10月15日開始 台中新光三越で〈ゆかり〉が期間販売
ベストカレンダー編集部
2025年10月12日 14:57
台中新光三越催事出店
開催期間:10月15日〜11月2日
台湾・台中で期間限定販売へ──日本の海老せんべい〈ゆかり〉が並ぶ理由
株式会社坂角総本舖(本社:愛知県東海市、代表取締役:坂泰助)は、2025年10月15日(水)から11月2日(日)までの期間限定で、台湾の新光三越 台中中港店(10階 催事場)に出店します。今回の出店は、9月に開店した台北の新光三越 台北南西店の常設店に続く展開で、台北での反応を受けて台中での催事販売に踏み切る形です。
プレスリリースは2025年10月12日 10時00分付で発表されており、出店期間と取扱商品の詳細が明確に示されています。取扱商品は〈ゆかり〉、〈ゆかり黄金缶〉、〈さくさく日記[海老]〉、〈さくさく日記[帆立]〉の四種です。
出店日程と会場の概要
出店場所は新光三越 台中中港店の10階催事場、期間は2025年10月15日(水)~11月2日(日)です。催事場での販売は期間限定のため、現地での販売機会が限られますが、台北での実績を踏まえた準備が行われています。
台北の常設店が初日から好調であったことから、台中でも需要を見込んだ数量配分と販売計画が重要となります。台湾での引き合いが強い一方で、食品輸入に伴う通関・検査に時間を要する点も明示されており、リードタイムを踏まえた在庫管理の強化が求められています。
- 会場:新光三越 台中中港店 10階 催事場
- 期間:2025年10月15日(水)~11月2日(日)
- 取扱商品:〈ゆかり〉、〈ゆかり黄金缶〉、〈さくさく日記[海老]〉、〈さくさく日記[帆立]〉
台北での出店実績と販売状況の詳細
坂角総本舖は2025年9月24日(水)に新光三越 台北南西店に常設店をオープンしました。オープン初日から多くの来店があり、開店日の夕方には台湾のニュースでも取り上げられたことが翌日以降のさらなる来店増につながりました。
具体的には、準備した約2週間分の在庫がわずか4日で売り切れる結果となり、初動需要の大きさが確認されました。この結果を受けて、台中での催事でも需要を見越した在庫計画と通関スケジュールの調整が行われています。
販売の背景と物流上の留意点
台湾は食品輸入の通関審査・検査が厳格で時間を要するため、輸出側はリードタイムを十分に見積もる必要があります。坂角総本舖はこの点を踏まえて販売計画の精度向上に注力するとしています。
具体的な対応としては、出荷スケジュールの前倒し、検査にかかる時間を見込んだ在庫余裕の確保、現地での販売量に関する情報共有の強化などが挙げられます。台北での予想を上回る売れ行きがあったため、台中での催事ではこれらの対策がより重要になります。
〈ゆかり〉を中心とした商品の特徴とラインナップ
坂角総本舖の主力商品である海老せんべい〈ゆかり〉は、商品の成り立ちと製法に特徴があります。1枚の約7割が海老の身で構成され、新鮮な海老を丹念に焼き上げることで深い香ばしさを実現しています。ていねいな二度焼き仕上げにより風味が引き立てられます。
〈ゆかり〉は昭和41年(1966年)に命名・発売されて以来、累計出荷枚数が35億枚に達しており、名古屋土産や贈答品として広く流通しています。今回の台湾展開でも代表商品としての位置づけが明確です。
- 〈ゆかり〉
- 海老の身が約7割を占める伝統的な海老せんべい。二度焼きの製法で香ばしさを強調。
- 〈ゆかり黄金缶〉
- 贈答用の缶入り製品。保存性と見栄えの良さを兼ね備える。
- 〈さくさく日記[海老]〉
- 食感を重視した海老味のスナック。軽い口当たりが特徴。
- 〈さくさく日記[帆立]〉
- 帆立風味のさくさくシリーズ。海鮮の旨味を生かした味わい。
これらの製品は台中の催事場で販売され、地元の消費者に向けて日本の海老せんべい文化を伝えることが狙いです。
坂角総本舖の歴史と今回の台湾展開に向けた取り組み
坂角総本舖は1889年(明治22年)に始祖・坂 角次郎が横須賀(現在の愛知県東海市)で創業しました。創業以来、江戸時代に徳川家へ献上されていた「えびはんぺい」に創意工夫を加え、現在の海老せんべい〈ゆかり〉を中心とする商品群を育ててきました。
2025年は創業から136周年にあたり、長年の伝統と技術を基盤にした海外展開の一環として今回の台湾での常設店・催事出店が位置づけられています。本社所在地は愛知県東海市荒尾町甚造15‐1です。
海外展開に向けた具体的な対応
台湾向けの販売では、現地の法規制や通関要件を踏まえた計画が重視されています。食品輸入に関する検査・通関は厳格で、時間を要することが説明されているため、出荷管理や在庫配分の精査が行われています。
また、台北でのニュース報道や初日の売れ行きを受けて、現地での需要予測の精度向上、物流体制の強化、販売スタッフの運用方法見直しなどの対応策が挙げられています。これらは台中での催事の運営にも反映されます。
要点の整理
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出店企業 | 株式会社坂角総本舖(代表取締役:坂泰助) |
| 報道日時 | 2025年10月12日 10時00分(プレスリリース発表日) |
| 台中出店期間 | 2025年10月15日(水)~11月2日(日) |
| 会場 | 新光三越 台中中港店 10階 催事場 |
| 取扱商品 | 〈ゆかり〉、〈ゆかり黄金缶〉、〈さくさく日記[海老]〉、〈さくさく日記[帆立]〉 |
| 台北での実績 | 新光三越 台北南西店(常設店)を2025年9月24日に開店。準備した約2週間分の在庫が4日で売切れ、開店日の夕方に台湾のニュースで取り上げられた |
| 商品特徴 | 〈ゆかり〉は1枚の約7割が海老、二度焼きで香ばしさを強調。昭和41年発売以来累計35億枚出荷 |
| 会社沿革 | 創業1889年(明治22年)、創業地:横須賀(現 愛知県東海市)。本社所在地:愛知県東海市荒尾町甚造15‐1。2025年で136周年 |
| 関連リンク | 製品・店舗情報(坂角総本舖) |
本稿では坂角総本舖が台湾市場で展開する台中の催事出店の目的、日程、取扱商品、台北での実績、輸入に伴う留意点、そして同社の歴史的背景といったプレスリリースに含まれる全ての情報を整理して伝えた。台中での催事は期間限定のため、出張販売の機会と準備体制が重視されている点が確認できる。
参考リンク: