ダンデライオンと作った限定カカオジン、691本限定発売
ベストカレンダー編集部
2025年10月12日 14:44
カカオジン2025発売
開催日:10月12日
カカオを主役に据えた「Cacao Gin Limited Edition 2025」の登場
ミクソロジーの舞台で知られるスピリッツ&シェアリング株式会社(代表取締役 南雲主于三)が手がける、memento mori とダンデライオン・チョコレート、越後薬草蒸留所のコラボレーションによる限定スピリッツ『Cacao Gin Limited Edition 2025』(価格:7,480円・税込)が発表されました。プレスリリースは2025年10月12日 11時30分に配信され、本商品は2025年10月12日(日)からMixology Online Store、Mixology Boutiqueで限定販売すると明記されています。
本稿ではプレスリリースに含まれるすべての情報を整理して伝えます。価格、容量、アルコール度数、使用原料、製造・販売体制、テイスティングノート、販売チャネル、関係各社の紹介まで、一次情報を省略せずに記載します。販売開始日の表記にはリリース本文内に複数の記載があるため、そのまま両方を記載します。
発売日時・価格・限定数に関する詳細
プレスリリース冒頭では販売開始日を2025年10月12日(日)としており、同日にMixology Online StoreおよびMixology Boutiqueで限定販売が行われるとしています。価格は7,480円(税込)です。アルコール度数は46%、容量は700ml、販売数は限定691本と明記されています。
一方で本文の後半には「本商品はスピリッツ&シェアリング株式会社が運営する「Mixology Online Store」、「Mixology Boutique」(日比谷OKUROJI)にて3月5日(水)より限定販売いたします。」という記載も含まれています。プレスリリース本文には両日付が存在するため、発表に含まれた表記をすべてここに記します。
ラベルとデザインの意図
商品ラベルは「変わりゆくカカオの味わい」を表現する意匠となっているとされています。ラベルを通じて、年度や原料の違いによって変化するカカオの表情を視覚的に伝える試みです。
製品名は『Cacao Gin Limited Edition2025』と表記され、memento moriの年次リリースシリーズの一環であることが明確にされています。レシピはスピリッツ&シェアリング株式会社代表、南雲主于三が担当しています。
原料選定と製法のこだわり:カカオ豆の扱いから蒸留まで
今回のテーマは「カカオの豆そのものが持つ香り」。Bean to Bar チョコレートブランド「ダンデライオン・チョコレート」との協働により、ドミニカ共和国産のカカオ豆を中心素材に据えています。製造は越後薬草蒸留所に依頼され、段階加水(段階的な希釈)による香味調整を経て仕上げられました。
製法の主要ポイントは、豆の選別と処理、そして蒸留工程での繊細な調整です。焙煎後の豆を粗く砕き、カカオニブとカカオハスクを自然な比率で混載して使用する点が今回の特徴で、ナチュラルな風味を重視した設計になっています。
使用したカカオとその他素材の詳細
主要なカカオ原料は以下の通りです。素材原産地や用途が明記されています。
- ドミニカ共和国産カカオ豆(ダンデライオン・チョコレートが扱う個性豊かな豆)— 本作の主役。
- カカオパルプ(エクアドル産) — 今年も贅沢に使用。
- バニラビーンズ(バヌアツ産) — 香りの深みを補助。
- カカオニブ、カカオハスク — 焙煎後に粗く砕いた豆と自然比率での混載で、豆そのものの香りを生かす。
なお、これら原料の組み合わせは前年(2024年バージョン)と近いレシピながら、カカオ豆の産地が異なるため風味に大きな違いが出ています。今回の表現は「ハイカカオチョコレートのような深み」と「ベリーのような酸」が際立つ点が特徴です。
蒸留工程と越後薬草蒸留所の役割
蒸留は越後薬草蒸留所(新潟県)で行われました。越後薬草は野草酵素の研究を40年以上続け、スピリッツやジンの製造にも長年取り組んでいる組織です。本製品においても越後薬草の蒸留技術により、段階加水を含む工程で香味のバランスが細かく調整されています。
越後薬草蒸留所は『IWSC 2022』、『TWSC2023』、および『World Gin Awards 2024』のSignature Botanicalにおいて“Country Winner Gold”など多数の受賞歴があり、今回もその評価の高い蒸留技術により「甘くないのに果実的で官能的、余韻まで豊かなジン」を実現したとリリースでは説明されています。
味わいの分析と推奨の楽しみ方
プレスリリースに記載されたテイスティングノートは、嗅覚・味覚・余韻それぞれに具体的な表現があります。以下にアロマ、味わい、余韻を順に整理します。
また、楽しみ方としてストレートやロック、ソーダ割り、チョコレートとのペアリングが推奨されています。それぞれの飲み方で引き出される要素が異なり、カカオ由来の香味がさまざまな形で顕在化します。
テイスティングノート(リリース記載)
- アロマ:高カカオチョコレートのような香ばしさが中心に立ち上がり、ベリーのような酸が奥行きを与える。ジュニパーの爽やかさ、レモンピールの明るさも重なることで複層的な香り。
- 味わい:前半は果実感ある酸味が広がり、中盤からは深く丸みのある苦味と甘さ。前回のビスケット的ニュアンスよりもチョコレートや熟した果実のニュアンスが強い。
- 余韻:心地よい苦味とやや甘みを伴った酸が持続。焙煎香とバニラが静かに残る、温かみあるフィニッシュ。
使用ボタニカルは詳細にリリースで列挙されています。これによって香味の多層性が担保されています。
- カカオパルプ(エクアドル産)
- カカオニブ
- カカオハスク(ドミニカ共和国産)
- ジュニパーベリー
- コリアンダーシード
- バニラビーンズ(バヌアツ産)
- シナモン、アンジェリカルート、カルダモン、クローブ、オールスパイス
- レモンピール、オレンジピール
推奨の飲み方
リリースは下記の楽しみ方を推奨しています。
- ストレート/ロック:カカオの奥行きとベリーの酸味が広がり、香味の変化を長時間楽しめる。
- ソーダ割り:苦味がキレよく広がり、爽快でリッチなハイボールに。
- チョコレートとのペアリング:フルーティーなタブレットチョコレートやナッツ系との相性が良い。
関係者紹介と販売に関する実務情報
本製品に関わる主要プレイヤー、販売チャネル、運営会社の情報をリリース通りに整理します。問い合わせや購入に関する基本情報も含めます。
以下は各組織・人物の略歴や役割を示した情報です。出典はプレスリリース本文です。
- 開発:
- memento mori(Mixology Groupが運営するカカオを追求するバー。2020年虎ノ門ヒルズビジネスタワー3階に開業。2022年にAsia Best 50 barにも選出)
- 製造:
- 越後薬草蒸留所(新潟県上越。野草酵素研究の蓄積と受賞歴あり)
- カカオ提供:
- ダンデライオン・チョコレート(サンフランシスコ発のBean to Barブランド。日本国内に複数店舗)
- 販売・運営:
- スピリッツ&シェアリング株式会社(代表取締役:南雲主于三)。2009年創業。都内に複数のバーとオンラインストアを運営。資本金:1000万円。本社:〒106-0032 東京都港区六本木1-3-41アークヒルズサイドS-B1-1。電話:03-3584-0166。ホームページ:http://spirits-sharing.com/
- 代表(プロフィール):
- 南雲 主于三(なぐも しゅうぞう)— 1998年よりバー業界で活動を開始。2006年渡英、2009年にスピリッツ&シェアリング株式会社を設立。多分野にわたるカクテル化の取り組みと商品開発を進めるミクソロジスト。
販売チャネルに関しては以下のとおりです。オンライン・店頭限定販売で、一般の小売流通はないとされています。
- Mixology Online Store:https://mixology-online-store.myshopify.com/
- Mixology Boutique(実店舗):東京都千代田区内幸町1‐7‐1 日比谷OKUROJI G20。営業時間:16:00~22:30(LO.21:30)。電話:03-6770-2338。Instagram:https://www.instagram.com/mixologyboutique2022/
製品情報の要点整理(表形式)
以下に本プレスリリースで示された情報を表として整理します。商品仕様、原料、販売に関する主要事項を一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Cacao Gin Limited Edition 2025 |
| 価格 | 7,480円(税込) |
| アルコール度数 | 46% |
| 容量 | 700ml |
| 販売開始(リリース記載) | 2025年10月12日(日)および本文記載の3月5日(水)という表記が併記 |
| 販売数 | 限定691本 |
| 製造 | 越後薬草蒸留所(新潟県) |
| 開発 | memento mori(Mixology Group) |
| カカオ提供 | ダンデライオン・チョコレート(ドミニカ共和国産カカオ豆、エクアドル産カカオパルプ、バヌアツ産バニラ等) |
| 使用ボタニカル(抜粋) | カカオパルプ、カカオニブ、カカオハスク、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、バニラビーンズ、シナモン、アンジェリカルート、カルダモン、クローブ、オールスパイス、レモンピール、オレンジピール |
| 販売チャネル | Mixology Online Store(URL記載)、Mixology Boutique(東京都千代田区 日比谷OKUROJI) |
以上がプレスリリースに含まれる情報の要点と出典情報の整理です。製品は年次で変化する原料の個性を引き出す設計になっており、ドミニカ共和国産カカオを軸とした今回の表現は「高カカオチョコレートのような深み」と「ベリーのような酸」を特徴としています。購入はオンラインと店頭の限定販売のみで、一般小売流通は行われない旨が明記されています。