10月17日開業 横浜ティンバーワーフ、臨港パークに木の拠点

臨港パークに木の表情をまとった新しい港の拠点が開業します

横浜ティンバーワーフが、2025年10月17日（金）に横浜・みなとみらいの臨港パーク内で開業します。代表企業としてプロジェクトを推進するのはDRAFTで、建築設計・デザインは山下泰樹建築デザイン研究所が手掛けています。施設はカフェや野外レクリエーション支援機能を備え、臨港パークの広大な芝生や海沿いの遊歩道と一体となる複合施設として運営されます。

建物は木材を全面に用いたファサードをトラス状に組み上げたダイナミックな外観が特徴です。都市の海辺空間に馴染む造形と、訪れる人の回遊性を高める拠点づくりを意図しており、臨港パークという横浜市最大級の緑地に新たな魅力を加える役割が期待されています。

• 開業日：2025年10月17日（金）
• 所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-5（臨港パーク内）
• 建築面積：648.45㎡
• 延床面積：1,568.66㎡
• 構造規模：鉄骨造 地上3階
• 設計：山下泰樹建築デザイン研究所（建築） / DRAFT（インテリア）
• 事業主：臨港パークプロジェクトチーム（代表企業：DRAFT）
• 着工：2024年3月1日、竣工：2025年5月30日

開業記念は野外フィルムビューイング──秋の3日間、無料で映画上映

開業日となる10月17日（金）から19日（日）の3日間、臨港パーク内の潮入りの池付近を会場にしたフィルムビューイングが開催されます。上映は12:00開場、〜20:00予定で、入場は無料です。会場では映画上映に合わせてフード・ドリンクの販売、イベント限定グッズの販売などが行われます。上映作品やスケジュールの詳細は横浜ティンバーワーフ公式サイトおよびInstagramで順次発表されます。

主催はDRAFT、共催はパシフィコ横浜です。イベントは天候によって変更または中止になる場合があり、最新情報は公式発表を確認する必要があります。会場への案内地図はプレスリリースに示されたGoogle Mapsのリンク（https://maps.app.goo.gl/imL2U68AwBqLJjcr5）を参照してください。

上映セレクターと上映の特色

フィルムビューイングの上映作品は、建築、音楽、アニメーション、文学、食といった多様な分野で活躍するクリエイティブな方々がセレクターを務め選定します。選定陣は多彩で、建築家やアーティスト、ブックディレクター、シェフ、アニメーション監督といった顔ぶれが揃っています。

以下の方々がセレクターとして参加予定です。各セレクターはそれぞれの視点から映画を選び、野外上映のプログラムを構成します。上映作品の具体的なタイトルやタイムテーブルは公式発表を参照してください。

山下泰樹

建築家。横浜ティンバーワーフの建築を手掛けた担当。

クリスタル・ケイ

アーティスト（音楽家）。音楽的視点で作品を選定。

幅允孝

ブックディレクター。書物的な解釈や物語性を重視した選定。

平子良太

株式会社peace put オーナーシェフ。飲食や食文化の観点から作品を選定。

アベル・ゴンゴラ

株式会社サイエンスSARU アニメーション監督。映像表現・アニメーション視点での選定。

テナント構成─1階のカフェ2店と2・3階の事業計画

横浜ティンバーワーフ1階には、福岡を拠点にする株式会社peace putが展開する生ドーナツ専門店「I’m donut？（アイムドーナツ？）」と、AMAM DACOTANのアナザーブランドであるベーカリーカフェ「dacō（ダコー）」が横浜初出店として同日オープンします。両店はオープンキッチンによるライブ感のある提供を行い、臨港パークの景観を活かした開放的な空間やオープンテラスを備えます。

I’m donut？では約30種類のドーナツを、dacōでは約50種類のパンと多彩なドリンクを揃え、さらに横浜臨港パーク店限定商品や犬用クッキーの販売が予定されています。テイクアウト利用も可能で、パークでの散歩やピクニックの際にも利用できます。

• I’m donut？（アイムドーナツ？） Instagram：@im.donut（https://www.instagram.com/i.m.donut）
• dacō（ダコー） Instagram：@daco.pan（https://www.instagram.com/daco.pan）
• 特徴：オープンキッチン、オープンテラス（ペット可）、横浜限定メニュー、テイクアウト対応

2・3階の施設とサービス

2階・3階は、2026年1月オープン予定の施設とサービスが計画されています。まず、株式会社CRAZYが手掛ける初のレストラン「CRAZY GRANDE MAISON」が入る予定で、コンセプトは「Immersive Table」。料理・空間・演出を一体化させ、完全予約制のレストランやレストランウェディングの提供が予定されています。

同じく2・3階には、野外レクリエーションを支援する機能が設けられます。具体的には手荷物預かりが可能なロッカーや着替えができる更衣室を完備し、ランナーやウォーカーなどアクティビティ利用者の利便性を高める設備です。利用スケジュールや詳細は今後の案内を待つ形になります。

施設情報の整理と問い合わせ先

下記の表は本記事で紹介した主要な情報を整理したものです。開業日、所在地、施設の用途、テナント、イベント日程、設計・事業者情報、連絡先を網羅しています。詳細は公式サイトや公式Instagram、問い合わせメールで順次発表されます。

この記事では、横浜ティンバーワーフの開業日程、建築・デザイン、開業記念イベント（フィルムビューイング）および出店テナント、2・3階の計画や施設仕様、運営・問い合わせ先までを整理して提示しました。詳細な上映作品や営業情報、各種スケジュールは公式サイトおよび公式Instagramにて順次更新されますので、そちらで最新情報を確認することをおすすめします。