10月24日発売|BROOKLYN MUSEUM×仁和寺の和革6型コレクション
ベストカレンダー編集部
2025年10月8日 16:51
仁和寺×BROOKLYN発売
開催日:10月24日
老舗レザーブランドと世界遺産が紡ぐ「Touch the History」 — コラボ全体像と発売日
ファッションPRを手掛けるポンヴル合同会社は、東京・青山の老舗レザーブランド「BROOKLYN MUSEUM」と、京都の世界文化遺産「仁和寺」による限定コラボレーションコレクションを企画・プロデュースし、2025年10月24日(金)にコレクションをローンチすると発表しました。コラボレーションのテーマは「Touch the History – 流れゆく時間と共に」で、BROOKLYN MUSEUMのレザー製品が持つ経年変化の価値と、仁和寺が1200年以上にわたって受け継いできた歴史と伝統を融合させる意図があります。
本コラボレーションは、参拝の体験や日本の伝統文化への関心をリードするプロダクト設計が特徴で、ラインナップは合計で6型を予定しています。商品の発売に合わせ、限定ポップアップショップやコレクション記念のアート展示など複数の関連イベントも実施されます。
コラボレーションの背景と狙い
仁和寺は創建から1200年以上の歴史を持ち、戦乱や火災を乗り越えた復興の歴史がある一方で皇族が住職を務めたことから宮廷文化が根付き、格式のある雅を伝えています。BROOKLYN MUSEUMは1979年創業の日本の老舗レザーブランドで、上質な素材と職人技を生かした製品づくりを行ってきました。
今回の取り組みは、両者が持つ「歴史の重み」と「ものづくりの美意識」を結び付けることで、参拝や御朱印巡りといった文化体験を日常に取り入れてもらう狙いがあります。また、製品の売上の一部は日本文化の発展・伝統技術の継承を推進する自治体等へ寄付され、寄付の報告はポンヴル合同会社のウェブサイト(https://pontvre.com)で行われる予定です。
素材と職人技 — 柿渋染めとヤマトレザーの工程と特徴
コラボレーションで採用された素材は、日本の伝統技法である柿渋染めと、BROOKLYN MUSEUMのオリジナル素材であるヤマトレザーです。いずれも日本国内の職人の手による工程が重視され、化学処理に頼らない仕上げや、使い込むほどに表情が変化していくことが設計思想に組み込まれています。
以下ではそれぞれの素材と工程について具体的に説明します。工程や仕上げの違いが製品の外観や経年変化にどのように影響するかを詳述します。
柿渋染めの工程と表情
柿渋染めは植物由来成分のみを使用した伝統的な染色技法で、BROOKLYN MUSEUMのコラボでは和歌山の熟練職人が一枚一枚「刷毛」で手作業により柿渋のリキッドを塗り重ねて仕上げています。染めは“太陽の染め”とも称され、木目のような表情を革に与えます。
工程のひとつに天日干しがあり、理想の柿渋色になるまで天日に当てることで、ひとつひとつ異なる濃淡模様が生まれます。その結果として現れる日本独特の茶色、いわゆる「ジャパンブラウン」は経年変化と相まって深い色合いに育っていきます。製造過程はケミカルに頼らないため、最終的には土へ還すことも可能な配慮が含まれています。
ヤマトレザーの特徴と仕上げ
ヤマトレザーはBROOKLYN MUSEUMのオリジナルレザーで、牛の飼育段階から原皮、革へのなめし、製品化まで日本の職人によって一貫して手がけられます。表面仕上げはタンニンなめしを基本にした「本染め」で、カラーリングは一枚一枚手染めで行われます。
また、現在ではほとんど行われていない「ツキ」と呼ばれる工程(ヘラで表面を滑らかにする作業)を数回行うことで、肌目が整えられ、よりエレガントな表情をもつ革へと昇華されます。使い込むほどに色が深まる「エイジング」を楽しめる設計です。
製品ラインナップ、価格、販売スケジュール
本コラボレーションのラインナップは合計6型で、御朱印帳カバーやお守りカバー、参拝に適したサコッシュやお賽銭ケースなど、参拝のトータルコーディネートを目指した構成です。以下に商品情報をすべて掲載します。
商品は2025年10月24日(金)にBROOKLYN MUSEUM公式サイトおよび青山店、仁和寺の公式オンラインショップとお土産売り場で販売される予定です。お賽銭マルチケースはそごう横浜店での限定販売(販売期間:2025年11月18日〜11月24日)も設定されています。
| 商品名 | 仕様・サイズ | カラー | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| BROOKLYN MUSEUM × NINNAJI 御朱印カバー | サイズ:M(H175mm×W125mm)、L(H190mm×W135mm) | 柿渋、ボルドー、グリーン | M ¥9,350 / L ¥9,900 | 発売日:2025/10/24 |
| BROOKLYN MUSEUM × NINNAJI お守りカバー | 種類:首かけレザー(H90mm×W67mm×紐長さ740mm)、チェーン(H90mm×W55mm×チェーン長さ240mm) | 柿渋、ボルドー、グリーン | 首かけレザー ¥5,500 / チェーン ¥4,400 | 参拝用途に配慮した設計 |
| BROOKLYN MUSEUM × NINNAJI 参拝マルチサコッシュ | サイズ:H240mm×W220mm×紐長さ1120mm | 柿渋、ボルドー、グリーン | ¥13,200 | 参拝時の実用性を重視 |
| BROOKLYN MUSEUM × NINNAJI お賽銭マルチケース | サイズ:H70mm×W115mm | ブラック、トープ、ジーンブルー、レモン、モーヴピンク、オレンジ | ¥15,400 | そごう横浜店限定販売:2025/11/18〜11/24 |
上記の構成は、御朱印カバーのM/Lやお守りカバーの首かけ/チェーンといったバリエーションを含めて、合計6型に相当します。各アイテムは日本の伝統的な加工(柿渋染め/ヤマトレザー)を用いており、長期使用と修理による“育てる”プロダクト設計がされている点が特徴です。
販売チャネルと寄付について
販売チャネルは以下の通りです。BROOKLYN MUSEUM公式サイト、BROOKLYN MUSEUM青山店、仁和寺の公式オンラインショップおよび仁和寺境内の土産売り場での取り扱いが予定されています。発売日はいずれも2025年10月24日です。
また、商品の売上の一部は日本文化の発展や伝統技術の継承を推進する自治体等に寄付されます。寄付後の報告はポンヴル合同会社のウェブサイト(https://pontvre.com)で行うことが明示されています。
関連イベントと展示スケジュール
本コラボレーションに関連する2つの主要イベントが発表されています。ポップアップショップでの期間限定販売と、仁和寺内でのレザーアート展示です。いずれも製品の世界観を実際に触れて体験できる内容です。
以下にイベントの詳細を整理します。会期や場所、取り扱い商品について明記しています。
- POP UP SHOP(そごう横浜)
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期間:2025年11月18日〜11月24日
場所:そごう横浜 地下1階=洋品小物売場
内容:BROOKLYN MUSEUM×仁和寺 コラボレーションのフルラインナップのほか、そごう横浜限定で「お賽銭マルチケース」を豊富なカラー展開で販売。
- レザーアート展示(仁和寺)
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期間:2026年3月18日〜3月30日
場所:仁和寺内
テーマ:「仁和寺の春」。BROOKLYN MUSEUMの端材を活用したレザーアートを展示し、仁和寺が守ってきた春の景色と職人の感性を融合させた作品を公開予定です。
関係者の声 — インタビュー要旨と目的
企画に関わった関係者からは、それぞれの立場から今回のコラボレーションに込めた思いや期待が語られています。ここではインタビューの要旨と主な発言を整理して紹介します。
インタビューには株式会社ブルックリン(革職人兼代表取締役)草ヶ谷昌彦氏、真言宗御室派総本山 仁和寺 事業推進室 次長 金崎義真氏、仁和寺 事業推進室 書記 磯矢淨悠氏が登場しています。
- 草ヶ谷昌彦(株式会社ブルックリン)
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仁和寺の印象については、仁王門を潜った先の落ち着きや金堂内の厳かな雰囲気に圧倒されたと述べています。門跡寺院としての歴史と格式を感じつつ、異業種との取り組みによる新しい展開に対して光栄に感じているという趣旨の発言があります。
素材や技術については、日本国内でしか作れない素材に限定し、柿渋染めのヌメ革とヤマトレザーを採用した点を強調しました。BROOKLYN MUSEUMの理念である「良いものを大切に永く」を実践し、修理可能な仕立て(切り目)により長期使用に耐える設計を行ったと述べています。
- 金崎義真(仁和寺 事業推進室 次長)
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BROOKLYN MUSEUMの革製品に対する評価として、職人の技と洗練されたデザインにより上質さと温かみがあると述べ、長く使うほど味わいが増す点を仁和寺の伝統と重ね合わせています。
また、近年の「寺離れ・宗教離れ」を踏まえ、今回のコラボ商品を通じて神社や寺院に興味を持ち参拝してみたいと感じる人が増えることを期待している旨を語っています。仁和寺は伝統を守る一方で近代美術や芸術支援にも積極的であり、今回の異色のコラボレーションもその考えに基づく協力の一環であると説明しています。
- 磯矢淨悠(仁和寺 事業推進室 書記)
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商品企画の狙いについては「お参りのトータルコーディネート」を求めたと説明しています。重要なのは発心、すなわち「行きたい」という気持ちを喚起することであり、今回の製品を手にすることでお寺に行ってみたいという動機づけになればよいと述べています。
また、なぜお寺に行きたいのかという個々人の目的を見つけてもらうことが大切であり、商品を通じて参拝体験をより良いものにすることを目指しているとしています。
インタビューに見る企画の核心
全体を通じて示されているのは、伝統および職人技を次世代へ繋げるという視点です。製品は単なる物販ではなく、参拝文化や日本のものづくりを再認識させるためのツールとして設計されています。
また、修理やエイジングを想定したプロダクト設計により「使い捨てではない消費」を提案している点は、環境配慮の観点からも重要です。
まとめ:要点整理表と結びの一段落
以下の表に本リリースの主要情報を整理しました。発売日、販売場所、商品の主要仕様、イベント日程、問い合わせ先などを一覧にしています。記事本文では各項目の背景や技術的詳細、関係者の発言も紹介しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コラボ名 | BROOKLYN MUSEUM × 仁和寺(テーマ:「Touch the History – 流れゆく時間と共に」) |
| 発売日 | 2025年10月24日(金) |
| ラインナップ | 合計6型(御朱印カバー M/L、首かけお守りカバー、チェーンお守りカバー、参拝マルチサコッシュ、お賽銭マルチケース) |
| 主要素材 | 柿渋染め(和歌山の職人による刷毛塗り・天日干し)、ヤマトレザー(日本国内で一貫生産・本染め・ツキ工程) |
| 価格例 | 御朱印カバー M ¥9,350 / L ¥9,900 お守りカバー(首かけ)¥5,500 参拝マルチサコッシュ ¥13,200 お賽銭マルチケース ¥15,400 |
| 限定販売 | お賽銭マルチケース(そごう横浜限定販売:2025/11/18〜11/24) |
| 関連イベント | POP UP SHOP(そごう横浜:2025/11/18〜11/24)、レザーアート展示(仁和寺:2026/3/18〜3/30) |
| 販売チャネル | BROOKLYN MUSEUM公式サイト、青山店、仁和寺公式オンラインショップ・お土産売り場 |
| 寄付 | 売上の一部を日本文化の発展・伝統技術の継承を推進する自治体等に寄付。寄付報告は https://pontvre.com に掲載 |
| 問い合わせ(BROOKLYN MUSEUM) | 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-3-9 本庄ビル1F 電話:03-6427-1530 営業時間:水・木・金 12:00~20:00 / 土 11:00~20:00 日・祝 11:00~19:00 / 月・火 完全予約制 公式サイト:https://brooklyn.co.jp/ |
| 仁和寺(概要) | 創建:仁和4年(888) 真言宗御室派総本山、境内に五重塔・二王門・御室桜 等 所在地:〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33 |
| 企画・プロデュース | ポンヴル合同会社(コラボプロデュースサービス「クロコラ」) 詳細・問い合わせ:https://pontvre.com |
この記事は、BROOKLYN MUSEUMと仁和寺のコラボレーションに関するプレスリリースの内容を網羅的に整理して伝えることを目的としています。発売日や販売場所、製品の仕様、素材と工程、関係者のコメント、関連イベント、寄付に関する情報は本文で示したとおりです。興味がある場合は各公式チャネルでの情報確認を推奨します。