種キャンペーン、展示移設といった取り組みを通じて、万博で得られた認知や興味を鳥取での体験へとつなげる流れが用意されている点が特徴です。

関連情報やキャンペーン応募の詳細は、キャンペーン公式サイトおよび関西本部の案内ページで確認してください(参照:https://www.kanitoriken.jp/)。

参考リンク: