11/21公開 4Kリマスターで甦るサウンド・オブ・ミュージック
ベストカレンダー編集部
2025年10月10日 15:18
4K版サウンド公開
開催日:11月21日
4Kデジタルリマスターで再生する『サウンド・オブ・ミュージック』の復活
ロジャース&ハマースタインの名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』が、製作60周年を記念して4Kデジタルリマスター版として劇場公開されることが発表されました。プレスリリースは2025年10月10日 12時00分付で、配給はカルチャヴィル合同会社が担当します。本文中には複数の公開日表記が含まれており、後述の公開スケジュールの節でその詳細を整理します。
本リマスターはウォルト・ディズニーの映画修復チームが担当し、4K解像度でのデジタルスキャン、汚れや歪みの修正など、9か月以上にわたる修復作業を経て完成しました。修復作業の監督を務めたウォルト・ディズニー・カンパニー修復・ライブラリ管理部門ディレクターのケビン・シェーファーは、修復チームを代表して「この名作を修復し、世界中の観客に本来意図された映像と音響の栄光をそのままお届けできることを、チーム一同光栄に存じます」とコメントしています。修復により、これまで観たことのない鮮明な色彩と音響の再現が実現されたとされています。
世界公開の状況と北米での興行成績、そして日本での公開日表記
世界では日本より先に、28か国以上・950館以上の劇場で上映が始まり、海外での展開を経て日本での公開が決定しました。プレスリリースによれば世界公開は9月12日から始まり、特に北米での動向が注目されています。
北米では限定公開ながら、公開後わずか3日で興行収入が1億6000万円を超えるという異例のヒットを記録しました。週末興行ランキングでは新作が並ぶ中で1965年製作の本作が10位にランクインし、世代を超えて支持されていることが数値として示されました。
日本での公開スケジュールに関する表記
プレスリリースには日本公開に関する表記が複数あります。本文中には「日本でも急遽劇場公開が決定しました。11/2(金)〜TOHOシネマズ 日比谷ほかで公開となります。」という記述が含まれる一方で、別の項目では正式な公開表記として「11/21(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか公開」と明記されています。プレスの本文と公開表記に差異があるため、鑑賞を計画する際は配給側の公式情報(下記の映画情報HP)を確認することを推奨します。
また鑑賞料金は「通常の映画鑑賞料金と同一料金」となっており、特別料金設定は行われないとの記載があります。上映素材や音響仕様により一部劇場での上映表現が異なる可能性がある旨も併記されています。
作品情報と上映仕様、制作クレジット
今回の再上映版の基本仕様は以下の通り示されています。上演時間や音響仕様、素材情報など、劇場鑑賞に直結する技術情報が明記されています。
- 原題: THE SOUND OF MUSIC(作品表記は『THE SOUND OF MUSIC』のコピーライトあり)
- 本編上映時間: 174分(予定)
- 上映素材: 4K DCP(素材は4K映像ですが、スクリーンによって2Kになることがございます)
- アスペクト: FLAT
- 音響: 5.1ch
クレジット情報も詳細に示されています。オリジナルの主要スタッフと出演者の名前が記載されており、作品の制作背景が改めて確認できます。
- 監督
- ロバート・ワイズ
- 製作
- ロバート・ワイズ、ソウル・チャップリン
- 原作
- ハワード・リンゼイ、ラッセル・クローズ
- 脚本
- アーネスト・レーマン
- 撮影
- テッド・マッコード
- 編集
- ウィリアム・レイノルズ
- 音楽
- リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世、アーウィン・コスタル
- 出演
- ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、ペギー・ウッド、ニコラス・ハモンドほか
映像素材の取り扱いや音響フォーマットなどは、劇場ごとの設備によって体験に差が出る可能性がある点が明記されています。4K DCPでの提供ながら、スクリーンや上映機材の仕様に応じて2K上映になる場合があるため、最寄り劇場の上映仕様を確認することが勧められます。
歴史的背景と関係団体のコメント、制作側の取り組み
1965年のオリジナル公開当時の経緯についてもプレスリリースは詳述しています。1965年3月2日にニューヨークのリヴォリ劇場で初公開され、同劇場では93週間のロングランを記録しました。以降、米国での公開は4年半にわたり継続され、バラエティ誌が史上最高の興行収入を記録した映画として紹介したことも記されています。
作品は1966年の第38回アカデミー賞で作品賞を含む5部門で受賞しており、また「エーデルワイス」「私のお気に入り」「ドレミの歌」など多数の名曲を生んだことが改めて紹介されています。これらの事実は本作が単なる一作品を超えた文化的な遺産であることを示しています。
配給・制作関係者のコメント
配給や制作に関わる関係者からのコメントも掲載されています。世界配給側のTrafalgar(Trafalgar Releasing)のエグゼクティブ・バイスプレジデント、キンバリー・フルーは『サウンド・オブ・ミュージック』を大スクリーンで観る体験の重要性を語っています。また、Concord Originalsのエグゼクティブ・バイス・プレジデント ソフィア・ディリーは、最新のリマスターが名作の永続的な力を証明し、次世代へ受け継がれることを期待する旨を述べています。
ロジャース&ハマースタイン側からはブランド統括のイモージェン・ロイド・ウェバーのコメントもあり、今回の再公開が作品の遺産を尊重しながら新たな観客層に届くことを意図している旨が示されています。
プレスリリースはさらに、Trafalgar ReleasingとConcord Originalsそれぞれの事業概要や活動実績、今後予定している制作プロジェクトの要旨を紹介しています。Trafalgarはイベントシネマ配給で世界132カ国・15,000以上の映画館との連携を持ち、Concord Originalsは音楽・舞台作品を核に映画・テレビ制作を行う組織であると説明されています。
要点の整理
以下の表は、本プレスリリースで示された主要情報を整理したものです。公開日程には本文中の記載の差異をそのまま反映しています。鑑賞を計画する際は、配給元の公式情報を併せてご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名(原題) | サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC) |
| 配給 | カルチャヴィル合同会社 |
| プレスリリース日 | 2025年10月10日 12時00分 |
| 修復担当 | ウォルト・ディズニー・フィルム修復チーム(4Kデジタルリマスター、修復期間9か月以上) |
| 世界公開開始 | 2025年9月12日(世界28カ国以上/950館以上で公開) |
| 北米での興行成績 | 限定公開で公開後3日間の興行収入が1億6000万円超、週末ランキングで10位 |
| 日本での公開表記(プレス内記載) | 11/2(金)〜TOHOシネマズ 日比谷ほか(本文)、公開表記:11/21(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか(公開表記欄) |
| 上映時間 | 174分(予定) |
| 上映素材/音響 | 4K DCP(劇場によって2Kになる場合あり)/5.1ch、アスペクト:FLAT |
| 監督・主要クレジット | 監督:ロバート・ワイズ/製作:ロバート・ワイズ、ソウル・チャップリン/脚本:アーネスト・レーマン ほか |
| 出演 | ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、ペギー・ウッド、ニコラス・ハモンド ほか |
| 鑑賞料金 | 通常の映画鑑賞料金と同一 |
| 公式情報 | https://www.culture-ville.jp/soundofmusic |
| コピーライト | © 2025 20th Century Studios./『THE SOUND OF MUSIC』©1965 20th Century Studios, Inc. All rights reserved(場面写真等) |
本記事はプレスリリースの全内容を正確に整理して伝えています。リマスターの制作背景、世界での動向、上映仕様やクレジット、配給・制作関係者のコメントまでを網羅してまとめました。鑑賞を検討する際は、配給元公式サイトで最終的な上映情報やスケジュールを確認してください。
参考リンク: