10月15日開始 在留外国人向けGTNエポスゴールド登場
ベストカレンダー編集部
2025年10月2日 17:28
GTNエポスゴールド誕生
開催日:10月15日
日本で暮らす外国人向けに設計された新しいゴールドカードが登場
株式会社グローバルトラストネットワークス(以下、GTN)と株式会社丸井グループは、協業による新たなクレジットカードとして「GTNエポスゴールドカード」を発行すると発表しました。発表日時は2025年10月2日15時30分で、カードの提供開始日は2025年10月15日(水)です。
このカードは、在留外国人が日本で安心して金融サービスを利用できるよう、申込から審査、利用・問い合わせまで一貫して外国人対応が可能な仕組みを整備して提供されます。提供主体はエポスカードとなり、カードはVisaブランドで発行されます。
背景:増加する在留外国人と既存制度の課題
日本に在留する外国人は増加傾向にあり、2024年末時点で約377万人に達しました。この規模は横浜市の人口に匹敵し、2030年には440万人に拡大すると予測されています。こうした人口動態の変化を受け、金融インフラ整備の重要性が高まっています。
従来の制度は日本人を前提に作られていることが多く、外国人が金融サービスを利用する際には複数の障壁が存在します。主な課題は以下のとおりです。
- 日本での信用情報が乏しく、帰国リスクなどを懸念して審査を通過しづらい。
- 手続きや説明が日本語のみの場合が多く、申込のハードルが高い。
- マネーロンダリング対策等の理由で、初めから外国人を対象外とする運用がある。
これらの課題に対し、GTNと丸井グループはそれぞれの強みを持ち寄り、制度・運用面での改善と多言語サポート体制の整備を図ることで対応を試みています。
共創による仕組みとこれまでの経緯
GTNは2006年の創業以来、外国人に特化したサービスを一貫して提供してきました。住まい(家賃保証・賃貸仲介)、就労(就職・定着支援)、通信(SIM・回線)、金融(クレジットカード・ローン)など、日本での暮らしを包括的に支える事業を展開しています。社員の約7割は外国籍で、約20の国と地域のメンバーが働いています。
丸井グループはファイナンシャル・インクルージョンの観点から「信用の共創」を掲げ、与信ノウハウやカード事業のプラットフォームを有しています。GTNの多言語対応と丸井のカード運営ノウハウを組み合わせることで、外国人が利用しやすい金融サービスの設計が可能になりました。
これまでの成果
2017年に国内初となる外国人専用カード「GTNエポスカード」が誕生して以降、これまでに2万人以上が利用してきました。この実績を踏まえ、よりニーズの大きい利用者層を想定した上位カードとして今回のゴールドカードが導入されます。
GTNは19年間にわたって外国人向けサービスを提供しており、その中で培ったリスク管理や25言語によるサポート体制が、新カードの運用に組み込まれます。多言語対応は利用時の安心確保につながると同時に、回収体制の強化にも寄与するとされています。
GTNエポスゴールドカードの仕様と特典
公表されたカードの仕様は以下の通りです。年会費は永年無料で、発行はエポスカードが行います。募集はインビテーション方式により行われる予定です。
以下に概要を整理します。
- カード発行主体
- エポスカード(株式会社エポスカード)
- 名称
- GTNエポスゴールドカード
- 開始日
- 2025年10月15日(水)
- ご案内方法
- インビテーション方式
- 年会費
- 永年無料
- 国際ブランド
- Visa
特典面では、在留外国人の生活基盤を支えることを意図した以下の優遇が用意されています。
- エポスポイントの有効期限が無期限
- 年間ボーナスポイント(最大10,000エポスポイント)
- 空港ラウンジ利用無料
サービスの詳細はエポスカードの公式サイトで案内されます(https://www.eposcard.co.jp)。
審査・サポート体制
GTN側は申込から審査、利用・問い合わせまで外国人に配慮した仕組みを整備します。多言語対応(25言語)を活かしたサポートが利用時の安心と回収体制の両立に貢献する設計です。
丸井グループの与信ノウハウとエポスのカード基盤を合わせることで、従来の日本人前提の審査枠組みを補完し、利用しやすい枠組みを構築することが狙いです。
関係会社情報と参考資料
プレスリリースには関係企業の基本情報も明記されています。以下に、丸井グループ、エポスカード、GTNの概要を整理します。
なお、詳しい共創の経緯や対談記事はGTN WOWの特集にも掲載されています(https://wow.gtn.co.jp/400)。
- 丸井グループ(株式会社 丸井グループ)
- 本社所在地:〒164-8701 東京都中野区中野4-3-2
- 代表取締役社長:青井 浩
- 代表電話:03(3384)0101
- URL:https://www.0101maruigroup.co.jp/
- 主な関連会社:㈱エポスカード、㈱丸井、㈱エムアンドシーシステム ほか
- エポスカード(株式会社エポスカード)
- 本社所在地:〒164-8701 東京都中野区中野4-3-2
- 取締役社長:相田 昭一
- 代表電話:03(4574)0101
- 事業内容:クレジットカード業務、クレジット・ローン業務
- URL:https://www.eposcard.co.jp
- GTN(株式会社グローバルトラストネットワークス)
- 所在地:東京都豊島区東池袋1-21-11 オーク池袋ビル2F
- 創業年月:2006年7月
- 代表取締役社長:後藤 裕幸
- 事業内容:外国人専門の家賃債務保証・賃貸仲介・通信・金融・登録支援・人材紹介事業など
- URL:https://www.gtn.co.jp/
- 社員構成:社員の7割を約20の国と地域の外国籍メンバーが占める
要点の整理(まとめ)
ここまでに示した情報を一覧にして整理します。以下の表は、GTNエポスゴールドカードの主要情報と、関連する企業・数値データをまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カード名 | GTNエポスゴールドカード |
| 開始日 | 2025年10月15日(水) |
| 発表日 | 2025年10月2日 15時30分(GTN発表) |
| 発行主体 | エポスカード(株式会社エポスカード) |
| ご案内方法 | インビテーション方式 |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| 主な特典 | エポスポイント有効期限無期限/年間ボーナスポイント(最大10,000エポスポイント)/空港ラウンジ利用無料 |
| 対象(背景) | 在留外国人(日本での信用情報が乏しい等の課題解決を目指す) |
| 関連企業 | GTN(代表:後藤 裕幸)、丸井グループ(代表:青井 浩)、エポスカード(取締役社長:相田 昭一) |
| 在留外国人数 | 2024年末:約377万人(2030年予測:440万人) |
| 参考URL | エポスカード:https://www.eposcard.co.jp / GTN:https://www.gtn.co.jp / GTN WOW:https://wow.gtn.co.jp/400 |
以上のとおり、GTNと丸井グループは既存の制度や運用で課題を抱える在留外国人に対し、多言語対応と与信ノウハウを組み合わせたカード商品を提供します。サービスの詳細はエポスカードの公式サイトで確認できます。