10/17発売 Arctis Nova Elite、世界初Hi-Resワイヤレス
ベストカレンダー編集部
2025年10月9日 11:38
Arctis Nova Elite発売
開催日:10月17日
いまだかつてない「Hi-Resワイヤレス」――Arctis Nova Eliteが示す音の新基準
SteelSeriesは、GNグループ(本社:コペンハーゲン、デンマーク)によるゲーミングデバイスブランドとして、2025年10月9日11時に発表した新ヘッドセット「Arctis Nova Elite」で、ゲーミングヘッドセット市場に新たな「Hi-Resワイヤレス」カテゴリーを創出しました。プレスリリースによれば、同製品は世界初(*1)のゲーミング向けHi-Resワイヤレスヘッドセットとして位置づけられ、2025年10月17日(金)より全国の家電量販店、Amazon.co.jp、楽天市場で順次発売されます。
製品は単なるモデルチェンジに留まらず、コーデック/ドライバー/伝送の組合せを見直して、24bit/96kHzの高解像度オーディオ伝送による「より高音質な再現」を狙った設計が特徴です。次世代LC3+コーデックを採用し、2.4GHzとBluetoothによる独立かつ同軸のHi-Resストリーム再生にも対応することで、ゲームプレイと音声通話、メディア視聴を高品質で同時運用できる点が強調されています。
24bit/96kHz伝送とLC3+の意義
従来のゲーミングヘッドセットとは異なり、Arctis Nova EliteはLC3+(LE Audio)によるBluetooth接続と2.4GHzワイヤレスの双方で24bit/96kHzの伝送を実現します。これにより、標準的な製品と比較して最大3倍のディテールとダイナミックレンジが得られるとしています。高いサンプリングとビット深度は、定位や音像描写、音の余韻表現で差が出やすく、競技的な場面や音楽鑑賞の両面で恩恵があります。
また、2.4GHzとBluetoothの独立したストリームを同時に再生可能という設計は、複数デバイスを同時に使用するユーザーにとって実用的です。通知や音声チャットとゲーム音を高品質のまま併用することが可能になります。
音響設計の詳細――真鍮フレームと40mmカーボンファイバードライバー
Arctis Nova Eliteの音響要素は、特注の2ピース40mmカーボンファイバードライバーに真鍮製フレームを組み合わせた点にあります。真鍮製フレームがドライバーの剛性を高めることで、Pistonic(ピストニック)ドライバーの動作を安定させ、固定面上での正確な動きを確保する設計です。
この構成により、10Hzから40kHzまでの広帯域再生を実現。低域の深さから高域の伸びまで、再現性の高いクリアな音を目指した仕様となっています。ゲーミングにおける音の定位や環境音の細部表現、さらに音楽再生時の情報量の多さが追求されています。
| ドライバー | 特注2ピース40mmカーボンファイバードライバー(真鍮フレーム) |
|---|---|
| 周波数特性 | 10Hz~40kHz |
| 駆動思想 | Pistonicドライバーによる固定面上での正確な動作 |
接続と操作性:GameHubとOmniPlayによるマルチタスク環境
製品に付属する「GameHub(ゲームハブ)」には「OmniPlay(オムニプレイ)」技術が搭載されています。OmniPlayはPC、PlayStation、Xboxといった複数の機器を同時接続し、最大4つの入力音声をミックスできる機能です。具体的にはUSB-C×3、Aux×1の入力を受け付け、各入力の音声を合成してヘッドセットへ送信します。
この仕組みにより、たとえばDiscordでのボイスチャット、稼働中のゲーム音、スマートフォンでの動画音声といった複数の音源を同時に扱えるため、配信やマルチタスクでの利用に適しています。接続済みデバイス間の切替も可能で、オーディオのマルチタスク運用を前提とした作りです。
- 同時接続:USB-C×3、Aux×1(最大4入力のミックス)
- 対応機器:PC、PlayStation、Xbox、モバイルなど
- アプリ連携:モバイルアプリ「SteelSeries Arctis Companion」対応、約300のオーディオプリセットを搭載
装備と実用性:ANC、マイク、バッテリー、デザイン
Arctis Nova Eliteは機能面でも豊富な仕様を備えています。まずアクティブノイズキャンセリング(ANC)は、独立機関によるテスト(2025年8月)でゲーミング業界最高峰(*2)と評価された性能をうたっています。4マイクハイブリッドシステムにより、リアルタイムで音声処理を行い、外部ノイズを大幅に低減します。
マイクはAIノイズ除去機能を搭載した自動切替型で、32kHz/16bitに対応します。プレスリリースではバックグラウンドノイズを最大97%遮断すると明記されており、格納式ブームマイクを使用することで家庭内ではブームマイク、外出時は内蔵マイクへ自動切替される仕組みです。
- ANC
- 独立機関テストでゲーミング業界最高峰(*2)。4マイクハイブリッドシステム採用。
- マイク
- AIノイズ除去搭載、32kHz/16bit自動切替、バックグラウンドノイズ最大97%遮断。
- バッテリー
- 2個付属のバッテリーによるInfinity Power System。1個あたり約30時間、合計約60時間。15分の急速充電で最大4時間の使用が可能。
デザイン面ではブランド初の最上級ラグジュアリーラインに相応しい仕立てで、Sage&Gold(セージ&ゴールド)とObsidian Black(オブシディアンブラック)の2色展開です。著名な工業デザイナー、ヤコブ・ワグナー氏が監修し、北欧デザインのミニマリズムを基調としながらメタルフレームやコントロールホイール、イヤーカップのビーガンレザーといったプレミアム素材を採用。人間工学に基づいた設計で長時間の装着でも快適性を維持することが意図されています。
付属品と実用的仕様の一覧
付属するバッテリーが2つある点や、急速充電対応、格納式ブームマイクの自動切替など実用面の配慮が目立ちます。OmniPlayを搭載したGameHubとモバイルアプリのプリセット群は、プレイ環境に応じた最適化がしやすい構成です。
製品画像は両色が用意されており、各販売ページで確認できます。ユーザーの利用シーンを想定した設計と素材選定で、単に音が良いだけでなく、使い勝手と見た目の両立を図っています。
販売情報、価格、参照リンクと要点の整理
参考価格は111,080円(税込)に設定されています。発売日は2025年10月17日(金)より順次で、全国の家電量販店、Amazon.co.jp、楽天市場で取り扱われます。各色の販売ページURLは以下の通りです。
- Sage&Gold(セージ&ゴールド):https://www.amazon.co.jp/dp/B0FNW8X8QK
- Obsidian Black(オブシディアンブラック):https://www.amazon.co.jp/dp/B0FNW62K85
また、SteelSeries公式サイトや公式SNSでも製品情報を確認できます。ブランドは2001年にコペンハーゲンで創業し、業界初のゲーミングマウスパッドなど複数の“業界初”を持つ企業で、eスポーツ分野への継続的な支援と技術革新が特徴です。
参考リンク:SteelSeries公式サイト https://jp.steelseries.com
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Arctis Nova Elite |
| 発表日 | 2025年10月9日 11:00(プレスリリース発表) |
| 発売日 | 2025年10月17日(金)より順次発売 |
| 参考価格 | 111,080円(税込) |
| カラー | Sage&Gold、Obsidian Black |
| 販売URL | 各色のAmazon販売ページ(上記URL参照) |
| コーデック/伝送 | 次世代LC3+(LE Audio)、2.4GHzワイヤレス/Bluetoothで24bit/96kHz伝送 |
| ドライバー | 特注2ピース40mmカーボンファイバードライバー(真鍮製フレーム) |
| 周波数特性 | 10Hz~40kHz |
| マイク | AIノイズ除去搭載、32kHz/16bit自動切替、バックグラウンドノイズ最大97%遮断 |
| ANC | 4マイクハイブリッド、独立機関による評価でゲーミング業界最高峰(*2) |
| バッテリー | バッテリー2個付属(Infinity Power System)、1個約30時間、合計約60時間、15分充電で最大4時間使用 |
| 付属機器 | GameHub(OmniPlay搭載)、充電用/接続用ケーブル類 |
| 注記 | *1 ゲーミング向けHi-Resワイヤレスヘッドセットは世界初 / 2025年9月自社調べ。*2 主要競合製品と比較した独立機関によるテスト済み(2025年8月)。 |
以上が、SteelSeriesが発表したArctis Nova Eliteの主要情報と仕様の整理です。発表内容には製品の技術的な特徴、接続や操作性、実用面での配慮、デザイン監修者の情報、価格と発売日、販売チャネルが含まれており、ゲーミング用途を中心に高音質と利便性を両立させたモデルとして位置づけられています。
プレスリリースの詳細や最新情報、画像、サポート情報は公式サイトおよび公式Xアカウントで確認できます。
参考リンク: