10/14開催：海外挑戦がキャリアを創る—料理人向けオンライン

海外での挑戦がキャリアを創る——Chef Meets第3回セミナーの意義と開催概要

プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社の食分野の子会社、株式会社Chef’s value（以下、CV）が主催する料理人コミュニティ「Chef Meets」の第3弾オンラインセミナーが、2025年10月14日（火）17:00〜18:30に開催されます。本イベントは、海外での修業や出店を考えている料理人、海外経験を経て帰国後のキャリアを模索する料理人、および飲食店経営者や教育関係者を主な対象とした無料のオンラインセミナーです。

イベントでは、現在フランス・ブルゴーニュでフレンチレストラン「ORIGINE」を経営する内村朋史氏と、パリで8年間修業した後に帰国して東京・浅草でフレンチレストラン「Etape」を経営する河村神賜氏をゲストに迎え、両氏の実体験に基づく「海外挑戦」と「キャリア」の関連性を多角的に掘り下げます。参加は先着30名で、Zoomを用いたオンライン開催、参加費は無料です。

開催日時・参加方法の詳細

開催日時は2025年10月14日（火）17:00〜18:30（日本時間）。会場はオンライン（Zoom）で、事前申込が必要です。定員は先着30名のため、興味のある方は早めに申込みページより登録してください。申込ページ：https://peatix.com/event/4592282/

イベントに関する問い合わせはChef’s value「Chef Meets」担当（Mail：info@chefs-value.net）で受け付けられています。参加は無料ですが、定員に達し次第受付終了となる点に注意が必要です。

登壇シェフの歩みと実績：ブルゴーニュで星を守る内村氏と、パリ帰国組の河村氏

本イベントのゲストは、海外での長期研鑽と現地での実践により確かな成果を上げている二人のシェフです。両者とも海外での経験を基盤に独自の料理観を形成し、その後のキャリアにおいて異なる軌跡をたどっています。イベントでは、前半で各氏の講義形式による話、後半でパネルディスカッションと参加者からの質疑応答を行う予定です。

登壇者はそれぞれ異なるケーススタディとして、長期にわたるミシュラン三ツ星店での修業を経て海外に出店したケースと、パリでの研鑽を経て日本へ帰国し国内で活躍するケースを示します。両面からの実例を比較することで、海外経験がキャリアに与える多様な影響を具体的に理解できます。

内村朋史（ORIGINE オーナーシェフ）

内村朋史氏は鹿児島県出身。実家のイタリア料理店をきっかけに料理人の道へ進み、服部栄養専門学校卒業後、東京の「ラ・ロシェル南青山」「ラ・ビュット・ボワゼ」で修業を重ねたのち渡仏しました。フランスでは「フロコン・ド・セル」「ラムロワーズ」などミシュラン三つ星店で合計11年間研鑽を積んでいます。

2019年にブルゴーニュでフランス料理店「ORIGINE」を開店。2022年にミシュラン一つ星を獲得し、以後毎年星を維持しています。さらに同年、仏ガイド「ゴーエミヨ」において「Grand de Demain」を受賞するなど高い評価を得ています。内村氏は地元食材と独創的な感性を融合させたフランス料理を提案している点が特徴です。レストラン情報：http://www.restaurantorigine.fr/

河村神賜（Etape オーナーシェフ）

河村神賜氏は高校時代の飲食店アルバイトをきっかけに料理の道へ。高校卒業後は大阪リーガロイヤルホテルのフランス料理【シャンボール】で勤務し、フランス人シェフとの出会いから渡仏を決意しました。パリでの修業期間は約8年間で、【タイユヴァン】や一つ星の【キ・プリュン・ラ・リュンヌ】などで経験を積んで帰国しました。

帰国後は【IKU青山】でシェフを務め、2021年3月に東京・浅草でフレンチレストラン「Etape」をオープン。ミシュランでは2022年・2023年にビブグルマン、2024年・2025年にはセレクテッドレストランとして掲載されています。河村氏は現在、アニメ『フェルマーの料理』と本格コラボするレストランを2026年4月・5月に開催予定で、これに先立ちクラウドファンディングを実施中です（クラウドファンディングページ）。個人・店舗のSNS：河村氏Instagram、Etape Instagram

プログラム構成と参加者に期待される学び

本セミナーは前半が講義形式、後半がパネルディスカッションと質疑応答の構成です。実際の体験談を通じて、海外での修業や出店がどのように技術だけでなくキャリア形成、経営や生き方に影響を与えるのかを、多角的に学ぶことができます。

講義では両氏がそれぞれの経験を語り、パネルディスカッションでは参加者からの質問に回答する形式です。参加者は直接質問をして、帰国後のキャリア設計や海外での課題の乗り越え方について具体的な示唆を得ることができます。

当日の進行（予定）

1. 17:00　開会・趣旨説明（主催挨拶）
2. 17:05〜17:45　前半：各シェフによる講義（「海外での挑戦がキャリアを創るリアルストーリー」）
3. 17:45〜18:10　後半：パネルディスカッション（両シェフによる対話）
4. 18:10〜18:30　参加者からのQ&Aおよび閉会

時間配分は目安であり、質疑応答の内容や参加者数に応じて前後する場合があります。Zoomを利用したオンライン開催のため、参加者は通信環境の整備を事前に行ってください。

得られる主な知見と対象者

本イベントでは、以下のような具体的な話題が取り上げられます。

• 海外で得られる経験や学びの具体例（技術面、食材理解、サービス観など）
• 日本に戻ってからそれらの経験をどのように活かすか（メニュー設計、経営戦略、人材育成など）
• キャリアの不安や壁をどう乗り越えるか（精神面の対処、ネットワーク構築、資金面の準備など）

対象は主に料理人の方で、具体的には：若手で海外修行や出店に興味のある方、海外修行中で帰国後のキャリアを見据えたい方、帰国後のキャリアに課題を感じている方、飲食店の経営者・マネージャー、料理人育成に携わる教育関係者等です。

主催・関連プロジェクトの紹介とお問い合わせ先、過去の開催実績

本イベントの主催は株式会社Chef’s value。2022年7月設立の同社は“料理人の生涯価値の向上”をミッションに掲げ、飲食店の運営やシェフを対象としたエージェンシー事業、未経験者向けの育成プログラム「シェフアカデミー」などを展開しています。直営スタートアップ飲食店の1号店として、2022年11月にイタリアンレストラン「Cassolo」をオープンしました。

Cassoloは、独立開業やスキルアップ、キャリアアップを支援する場として設計され、旬食材を生かした料理や豊富なワインを提供しています。店舗情報や予約は以下のリンクから確認できます：https://chefz.jp/shop/cassolo/。SNS：Instagram、X、予約ページ：TableCheck予約。

開催実績と関連イベント

Chef Meetsではこれまでにも業界のテーマに即したイベントを実施してきました。過去の主な開催実績としては、2025年5月25日（日）のトーク＆実食＆交流イベント「”海藻”から考える飲食業界の未来」（ravideとのコラボ）や、2025年7月27日（日）の「食育×キャリア ワークショップ」などがあります。詳細はクリーク･アンド･リバー社のニュースページで確認できます：https://www.cri.co.jp/news/005891.html?prt

本イベントに関するお問い合わせは、Chef’s value（Chef Meets担当）宛にメールでお願いいたします。Mail：info@chefs-value.net

本記事では、開催日時、登壇者の経歴と実績、プログラムの構成、対象者や参加方法、主催企業と関連プロジェクトまで、プレスリリースに記載された内容を網羅的に整理しました。セミナー参加を検討する際の参考情報としてご活用ください。