11/14開幕|大薗彩芳「コンビニのチョコ」展
ベストカレンダー編集部
2025年10月7日 15:21
コンビニ×いけばな展
開催期間:11月14日〜12月6日
コンビニといけばなが出会う場所:展示の趣旨と背景
日本特有のpopカルチャーである「コンビニ」と、500年以上の歴史を持つ日本伝統文化「いけばな」を掛け合わせるという試みが、Signature Exhibition vol.14『ぼくはコンビニのチョコが好き。』の中心テーマです。企画・プロデュースは株式会社SIGNINGが運営するソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」。本展は2025年11月14日(金)から12月6日(土)まで開催されます。
現代華道家の大薗彩芳(おおその・あやほう/1987年生まれ)が制作する本展示は、日常に深く根ざした存在であるコンビニをモチーフに、いけばなの形式や素材を分解・再構築することで、伝統とポップの接点で生まれる新たな表現を探るものです。展示を通して「文化」という感覚を問い、現代社会に灯る指標を提示することを目指しています。
アーティストステイトメント(全文)
2025年は様々な国内情勢/世界情勢の中で、「自国」を意識して再認識する年であったと感じます。さらに混沌とした現代社会の中で、多くの不満や不安が年々表面に現れてきているとも感じます。
私は現代華道家として、「日本文化への意識の薄れ」に対する危機感を常に抱いており、実は日本文化の理解こそが、世界のカオスや日常の不安に飲み込まれない救いの鍵の1つにとなると信じています。そこで、世界に誇る日本特有のpopカルチャーである「コンビニ」×500年以上続く日本伝統文化の「いけばな」を掛け合わせた作品展を開催致します。排他的になる必要はなく、様々な要素をMIXして新しい価値観を創造していきたいと考えています。
いけばなってオシャレで格好良いのです。そのいけばなを通して、もっと日本文化に目を向けるきっかけとなってほしい。いけばなが持つ様々な効果を体感してほしい。そして、今回の展示が、様々な情報や不安が入り混じり混沌とする現代社会に対する、解決案の「シグナル」となれると幸いです。
展示構成・会期・開館時間など実務情報
本展『ぼくはコンビニのチョコが好き。』は、2025年11月14日(金)から12月6日(土)まで、東京都港区虎ノ門のThe ParkRex TORANOMON 1Fにあるソーシャルイシューギャラリー&カフェ「SIGNAL」で開催されます。入場は無料です。
開館時間は曜日により異なります。火曜日は10:00-20:00(ギャラリーのみ)、水曜から金曜は11:00-23:00(カフェ&ギャラリー、18:00以降はバータイム)、土曜は11:00-18:00(カフェ&ギャラリー)となります。日・月・祝日は休館です。
アクセス情報と問い合わせ
会場所在地は東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F。電話番号は03-6205-8220です。アクセスは東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口から徒歩5分、東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口から徒歩3分となっています。Google MapのURLも案内されています(https://goo.gl/maps/qvQkChSzmWnkVmwY6)。
公式ウェブサイト(https://signing.co.jp/signal/)および公式Instagram(https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/)で最新情報を確認できます。なお、展示期間は予告なく変更される可能性があることが明記されています。
公開制作・オープニングなど関連イベントの詳細
展覧会期間中には来場者が制作過程を観覧できる公開イベントが予定されています。オープニングおよび公開制作の具体的な日時と内容は以下のとおりです。
入場自体は無料ですが、イベント中のドリンク等は別料金となります。公開制作は作品完成時間が前後する可能性がある旨も案内されています。
- オープニングイベント
- 日時:2025年11月14日(金)18:00 – 21:00
- 内容:18:00 – 20:00 いけばなパフォーマンス(公開制作)、20:00 – 21:00 懇親会
- 参加費:無料(ドリンク別)
- いけばな公開制作
- 日時:2025年11月29日(土)13:00 – 15:00
- 参加費:無料(ドリンク別)
- 備考:作品の完成時間は前後する場合があります
展示の観点と鑑賞者への期待
展示は単なる鑑賞に留まらず、来場者が抱く感想や想いをアンケートでアウトプットし、その集合体をSIGNINGが“兆し”として取り扱い、社会課題解決のアイディアへと昇華させていくことを想定しています。鑑賞が情報のインプットであり、アンケートなどを通じた発信がアウトプットとなる仕組みです。
この方式により、展示の経験が社会課題に関するレポートや対話型イベント、企業・団体・大学との共同プロジェクトといった実践的な取り組みに繋がることが期待されています。
作家プロフィール、運営クレジット、ギャラリーと会社概要
本展の出展者である大薗彩芳は1987年東京都生まれ。いけばなの三大流派の一つである草月流の一級師範で、現代華道家として活動しています。受賞歴としては第103回「草月新人賞」受賞(2022年)、第1回「草月優秀賞」受賞(2024年)、いけばな大賞2019審査員特別賞受賞などが挙げられます。
作風は日本伝統のいけばなを要素分解してモダンに再構築することにあり、枝・木・異素材を用いて「人間が作り出す無機質な美しさ」と「自然が作り出す計算不可能な美しさ」を融合させることに重点を置いています。
- キュレーション
- 田尾圭一郎(田尾企画編集室)
- スーパーバイザー
- 亀山淳史郎、菅井朋香(SIGNING)
- リサーチ
- 寺前慎太郎(SIGNING)
- フォトグラファー
- 山城昌俊(Yamashiro inc.)
