京都外大生が京まふ2025で通訳ボランティア実践
ベストカレンダー編集部
2025年10月3日 10:15
京まふで通訳ボランティア参加
開催期間:9月20日〜9月21日
京都外国語大学の学生が京まふ2025で通訳ボランティアとして現場に立つ
学校法人 京都外国語大学(学長:小野 隆啓)に所属する学生が、LinguaLink(翻訳・通訳人材バンク)の一員として、2025年9月20日(土)・21日(日)に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2025」に通訳ボランティアスタッフとして参加しました。プレスリリースは2025年10月3日10時00分に発表されています。
京まふは西日本最大級のマンガ・アニメ・ゲームの総合イベントで、2日間で約3.6万人が来場しました。本稿では、学生が実務の場で語学力を発揮した具体的な活動内容、そこで得たスキルや学び、参加者の声、イベント概要を整理して伝えます。
LinguaLinkの位置付けと今回の役割
LinguaLinkは本学が運営する翻訳・通訳の人材バンクで、学生の語学力を地域や国際交流の場で実践的に活かすことを目的としています。今回の京まふでのボランティア参加は、その活動の一環として企画されました。
学生は教室で学んだ語学知識を、実際のイベント運営の現場で用いる機会を得ました。多言語対応が必要な状況での実務経験は、座学だけでは得られない即応力や文化間コミュニケーション能力の醸成につながります。
会場での具体的な業務と役割分担
参加した学生たちは、来場者の案内・誘導、ブースでの通訳補助、イベント情報に関する多言語での問い合わせ対応など、幅広いタスクを担当しました。外国からの来場者に対して、実際の対話を通じて必要な情報を伝える役割を果たしました。
以下は学生が担当した主な業務の一覧です。具体的な業務を整理することで、現場で何が求められたかが明確になります。
- 会場案内・誘導:入場方法や会場内の配置、トイレや休憩所の案内など。
- ブース情報の通訳補助:出展企業やクリエイターの説明、展示内容の簡潔な通訳。
- 多言語での問い合わせ対応:イベント日時、ステージスケジュール、チケット関連の質問対応。
- 緊急時の一次対応サポート:迷子対応や体調不良の報告補助等(現場スタッフと連携)。
業務は学生の語学レベルや担当ブースの特性に応じて振り分けられ、英語をはじめとする複数言語での対応が求められました。イベント規模が大きかったため、迅速かつ的確な情報伝達の重要性が高まりました。
現場で求められたスキルと実践的な学び
現場では語学力だけでなく、臨機応変さや文化差を踏まえた対応力が求められました。学生は教室での学習を越えて、多様な利用者に合わせた表現選択や状況判断を行う機会を得ました。
- 臨機応変な対応力
- 来場者の質問は単純な道案内から複雑な展示内容の説明まで多岐に渡り、その場で最適な言葉を選ぶ力が試されました。
- 文化の違いを越えるコミュニケーション
- 言語以外にも礼儀や表現の受け止め方に差がある場面で、相手の背景を想定した説明や表現の使い分けが必要でした。
これらの経験は単なる通訳行為に留まらず、国際イベントの現場で働くための総合的な能力を育むものとなりました。実務経験は学生の履歴書や将来のキャリアにとっても有意義な実績になります。
参加学生の声:座学から実践へ変わった学び
参加した学生からは、教室での学びが実際に通用することを実感したという声が届いています。緊張感のある現場での対応が、自信の形成につながったという点が共通した感想です。
以下に、プレスリリースで紹介された参加学生のコメントを引用します。個々の声から、現場で得られた具体的な成果や感触が読み取れます。
「初めての通訳ボランティアで緊張もありましたが、思っていた以上に簡単な英語でもコミュニケーションがとれることに驚きました。この成功体験が自信につながり、今後の学修意欲が大きく高まりました」
「自信がなかったけれど、海外からの来場者と積極的に関わることができました。挑戦することの楽しさを知り、言語を学ぶ目的を再認識できた、とても充実した2日間でした」
これらの感想は、座学で得た言語知識が実際の場面で相手に伝わるという実感を与え、言語学習の意義を再確認する契機となったことを示しています。現場での小さな成功体験が学修意欲を高める効果があることが伺えます。
京まふ2025の概要と今回の参加まとめ
ここではイベントの基本情報と、本件に関する主要なポイントを整理します。京まふ2025は国内外のファンが多数訪れるイベントで、マンガ・アニメ・ゲームに関連する出展やステージ、企画展示が行われました。
学生の参加は、地域と国際交流の接点に立つ形で行われ、語学教育が実社会でどのように役立つかを示す好例となりました。以下の表で主要情報をまとめ、その後に簡潔な総括を加えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表機関 | 学校法人 京都外国語大学(学長:小野 隆啓) |
| プレスリリース日時 | 2025年10月3日 10時00分 |
| イベント名 | 京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2025 |
| 会期 | 2025年9月20日(土)~21日(日) |
| 会場 | みやこめっせ 他 |
| 来場者数 | 約3.6万人(2日間合計) |
| 学生の所属 | LinguaLink(翻訳・通訳人材バンク)所属の京都外国語大学の学生 |
| 主な業務内容 | 案内・誘導、ブース通訳補助、多言語での問い合わせ対応、緊急時の補助など |
| 参考URL | https://kyomaf.kyoto/ https://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=6tujyUMc |
表に示したとおり、今回の取り組みは大学の教育成果を地域や国際イベントの場で可視化した事例です。学生は実務での経験を通じて語学力を実践的に活用し、臨機応変な対応力や異文化理解に基づくコミュニケーション能力を高めました。京まふという国際色豊かな場での経験は、学修の動機づけとキャリア形成の両面で有益な意味を持ちます。
以上が京都外国語大学の学生による京まふ2025での通訳ボランティア参加に関する報告の要点です。主催側および関連情報の詳細は上記リンク先で確認できます。
参考リンク: