10月14日開催 製造業×新規事業公開Q&A(無料)
ベストカレンダー編集部
2025年10月9日 13:55
製造業×新規事業公開質問会
開催日:10月14日
製造業の現場に根差した問いを扱う公開質問会の意義
製造業における新規事業開発は、単なる技術やアイデアの蓄積だけでは前進できない局面が多く存在します。PoC(概念実証)やMVP(実用最小限の商品)段階で直面する課題、組織内の協力体制が整わないことによる停滞、設備投資やサプライチェーン、品質基準といった業界固有の制約が絡むと、机上の理論だけでは解決が難しくなります。
今回の公開質問会は、参加者から寄せられるリアルな質問を題材に、製造業の現場特性を踏まえた実践的な答えを掘り下げる場として設計されています。キュレーションズ株式会社が主催するこのセッションでは、既存の教科書的対応では見落とされがちな現場の知見や意思決定の巧拙、利害調整の実務などを具体的に扱います。
対象者と現場で直面する主要な課題
対象は製造業で新規事業を推進する経営企画・事業企画担当者、PoCやMVPの段階で課題に直面している技術開発・プロジェクトマネージャー、社内の協力が得られず組織文化や利害調整で悩む管理職や担当者といった方々です。具体的には、設備投資の回収シミュレーション、既存事業とのリソース配分、品質基準の満たし方、サプライチェーン上の調整などの問題を抱えるケースが想定されています。
こうした課題は個別の技術問題に見えて、実際には組織の意思決定プロセス、評価指標、社内コミュニケーションのあり方に起因することが多い点が特徴です。公開質問会では、外部の視点と現場の知恵を合わせて、実務に直結する解法や判断基準を提示します。
- 対象: 製造業で新規事業を進める経営企画・事業企画担当者
- 想定される相談例: PoCが社内合意を得られない/MVPの成立条件の設定が甘い/設備投資とリスク管理のバランスが取れない
なぜ公開質問会か — 現場の知恵を引き出す形式
公開質問会という形式は、参加者それぞれが直面している具体的な問いを共有し、それに対する実務的な答えを蓄積する場として有効です。教科書的な理屈では説明がつかない「現場固有の壁」に対して、過去に同様の壁を越えた事例や意思決定プロセスの再現可能なパターンを提示することを目的としています。
このセッションでは、質問は参加者から寄せられる実際のものを中心に扱い、講師および運営側が蓄積している事例を照合しながら、実務で使える具体的アクションに落とし込んでいきます。電子コンパス事業などの具体的事例も参照され、明日から活用できる知恵が提供されます。
セミナー開催の具体的情報と申し込み方法
キュレーションズ株式会社が主催する「製造業×新規事業 公開質問会」は、2025年10月14日(火)11:00〜12:00にオンラインで開催されます。参加料は無料で、Zoomを用いたオンライン配信での実施です。発表日は2025年10月9日12:00に同社より告知が出されています。
参加申込は専用の申込フォームから行います。事前登録制のため、申込手続き完了後にZoom視聴用の案内が送付される想定です。参加者は自社の具体的な質問を事前に準備しておくと、当日の議論をより実務的に活用できます。
開催概要(日時・参加費・視聴方法)
以下はセミナーの主要な開催情報です。正確な日時や参加方法は主催側の告知内容に基づきますが、本記事では発表された情報を漏れなく整理します。
主なポイントは、開催日時が2025年10月14日(火)11:00〜12:00、参加料は無料、視聴方法はZoomでのオンライン配信である点です。申込は指定URLから行ってください。
- 開催日
- 2025年10月14日(火)11:00〜12:00
- 参加料
- 無料
- 視聴方法
- Zoomによるオンライン配信
- 申込方法
- 下記URLより申し込み(https://www.curations.jp/article/_W7C4SLD)
申し込み手順と注意事項
申し込みは専用URLへアクセスし、必要事項を入力する流れです。申込完了後、運営側からZoom参加リンク等の詳細が案内されます。参加は無料ですが、事前登録が必須です。
当日はオンライン配信のため、安定した通信環境の確保やZoomの最新版の利用を推奨します。質問を事前に用意しておくことで、実務に直結した回答を得やすくなります。
- 申込ページ(https://www.curations.jp/article/_W7C4SLD)へアクセス
- 必要事項を入力して申込完了
- 運営から送付されるZoom参加情報を受領
- 開催日時にアクセスして視聴・質問
スピーカー 山下 昌哉氏の実績と、事例に基づく学び
本公開質問会のスピーカーは、キュレーションズ株式会社のCKTO(最高テクノプレナーシップ知識責任者)であり、e-Compass LLCの代表でもある山下 昌哉氏です。長年にわたり製品技術開発と事業拡大に携わってきた実務者として、製造業の新規事業創出に関する深い知見を持ちます。
山下氏の経歴や実績は、製造業における新規事業が技術的成功にとどまらず、事業化と市場創出まで見据えた意思決定の重要性を示しています。今回の公開質問会では、山下氏の経験を踏まえた実践的な示唆が提供されます。
経歴と受賞歴
山下氏は1982年に東京大学大学院物理工学専攻博士課程を修了後、旭化成工業(現・旭化成)に入社しました。MRIやリチウムイオン電池といった新規事業領域で技術開発と世界市場拡大に従事した経験を持ちます。
2000年に電子コンパス開発を自ら提案し、2003年の事業開始以降、世界トップメーカーとして新規市場創出に寄与しました。2008年のAndroid OS、2009年のiOS搭載端末標準搭載を契機に事業が急成長しました。2010年以降は旭化成グループフェロー、2017年からシニアフェローを務め、2023年9月に同社を退職してe-Compass LLCを創業しました。受賞歴としては2012年の全国発明表彰恩賜発明賞、2015年春の紫綬褒章があります。
- 学歴
- 東京大学大学院物理工学専攻博士課程修了
- 所属・肩書
- キュレーションズ株式会社 CKTO、e-Compass LLC CEO
- 受賞
- 2012 全国発明表彰恩賜発明賞/2015 春の紫綬褒章
電子コンパス事業等の事例と新規事業における学び
電子コンパス事業の事例は、新規事業が単なる技術の成功で終わらず市場を創出するために必要なプロセスを示しています。特に、スマートフォンへの標準搭載という形でプラットフォーム側の採用を獲得した点は、製造業の新規事業における「外部環境との連携」や「採用側のニーズ把握」の重要さを明確に示しています。
公開質問会では、このような事例に基づき「どのように社内外の利害関係者を説得し、リソース配分を行い、製品要件を定めるか」といった実務的な問いに対して、山下氏の経験を踏まえた具体的な戦略や判断基準が提示される予定です。
開催内容の要点まとめ
以下の表は、本セミナーの開催情報や対象、スピーカー、申込先など、本記事で取り上げた主要な情報を整理したものです。記事全体で紹介した内容を簡潔に確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 製造業×新規事業 公開質問会 |
| 主催 | キュレーションズ株式会社 |
| 発表日 | 2025年10月9日 12:00 |
| 開催日 | 2025年10月14日(火)11:00〜12:00 |
| 参加料 | 無料 |
| 視聴方法 | Zoom(オンライン配信) |
| 申込URL | https://www.curations.jp/article/_W7C4SLD |
| スピーカー | 山下 昌哉(キュレーションズ CKTO、e-Compass LLC CEO) |
| 対象者 | 製造業で新規事業を推進する経営企画・事業企画担当者、技術開発・PM職、組織調整に課題を抱える方など |
| 注力領域 | PoC・MVPの進め方、組織内合意形成、設備投資や品質基準を含む製造業特有の制約への対応 |
| 関連カテゴリ | マーケティング・リサーチ、経営・コンサルティング |
| キーワード | 経営企画、経営戦略、新規事業、事業担当、オンラインセミナー、無料、大企業、アイデア創出、質問、疑問解消 |
本公開質問会は、製造業における新規事業開発の具体的な壁とその越え方に焦点を当て、参加者の現場の疑問に応える実務的な内容を提供することが目的です。興味のある方は申込ページから登録のうえ、具体的な質問や自社の状況を用意することで、当日の議論を実務に直結させることができます。
参考リンク: