10月24日初公開『The Creative Life』広告クリエイターの1日
ベストカレンダー編集部
2025年10月14日 15:10
クリエイティブライフ初上映
開催日:10月24日
広告クリエイターの「日常」を記録した新作ドキュメンタリーが予告編公開
本日2025年10月14日(火)、虎ノ門ヒルズ TOKYO NODE にて開催中の「虎ノ門広告祭」にて、ドキュメンタリー映画「The Creative Life」の予告編映像が公開された。映画は10月24日に同会場で初公開される予定で、広告という職業の表面的な華やかさだけでなく、その裏側にある思考や葛藤、制作の泥臭さに焦点を当てている。
本作は広告クリエイターと呼ばれる人々の「ある一日」を映像として切り取り、考え、悩み、つくるという行為そのものに寄り添った記録映画である。クリエイターを美化する語り口に対して距離を置き、現場での言葉や仕草、思考の断片を積み重ねることで、広告制作の現場のリアルを浮かび上がらせる試みとなっている。
予告編と特設サイト、関連リンク
予告編映像はYouTubeで公開されており、視聴は以下のリンクから可能である。加えて作品の詳細や今後の情報は映画の特設サイトで随時更新される。
- 特設サイト:https://the-creative.life/
- 予告編映像:https://www.youtube.com/watch?v=QtJT_x373tU
- 関連(キリンジ):https://columbia.jp/artist-info/kirinji/
プレスリリース資料として、映画グラフィックや場面写真などの画像素材がダウンロード可能とされているため、取材や二次使用を検討する関係者は提供素材を確認できる。
本記事は、公開されたプレス情報に基づき、映画の趣旨、主題歌、制作陣、上映情報を網羅的に整理して伝える。
主題歌に決まったキリンジ「ナイーヴな人々」と楽曲の位置づけ
本作の主題歌はキリンジの「ナイーヴな人々」に決定した。楽曲は2013年にキリンジ兄弟時代のラストアルバム「Ten」に収録された曲で、作詞・作曲は堀込高樹による。企画者である鈴木健太の提案により選曲された経緯が明かされている。
作品側は、広告クリエイターの表層的な華やかさと、実際に抱えている繊細さや悩みを描く本作の主題と、この楽曲の持つニュアンスが合致したことを理由に挙げている。楽曲は応援歌的側面を持ちつつ、ナイーヴな感情を丁寧に描く点で物語と響き合う。
- 主題歌
- キリンジ「ナイーヴな人々」(作詞/作曲:堀込高樹)
- クレジット
- ©️2013 by NATURAL FOUNDATION LLC. Licensed by NIPPON COLUMBIA CO., LTD.
音楽プロデューサーは原田瞳、音楽プロダクションはOngakushitsu Inc.が担当。予告編の音楽編集や整音など音作り関係のスタッフもクレジットされている。
選曲の背景として企画者・鈴木健太は、自身の経験と広告業界で出会った人々への眼差しを語っており、楽曲が本作の描写を補強する役割を果たすことを意図している。
監督・企画者の視点と製作スタッフの詳細
監督は高橋一生(※MV・広告映像の演出で多数の実績がある高橋一生監督)。本作について高橋監督は「泥臭くて人間らしい」日常の中に生まれる瞬間に着目した旨をコメントしている。映像表現としては、日常の何気ない会話や一言に宿る瞬間を掬い取り、観る人によって受け取り方が変わる多層的なドキュメンタリーを志向している。
企画は鈴木健太。鈴木は自身のキャリアや電通時代の体験を踏まえ、広告クリエイターという職能に対する深い共感と観察を基点に企画を立ち上げた。企画書作成当初から特定の人物の悩む姿を撮るイメージがあり、楽曲「ナイーヴな人々」は企画段階から脳内で流れていたという。
監督・企画者コメント(抜粋)
高橋一生監督コメントでは、日常の中の不器用さや、仕事と人への純粋な愛着が制作の動機である点が述べられている。スタッフや制作チームの協力により映像が形になったとも記している。
鈴木健太コメントでは、大学を中退し映画監督を諦めた経験、電通で出会った「目の前のことに無邪気にワクワクする人間たち」への敬意が語られており、単なるセミナーにとどまらない映画化の経緯、5月から始まった企画と10月24日の初上映に至る背景が説明されている。
主要スタッフクレジット(制作体制)
本作はDentsu Inc. + Firstthingの製作・著作で、制作はTOKYO / 太陽企画株式会社が担当している。エグゼクティブプロデューサーやプロデューサー、制作進行など多数のスタッフがクレジットされている。
- 企画:鈴木健太
- 監督:高橋一生
- コピーライター:岩田泰河
- アートディレクター:出雲優子
- エグゼクティブプロデューサー:眞鍋亮平
- プロデューサー:田中尚樹、帯向麗生名、森重智子、堀内美鈴
- 制作主任:速水雄太、制作進行:森優雅、芝山心太、制作応援:大竹玲於、真塩武
- 撮影:高橋一生、宮島遥夏、岸憲洋、長井瞳奈、森川亮太、齋孝輔、安藤亮
- 編集:本田吉孝(編集助手:望月あすか、吉野一輝、細江和希、内山省吾、小畑知春、森永雅人、井ノ本陸)
- 予告編集:菅野有沙、整音:辰巳茜璃
- 音楽プロデューサー:原田瞳、音楽プロダクション:Ongakushitsu Inc.