- プロデューサー
- ヴィンセント一朔(SIGNING)
ソーシャルイシューギャラリー&カフェ「SIGNAL」は、来場者による入力と出力の両輪で社会課題に向き合う場を提供することを特徴としています。鑑賞者のアンケートから得られた定量データをもとに、社会課題に関するレポート作成や対話型イベント、共同プロジェクトに繋げる取り組みが計画されています。
今後の展示スケジュールとしては、12月に佐久間洋司、2026年4月に江頭誠の展示が予定されていますが、いずれも期間は予告なく変更される可能性があります。
会社概要(SIGNING)
SIGNINGは「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時に解決するソーシャルデザイニングカンパニーとして、Social DesignとNew Market Designの二つの領域に特化しています。コミュニケーション領域にとどまらず事業・商品・サービス開発領域まで統合したソリューションを提供することを掲げています。
本社所在地は〒108-0073 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F、代表は牧 貴洋、企業サイトは https://signing.co.jp/ です。
要点の整理(展覧会情報まとめ)
以下の表に、本記事で取り上げた展覧会の主要情報を整理します。日時、会場、連絡先、イベントの概要、関係者クレジットなどを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 『ぼくはコンビニのチョコが好き。』 |
| 会期 | 2025年11月14日(金)~12月6日(土) |
| 開館時間 | 火 10:00-20:00(ギャラリーのみ)、水~金 11:00-23:00(カフェ&ギャラリー、18:00以降バータイム)、土 11:00-18:00、日・月・祝日休 |
| 入場料 | 無料(イベント時のドリンク等は別) |
| 会場 | SIGNAL(The ParkRex TORANOMON 1F)/東京都港区虎ノ門1丁目2-11 |
| 電話番号 | 03-6205-8220 |
| 公式WEB | https://signing.co.jp/signal/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/ |
| アクセス | 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口 徒歩5分、東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口 徒歩3分(Google Map: https://goo.gl/maps/qvQkChSzmWnkVmwY6) |
| オープニング | 2025年11月14日(金)18:00-21:00(18:00-20:00 公開制作、20:00-21:00 懇親会) |
| 公開制作 | 2025年11月29日(土)13:00-15:00(作品の完成時間は前後する場合あり) |
| 出展者 | 大薗彩芳(草月流一級師範、現代華道家) |
| 主催/企画 | 株式会社SIGNING(ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」) |
| キュレーションほかクレジット | キュレーション:田尾圭一郎、Supervisor:亀山淳史郎・菅井朋香、Research:寺前慎太郎、Photographer:山城昌俊、Producer:ヴィンセント一朔 |
| 今後の展示予定 | 2025年12月:佐久間洋司、2026年4月:江頭誠(期間は予告なく変更の可能性あり) |
| 会社情報(SIGNING) | 所在地:〒108-0073 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F、代表:牧 貴洋、URL:https://signing.co.jp/ |
本記事では、展覧会の趣旨、作家の考え、開催スケジュール、関連イベント、会場の運営方針および関係者クレジットまでを網羅的に整理しました。展示はコンビニという日常性といけばなという伝統性を結びつけることで、来場者に新たな視点を提供すると同時に、ギャラリー側が集める来場者の声を社会課題解決に結びつける取り組みの一環として位置づけられています。
参考リンク: