ポケモンを題材にした運動遊び、学校向け壁新聞で公開

ポケモン運動遊び掲載

開催日:10月14日

ポケモン運動遊び掲載
これって学校で使えるの?
はい。JSPOが2025年10月14日号の壁新聞で紹介したもので、小中学校向けに実践しやすくまとめられています。体育や休み時間、掲示板での活用を想定し、ルールや準備物、安全配慮も具体的に記載されています。
ポケモンの登場って許可されてるの?
はい。今回は株式会社ポケモンとの協働による掲載で、公式な許諾のもとに登場しています。学校での掲示や授業での利用は想定されていますが、商用利用や二次利用は別途確認が必要です。

学校現場に届く新しい運動遊び──ポケモンを題材にした壁新聞の狙い

JSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会/所在地:東京都新宿区/会長:遠藤利明)は、全国の小・中学校向けに発行している壁新聞「JSPOスポーツ医・科学info」の令和7(2025)年度10月14日発行号に、ポケモンのキャラクターであるコイキングイシツブテを登場させた運動遊びを掲載しました。発表日時は2025年10月14日 11時30分です。

掲載の目的は、子どもが楽しみながら積極的に体を動かす機会を増やし、運動やスポーツへの親しみを深めることにあります。壁新聞は学校の掲示板などで活用されることを想定し、実践しやすい運動遊びの内容を具体的に示しています。

大人気のポケモンが登場!ポケモンを題材とした運動遊びを壁新聞で紹介 画像 2

掲載された遊びとその構成

今回の壁新聞では、JSPOが開発したプログラムをベースにした遊びが、ポケモンの要素を取り入れて紹介されています。原案はJSPO-ACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)内の「魚取り」と「ゆりかご遊び」です。

壁新聞で紹介された遊びの名称と対応する原案は以下の通りです。

  • にげろ!コイキング!(原案:魚取り)
  • ころがれ!イシツブテ!(原案:ゆりかご遊び)

これらは小・中学校の体育や休み時間、体力つくりの取り組みの中で取り入れやすい内容にアレンジされています。遊びのルールやねらい、準備物や安全上の配慮点が壁新聞上で具体的に提示されています。

JSPO-ACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)とは

JSPO-ACPは、JSPOが開発したプログラムで、子どもが様々な運動遊びを通して楽しく積極的に身体を動かすことにより、元気な子どもを育むことを目的としています。ジュニアスポーツの現場や学校体育での導入を想定し、全国各地で普及活動を進めています。

プログラムの基本的な考え方は、遊びの中で基礎的な運動能力や協調性を育てることにあります。壁新聞で紹介される遊びは、JSPO-ACPが掲げる「主運動につながる運動遊び」の一例を、ポケモンという馴染みのある題材で子どもに提示する工夫がなされています。

JSPO-ACPの目的
遊びを通じて子どもの運動習慣を促進し、発育・発達や体力向上に寄与すること。
導入の場
学校体育、ジュニアスポーツ、地域のスポーツ教室など。
関連情報(公式)
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/acp/index.html

関係者のコメントと協働企業の役割

壁新聞掲載に関し、JSPO専務理事の森岡 裕策のコメントが公表されています。森岡氏は運動の自発的な楽しさを強調し、ポケモンの登場により子どもたちが運動に親しみを持ち、生涯にわたってスポーツを楽しむきっかけになることを期待すると述べています。

森岡氏のコメント(原文)は以下の通りです。

自発的に運動を楽しむことがスポーツの基本です。今回の運動遊びに、世界中の子どもたちから大人気のポケモンに登場していただきます。このことにより、子どもの健全な発育・発達や体力の向上に寄与することはもとより、子どもたち自身が運動に親しみを持つことにより、その後に続く生涯にわたりスポーツを楽しむきっかけとなることを大いに期待しています。

また、協働する株式会社ポケモン側からは、最高ビジネス責任者・CBOの伊藤 憲二郎のコメントが出ています。ポケモン側は全国の子どもたちにポケモンを届けつつ、運動の時間をともに作ることを歓迎すると述べ、10月の2遊びからスタートし、2025年度中にさらに多くのポケモンとの触れ合いを通じて運動を支える意向を示しています。

伊藤氏のコメント(原文)は以下の通りです。

全国の子どもたちにポケモンを届けながら、楽しい運動の時間を一緒に作れることをうれしく思います。2025年10月からは、「にげろ!コイキング!」と「ころがれ!イシツブテ!」からスタートし、たくさんのポケモンと触れあってもらうことで、子どもたちの運動に寄り添っていけると嬉しいです。

株式会社ポケモンについての概要も公表されています。ポケモンはブランドマネジメントを目的に設立され、ゲーム、カードゲーム、アニメ・映画、グッズ、タイアッププロモーション、イベント、直営店舗(ポケモンセンター)などを展開しています。関連サイトは以下です。

活用上の留意点、今後の掲載予定と組織情報

壁新聞は小・中学校の指導者や教育関係者が活用しやすい形で作成されています。遊びの導入時には安全管理や活動スペースの確保、児童の発達段階に応じたルール設定などを行う必要があります。壁新聞には具体的な実施手順や準備物、安全上の配慮点が明記されていますので、それらを参照して導入することが想定されています。

2025年度は今回の10月号に続き、12月号と2026年2月(2025年度の2月発行号)にもポケモンを題材とした運動遊びが登場する予定です。通年を通してポケモンのキャラクターを活用した遊びを普及させることで、子どもたちの運動習慣形成や体力向上を図る狙いがあります。

JSPOの沿革と事業概要
JSPOは1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に大日本体育協会として創立され、その後日本体育協会を経て、2018年4月1日に現在の名称となりました。現在は各世代を網羅したスポーツ大会の開催、スポーツの場の創出、指導者育成、医・科学に根差したスポーツ推進など幅広い事業を展開しています。
参考リンク(JSPO)
ホームページ:https://www.japan-sports.or.jp/
事業概要パンフレット:https://www.japan-sports.or.jp/about/tabid57.html#09(通読約15分)
JSPO中期計画2023-2027:https://www.japan-sports.or.jp/about/tabid149.html#01

活用に際しての具体的なチェック項目

学校や地域で導入する際には、次のような点を確認するとよいでしょう。

  1. 活動場所の広さと安全確保(障害物の除去、床面の状態確認)
  2. 児童の発達段階に応じたルール調整(年齢別の難易度設定)
  3. 参加児童への事前説明と役割分担(協力とフェアプレーの確認)
  4. 必要物品の準備(用具やマーカー等)と衛生管理

壁新聞に記載されている具体的な手順や配慮点を参照し、実際の教育現場の実情に合わせて調整することが推奨されます。

要点の整理

以下の表に、本プレスリリースで示された主要な情報を整理しました。掲載日や登場キャラクター、遊びの名称、対象、発行元、関連リンク、代表者コメントの概要、今後の掲載予定などをまとめています。

項目 内容
発行日(公表日時) 2025年10月14日 11時30分(JSPOによる発表)
掲載媒体 壁新聞「JSPOスポーツ医・科学info」 令和7(2025)年度 10月14日発行号
登場キャラクター コイキング、イシツブテ
紹介された遊び(名称) 「にげろ!コイキング!」(魚取りをアレンジ)、「ころがれ!イシツブテ!」(ゆりかご遊びをアレンジ)
対象 全国の小・中学校向け(学校掲示や体育授業等での活用を想定)
目的 ポケモンを題材にした運動遊びの普及を通じて、子どもの運動への親しみ促進、健全な発育・発達および体力向上に寄与すること
発行者(組織) 公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO) 東京都新宿区/会長 遠藤利明
代表者コメント(要旨) JSPO専務理事 森岡裕策:自発的に運動を楽しむことの重要性を指摘。株式会社ポケモン CBO 伊藤憲二郎:子どもたちにポケモンを届けつつ運動の時間を共に作ることを歓迎
関連リンク
  • JSPO公式:https://www.japan-sports.or.jp/
  • JSPO-ACP:https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/acp/index.html
  • ポケモン(コーポレート):https://corporate.pokemon.co.jp/
  • ポケモン(公式):https://www.pokemon.co.jp/
今後の掲載予定 2025年度の12月発行号および2026年2月発行号にもポケモンが登場予定

今回の掲載内容は、JSPOが推進するJSPO-ACPの考え方に沿って作成されており、学校現場での実施にあたっては壁新聞に記載された手順や注意点を確認した上で導入することが想定されています。詳細は上記の公式リンクから確認できます。

参考リンク: