JTBパブリッシング「はじめノベル」第一弾が11月17日発売予定

はじめノベル創刊

開催日:11月17日

はじめノベル創刊
はじめノベルってどんなレーベルなの?
JTBパブリッシングが創刊する児童向けジュニアノベルの新レーベルで、人生を「旅」に例えつつ長編に初めて触れる児童向けの入口になる作品群を刊行。第一弾は青春と音楽を軸にした2作を予定。
発売日はいつで、どこで買えるの?
第一弾2作は2025年11月17日発売予定。書店や各種オンライン書店での販売が見込まれ、続く第二弾は2026年2月中旬発売予定。詳細は出版社発表や販売ページを確認して。

児童向け長編小説レーベル「はじめノベル」創刊の背景とねらい

株式会社JTBパブリッシング(東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:盛崎宏行)は、児童を対象にしたジュニアノベル・レーベル「はじめノベル」を2025年11月に創刊すると発表しました。発表日は2025年10月10日で、同社は旅行・ライフスタイル情報の提供を行うJTBグループの一員として、これまでに培ってきた編集力と企画力を児童文学分野にも展開します。

プレスリリースでは、人生を「旅」にたとえる視点が創刊のコンセプトの一つとして示されています。引用文として江戸時代の俳諧師・松尾芭蕉の「日々旅にして、旅を栖とす」が掲げられており、同レーベルは児童が長い人生の旅路を歩み始める際のガイドブックとなる作品群を目指すと説明されています。

児童が初めて手にする長編小説「はじめノベル」創刊 第一弾は2025年11月17日(月)発売予定 画像 2

創刊に当たってのメッセージと意図

プレスリリース中の〈創刊の辞〉では、情報技術の発展によって予測が難しくなった現代社会において、児童期に出会う読書体験が持つ意味を重視する立場が示されています。編集部は「はじめ」のきっかけとなる作品の提供が目的であり、読者がそれをどう受け止め、考え、活かすかは各自に委ねられると記述しています。

また、同レーベル創刊にあたってのキャラクターとして〈ことらべる〉の名が挙げられており、レーベル全体のヴィジュアルや親しみやすさの演出も意図されていることが読み取れます。こうした要素は、児童が初めて手にする長編小説の「入口」を丁寧に設計するための工夫といえます。

発表日
2025年10月10日 11時00分(株式会社JTBパブリッシング 発表)
発表主体
株式会社JTBパブリッシング(JTBグループ)
児童が初めて手にする長編小説「はじめノベル」創刊 第一弾は2025年11月17日(月)発売予定 画像 3

第一弾作品のラインナップと発売予定日

はじめノベルの第一弾として、次の2作品が刊行予定であることが発表されました。いずれも2025年11月17日(月)発売予定です。刊行日は明確に示されており、児童向け長編の導入として、それぞれ異なるジャンル性と物語の方向性を打ち出しています。

第一弾に続き、第二弾は2026年2月中旬発売予定であることも明記されています。第一弾・第二弾の双方でシリーズ化や謎解き要素など多様な読み物を用意する計画が公表されています。

第一弾の作品紹介(詳細)

第一弾の2作品は次の通りです。作品ごとに著者名とイラスト担当も併記されています。資料には作品の簡潔なあらすじも含まれています。

  • 『全米(あまた・まい)が泣いた』(著:村崎なぎこ、絵:MATSUDA98)

    中学1年生の駿(しゅん)はマンガの才能を認められ、修行に出される。修行先の村で出会ったクールな少女・マイの存在が、ある有名なキャッチコピーの背景にある喜怒哀楽を示す――という設定の本格“創作系”青春小説です。

    物語は創作活動と青春の葛藤を描くことを意図しており、初めて長編小説に触れる児童にも読みやすい語り口と、内面描写を重視した展開が示唆されています。

  • 『バンド男子とウタヒメ①』(著:*あいら*、絵:とりうら)

    物語は正体不明の歌姫「ルナ」として活動していた希音(きの)が、両親を事故で失って声を失うところから始まります。中学校入学後、軽音部のギター担当・凪(なぎ)にピアノを聴かれて勧誘されることで、再び歌や表現の場と向き合うことになる本格恋愛小説です。

    恋愛要素と音楽表現を軸にした物語構造が特徴で、青春期の心情変化を丁寧に扱う作りが想定されています。

出版社側は、これらの作品を「はじめての青春小説」「はじめてのミステリー」など、児童にとって長編小説の入口となるラインナップに位置づけています。第一弾はいずれも中学生を主人公に据えた設定で、読者想定は主に児童〜ジュニア層とされています。

執筆陣と関連企画、第二弾の概要

発表資料には第一弾の著者・イラストレーターに加え、レーベルに関わる執筆陣の名前と主な著作がリストアップされています。既に実績のある作家を起用することで、児童向けとはいえ質の高い読み物を目指す姿勢が示されています。

また、第二弾の仮題・予定作も明示されており、シリーズ展開や謎解き要素を含む作品が予定されている点が注目されます。

執筆陣と主な著作(プレスリリース記載)

プレスリリースには以下の執筆陣と、それぞれの代表作が記載されています。既存の評価ある作品を手がけてきた作家たちが名を連ねています。

イーピャオ
『とんかつDJアゲ太郎』(集英社、原案)
八木圭一
『一千兆円の身代金』(宝島社、第12回「このミステリーがすごい!」大賞受賞)など
麻希一樹
『5分後に意外な結末 「悩み部」』シリーズ(GAKKEN)など
澤村御影
『准教授・高槻彰良の推察』シリーズ(KADOKAWA)など
安藤祐介
『本のエンドロール』(講談社)、『六畳間のピアノマン』(KADOKAWA)など

このほか「ほか」として複数の執筆者が関与することが示されています。第二弾については2作品が予定されており、発売は2026年2月中旬を見込んでいます。

第二弾(2026年2月中旬発売予定)

第二弾として発表されている予定作品は次の2点です。仮題の表記がある点に留意する必要がありますが、いずれも謎解きや冒険の要素を含むであろう作品です。

  1. 『謎解き!? チーム副都心① 新宿に消えた秘宝を探せ…んのかっ!?(仮)』(著:イーピャオ、絵:北極まぐ)
  2. 『謎解きトラベラーズ ソラの事件ノート(仮)』(著:八木圭一、絵:坂本トウヤ)

これらは謎解き要素を前面に出したサブジャンルとして企画されており、児童読者に向けた敷居の低い長編ミステリーや冒険小説としての位置づけがうかがえます。

刊行情報の要点整理と参考資料

プレスリリースには、刊行予定日や著者・イラスト担当、創刊の趣旨説明、執筆陣の主要業績など、レーベル立ち上げに関する基本情報が網羅されています。発表資料としてのPDFファイル名も公開されており、詳細はそちらで確認可能です。

発表されたPDFのファイル名は次の通りです。報道や出典確認の際に参照することができます。

  • 本件に関するプレスリリースPDF:d24732-530-88fea20342eaa4034b4f1494879c1b4d.pdf

キーワードとカテゴリ

プレスリリースに付されたキーワードやカテゴリも記載されており、ジャンル横断的な編集意図が読み取れます。これにより販売・流通や読者への訴求ポイントが明確化されます。

記載されているカテゴリとキーワードは次の通りです。対象読者や販売チャネルを含めた検討材料になります。

カテゴリ キーワード
漫画・アニメ
学校・大学
JTBパブリッシング、るるぶ、児童書、漫画、コミック、はじめノベル

要点の一覧表と締めのまとめ

以下の表は、本記事で紹介した「はじめノベル」に関する主要項目を整理したものです。発売日、作品名、著者、イラスト担当、ジャンル、備考を網羅しています。記事末尾には表の内容を踏まえた総括的な文章を添えます。

項目 内容
レーベル名 はじめノベル(ジュニアノベル・レーベル)
発表・公表日 2025年10月10日 11:00(株式会社JTBパブリッシング発表)
運営会社 株式会社JTBパブリッシング(JTBグループ)
第一弾発売日 2025年11月17日(月)発売予定
第一弾作品 『全米(あまた・まい)が泣いた』/村崎なぎこ(著)、MATSUDA98(絵)
『バンド男子とウタヒメ①』/*あいら*(著)、とりうら(絵)
第二弾予定日 2026年2月中旬発売予定
第二弾予定作品 『謎解き!? チーム副都心① 新宿に消えた秘宝を探せ…んのかっ!?(仮)』(イーピャオ著、北極まぐ絵)
‘『謎解きトラベラーズ ソラの事件ノート(仮)』(八木圭一著、坂本トウヤ絵)
執筆陣の主な著作 イーピャオ(『とんかつDJアゲ太郎』原案)等、八木圭一、麻希一樹、澤村御影、安藤祐介ほか
参考資料 プレスリリースPDF:d24732-530-88fea20342eaa4034b4f1494879c1b4d.pdf

以上のとおり、JTBパブリッシングは児童向けの長編小説レーベル「はじめノベル」を発表し、第一弾2作品を2025年11月17日に発売予定、第二弾を2026年2月中旬に発売予定であることを明らかにしました。創刊の辞では人生を旅にたとえる観点が示され、編集部は同レーベルを児童が長編小説に触れる「はじめ」の機会と位置づけています。発表文中の表現として、同社は「はじめノベル」を末永くよろしくお願い申し上げますと述べていますが、報道としては上記の事実関係を整理してお伝えしました。