- フォトグラファー:豊田和志(フォトプロデューサー:池田了、馬場大樹、鈴木翔天)
- グラフィックデザイナー:兵頭美桜、WEBデザイナー:松岡明日香
- テクニカルディレクター:高橋綾乃、フロントエンドエンジニア:岩本一希
- WEBプロデューサー:師富玲子、WEBプロジェクトマネージャー:中村栄美子
- グラフィックプロダクション:P.I.C.S. + Fabrica. + PYRAMID FILM QUADRA INC. + .ma
上記に加え、プロダクション側の多岐にわたる支援メンバーが制作を支えている。制作現場の多職種が結集して完成に至ったことが読み取れる。
上映情報・虎ノ門広告祭の会期と関連イベント
映画「The Creative Life」は2025年10月24日に虎ノ門ヒルズ TOKYO NODE 内で開催される「虎ノ門広告祭」にて初公開される。プレスリリースは2025年10月14日12:58付で、日本コロムビア株式会社より発表された。
虎ノ門広告祭は「ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントを繋ぐクリエイティビティ」をテーマに、2025年10月17日(金)から10月24日(金)までの8日間にわたり開催される国内最大規模の広告クリエイティブフェスティバルと位置づけられている(当実行委員会調べ)。会場はTOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8F、45F、46F)。
開催概要とイベント規模
会期中には広告界のレジェンドや若い世代のクリエイターを含む総勢約400名が参加し、120以上のイベントを開催予定であると発表されている。参加クリエイターの例として原研哉、大貫卓也、井口皓太、森本千絵、深井龍之介、藤原ヒロシ、山口周、藍にいな、平野紗季子らが挙げられている。
会期中の特筆すべきスケジュールとして、10月18日(土)には22:00~24:00で30歳以下限定の一夜限りイベントが実施される。これ以外の期間は毎日10:00~22:00の開催が予定されている。
- 名称:虎ノ門広告祭
- 開催期間:2025年10月17日(金)~2025年10月24日(金)10:00~22:00
- 特別イベント:10月18日(土)22:00~24:00(30歳以下限定)
- 会場:TOKYO NODE(東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 8F、45F、46F)
- 主催:虎ノ門広告祭実行委員会、会場協力:森ビル・TOKYO NODE
- 特設サイト:https://toradfes.com
- チケット:https://cloud-pass.jp/project/toradfes
「The Creative Life」の初公開はこのフェスティバル内のイベントの一環として位置づけられており、10月24日の上映が初上映日である。
登場人物・キャスト一覧と要点整理
本作はドキュメンタリーの形式をとるため、複数の広告クリエイターや関係者に密着した構成となっている。プレスリリースでは主演/出演者として多数の名前がクレジットされている。
以下に、登場キャスト・出演者と主なスタッフ情報、公開日や関連リンクを表形式で整理してまとめる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | The Creative Life |
| 予告編公開 | 2025年10月14日(虎ノ門広告祭会場にて公開) |
| 初公開(上映) | 2025年10月24日(虎ノ門広告祭 内、TOKYO NODE) |
| 主題歌 | キリンジ「ナイーヴな人々」(作詞/作曲:堀込高樹) ©️2013 by NATURAL FOUNDATION LLC. Licensed by NIPPON COLUMBIA CO., LTD. |
| 監督 | 高橋一生 |
| 企画 | 鈴木健太 |
| 制作 | TOKYO / 太陽企画株式会社(製作・著作:Dentsu Inc. + Firstthing) |
| 主演・出演者 | 東畑幸多、栗田雅俊、尾上永晃、井本善之、山口さくら、萬田翠、村田俊平、加藤倫子、南木隆助、有元沙矢香、関戸貴美子、出雲優子、北恭子、水本晋平、中山桃歌、真子千絵美、田中賢一郎、岩田奎 |
| 撮影・編集・音響など | 撮影:高橋一生 他/編集:本田吉孝 他/整音:辰巳茜璃/音楽プロデュース:原田瞳 |
| 虎ノ門広告祭 会期 | 2025年10月17日~10月24日(10:00~22:00) ※10月18日 22:00~24:00は30歳以下限定イベント |
| 会場 | TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 8F、45F、46F) |
| 関連リンク | https://the-creative.life/ / 予告編(YouTube) / キリンジ情報 |
この記事はプレスリリースの全文に基づき、作品の主旨、楽曲、制作体制、上映情報、開催される虎ノ門広告祭の概要を包括的に整理した。公開スケジュールや配信されている予告編、特設サイトの情報を確認のうえ、興味のある方は公式の更新を参照されたい。
参考リンク: