10月10日発売|RazerのThunderbolt 5ドックとCore X V2が登場
ベストカレンダー編集部
2025年10月2日 12:05
Thunderbolt5対応製品発売
開催日:10月10日
Thunderbolt™ 5で刷新される接続体験と発売スケジュール
Razer Japan株式会社は、最新のThunderbolt™ 5に対応した新製品として「Razer Thunderbolt™ 5 Dock Chroma」と外付けGPUエンクロージャー「Razer Core X V2」を発表しました。発表日は2025年10月2日(木)、予約開始日も同じく2025年10月2日、一般販売開始は2025年10月10日(金)を予定しています。
両製品はThunderbolt™ 5の特性を活かし、最大120Gb/sの転送速度や複数4Kディスプレイ対応、外付けGPUでのデスクトップ級グラフィックス性能の導入といった点で、ノートPC中心の作業環境を大幅に強化する目的で設計されています。ゲーマー、クリエイター、プロフェッショナルが求める高帯域幅と柔軟性を両立する製品です。
発表コメントの要旨
Razer ノートPC&アクセサリー部門責任者 トラヴィス・ファーストは、ドックと外付けGPUの組み合わせにより「超薄型ノートでもデスクトップ級のグラフィックス性能を実現」すると述べています。最新のNVIDIAおよびAMDカード対応で、クリエイティブやゲーミング用途に対応する点が強調されました。
Intel マーケティング部門 ジェネラルマネージャー ベン・ハッカーは、RazerがThunderbolt™ 5による高性能・柔軟性・シームレスな体験を着実に実現していると評価しています。
Razer Thunderbolt™ 5 Dock Chroma の機能と活用シーン
Razer Thunderbolt™ 5 Dock Chromaは、現代のワークステーションやゲーミング環境のニーズに応じて設計されたThunderboltドックです。1本のケーブルで多彩なデバイス接続と高速ストレージを実現し、ケーブル管理の合理化と高い生産性を両立させます。
ドックはM.2用ストレージスロットを備え、ユーザーが別途M.2 SSDを用意することで最大8TBまでの内部ストレージ拡張が可能です。加えて、Razerが搭載するThunderbolt Share機能により複数PC間でのファイル共有やKVMに近いマルチPC制御が可能で、マルチタスク環境の効率化に貢献します。
主な特徴の詳細
ドックの技術的な優位点は、Thunderbolt™ 5の恩恵を最大限に活かした点にあります。最大120Gb/sの転送帯域は、高解像度ディスプレイや高速外部ストレージ、低遅延な周辺機器接続を同時に可能にします。
また、3台の4Kディスプレイを最大144Hzで駆動できる点は、マルチモニターでの編集作業や高リフレッシュレートでのゲームプレイに有効です。計10の入出力ポートを搭載することで、最新機器から既存の周辺機器までを一括管理できます。
- トリプル4Kディスプレイ対応(最大144Hz駆動)
- Thunderbolt™ 5最大120Gb/sの高速転送
- M.2ストレージスロットで最大8TB拡張
- Thunderbolt ShareによるマルチPC制御/ファイル共有
- 計10の入出力ポートを備えた多用途設計
- 250Wの専用電源アダプター付属、ノートPCへ最大140W給電
なお、Whiteモデル(Razer Thunderbolt™ 5 Dock Mercury White)は、Razer Chroma™ RGBのライティング機能を搭載していません。
Razer Core X V2:外付けGPUで変わる性能拡張と設置性
Razer Core X V2は、Thunderbolt™ 4/5および一部USB4対応機器向けに設計された外付けGPUエンクロージャーです。フルサイズPCIeグラフィックスカードと標準ATX電源の搭載に対応し、ノートPCの性能をデスクトップ級に引き上げます。
Thunderbolt™ 5接続により、従来のThunderbolt™ 4と比較して最大で帯域幅が2倍になり、GPUとの間でより大きなデータ転送を確保できます。設置はプラグアンドプレイを意識した直感的な作りで、数分で接続・利用開始が可能です。
互換性・冷却・制御面のポイント
本製品は最新のNVIDIA® GeForce®やAMD Radeon™グラフィックスカードに対応する設計で、持ち運び型ノートPCやハンドヘルド端末と組み合わせることで柔軟な運用が可能です。筐体はスチール製シャーシで通気性に優れ、120mmファンはシステム負荷に応じ自動回転します。
さらに、Razer Synapseソフトウェアを用いればファンカーブを含む冷却と静音の調整をユーザーが行えるため、用途に合わせた最適化が可能です。ただし、本製品にグラフィックスカードおよび電源ユニットは付属していません。対応するカードの寸法や対応電源は公式製品ページにて確認する必要があります。
- Thunderbolt™ 5接続対応(Thunderbolt™ 4 / 一部USB4機器も対応)
- フルサイズPCIeグラフィックスカード対応
- 標準ATX電源対応(電源は同梱されません)
- 120mmの自動回転ファン搭載、Razer Synapseで制御可能
- 最大140Wの給電に対応(ホストデバイスへの給電)
価格・販売情報、取扱店と企業情報
発表された3製品の税込希望小売価格と発売情報は以下の通りです。すべての製品は2025年10月2日(木)より予約開始、2025年10月10日(金)に発売予定です。
- Razer Thunderbolt™ 5 Dock Chroma
- 税込希望小売価格:69,980円/予約開始:10月2日/発売日:10月10日
- Razer Thunderbolt™ 5 Dock Mercury White
- 税込希望小売価格:67,980円/予約開始:10月2日/発売日:10月10日(Chroma RGB非搭載)
- Razer Core X V2
- 税込希望小売価格:56,980円/予約開始:10月2日/発売日:10月10日(GPU・電源ユニットは別途)
これらの製品は全国の家電量販店、PCショップ、およびオンラインショップでの取り扱いが予定されています。販売店向けの問合せ窓口は株式会社アユート PC事業部のWEB問い合わせフォーム(https://www.aiuto-jp.co.jp/contact/b2b.php)が案内されています。
Razerはゲーマー向けハードウェアとソフトウェアのエコシステムで知られる企業で、Razer Chroma RGBやRazer Synapseなどのソフトウェアスイート、BladeノートPCなどのハードウェアを展開しています。Razerは2005年設立で、本社は米国カリフォルニア州アーバインとシンガポールにあり、2025年に創業20周年を迎えます。Razerの公式サイト(https://www.razer.com/jp-jp/)やRazer JPのXアカウント(https://www.x.com/razerjp)で追加情報が提供されます。
問い合わせ・注意事項
製品仕様やデザインは予告なく変更される場合がある旨が明記されています。また、各社の登録商標に関する表示も含まれます。製品の詳細や対応寸法などは公式製品ページにて必ず確認することが推奨されています。
販売、サポート、及び取扱店に関する最新の情報も、Razer公式や販売店の告知を確認してください。
要点の整理(主要スペック・価格・発売日まとめ)
以下に本記事で紹介した主要ポイントを表形式で整理します。機能や価格、発売スケジュール、注意点を一目で確認できます。
| 製品名 | 主な特徴 | 税込希望小売価格 | 予約開始 | 発売日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| Razer Thunderbolt™ 5 Dock Chroma | Thunderbolt™ 5(最大120Gb/s)、トリプル4K@144Hz、M.2で最大8TB、Thunderbolt Share、計10ポート、250W電源で最大140W給電、Chroma搭載 | 69,980円 | 2025年10月2日 | 2025年10月10日 | Chroma搭載モデル |
| Razer Thunderbolt™ 5 Dock Mercury White | 上記と同等の接続性とM.2ストレージ対応、Chroma非搭載 | 67,980円 | 2025年10月2日 | 2025年10月10日 | ライティング機能なし |
| Razer Core X V2 | 外付けGPUエンクロージャー、フルサイズPCIe対応、標準ATX電源対応(別売)、120mmファン、Thunderbolt™ 5でTB4比帯域2倍、最大140W給電 | 56,980円 | 2025年10月2日 | 2025年10月10日 | GPU・電源ユニットは付属せず、対応寸法を公式で確認 |
以上が今回のRazerによるThunderbolt™ 5対応製品の要点です。製品の詳細確認や購入に際しては、公式サイトおよび販売店の情報を参照してください。