布施の夜を気軽に楽しむ、2軒目1杯おごり宿泊プラン
ベストカレンダー編集部
2025年10月2日 11:42
2軒目の乾杯おごりプラン
開催期間:10月1日〜4月30日
布施の夜に改めて注目する理由と背景
クジラ株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表:矢野 浩一)が2025年10月2日08時00分に発表した新プランは、布施の「はしご酒文化」を宿泊体験と結びつける試みです。発表資料によれば、同社が展開する「商店街丸ごとホテルSEKAI HOTEL 大阪布施」において、2025年10月1日から新たに発売するプランは「セカイホテルが2軒目の乾杯、おごります!」という名称で、公表された目的は宿泊客に布施の夜の飲み歩きを安心して楽しんでもらうこととされています。
布施は近鉄布施駅を中心に17の商店会が広がるまちで、戦後から続く市場や専門店が残る下町です。鉄道の要衝として大阪と奈良を結ぶ交通の結節点でもあり、夜になると立ち飲み屋から大衆酒場まで多彩な飲食店が密集し、地域の日常としての“呑み歩き”文化が現在も受け継がれています。プレスリリースではこうした地域の特性を踏まえ、観光と地域の共存をめざす姿勢が示されています。
- 発表者
- クジラ株式会社(代表:矢野 浩一)
- 発表日時
- 2025年10月2日 08:00
- 実施エリア
- 大阪府東大阪市(布施周辺商店街)
プランの中身と利用の流れ
プランは既存の「朝食・銭湯付きプラン」と宿泊料金が変わらないことが明記されています。名称にあるとおり、宿泊者が布施の商店街で2軒目の乾杯をホテル側が負担するという内容で、提供されるのは「2軒目の最初の1杯」です。負担上限は1杯あたり最大600円×宿泊人数分となります。それ以降の飲食代はゲスト自身の負担です。
プラン利用の具体的な手順は以下の通りです。手順はチェックイン時の受け取りから始まり、1軒目での飲食→店舗のサイン→2軒目でのサービス提供という流れで設計されています。
プランの流れ(ステップ)
以下はプラン利用時の手順を整理したものです。各ステップで宿泊者と飲食店、ホテルの役割が明確に定められています。
- チェックイン時に「はしご酒カード」を宿泊者に渡す。
- 1軒目で飲食を楽しみ、お会計時にお店の方からはしご酒カードへサインをもらう。
- サイン済みのはしご酒カードを持って2軒目へ向かう。
- 2軒目は「はしご酒店リスト」から選択する。
- SEKAI HOTELが負担し、2軒目の最初の一杯を提供する(最大600円×宿泊人数分)。
協力店舗数は発表時点で近隣飲食店20店舗とされており、随時増加が予定されています。販売期間および実施期間は次の通りです。
- 販売時期:2025年10月1日〜2025年12月31日
- 実施時期:2025年10月1日〜2026年4月30日
SEKAI HOTELの地域連動と提供アイテム
SEKAI HOTEL大阪布施は「まちごとホテル」コンセプトを掲げ、宿泊機能を商店街や既存施設と連携させる事業です。元・婦人服店や元菓子店をリノベーションした施設を拠点に、食事は商店街の飲食店を利用し、入浴は銭湯で行うなど、地域の暮らしそのものを旅の経験として提供する取り組みを続けています。
今回のプランはその延長線上にあり、宿泊客と地域が相互に関係を築くことを重視する「Friend ship(フレンドシップ)」という考え方に基づいています。観光がただの消費にならないよう、地域をともに育てる関係づくりを目指すものです。
- チェックイン時の特典
- ・おみくじ(チェックイン時に提供)
- 周遊を助けるアイテム
- ・SEKAI PASS(商店街で使える周遊アイテム)
- 地域連動の宿泊プラン
- ・今回の「2軒目の乾杯おごり」プランなど複数展開
地域と宿泊者の関係性
プレスリリースでは観光がまちを“消費”するのではなく、まちと観光客が共に価値を生む形を目指すと説明されています。地元の飲食店との協業により、赤ちょうちんが灯る布施の夜を安心して楽しめる環境作りを進めるとしています。
協力店舗の一部として、発表資料には具体例として「馬と酒~布施の社交場~時代おくれ」「チング」といった店名が挙げられています。これらの店舗は地元の生活文化の一翼を担う存在として位置づけられています。
利用方法・予約情報と注意点
予約は発表資料に示された専用URLから受け付けられます。発表時点の予約用URLは次の通りです。
予約URL:https://x.gd/QubOJ
利用に際しての注意点も明確に示されています。ホテル負担は「2軒目の最初の1杯分」で、1杯あたりの上限は600円です。上限は宿泊人数分まで適用され、それ以降の飲食はゲスト負担となります。対象となる2軒目は必ず「はしご酒店リスト」から選ぶ必要があり、はしご酒カードに1軒目のサインがあることが前提です。
利用上の主な注意点
- SEKAI HOTELの負担は2軒目の最初の1杯(最大600円/杯×宿泊人数分)まで。
- 最初の1杯を超える飲食・追加注文は宿泊者の自己負担となる。
- 2軒目は必ず「はしご酒店リスト」から選ぶこと(リストは宿泊時に案内される)。
- はしご酒カードには1軒目で必ず店舗のサインをもらうこと。
販売期間は2025年10月1日から2025年12月31日、実施期間は2025年10月1日から2026年4月30日です。協力店舗は発表時点で20店舗とされ、今後の増加が予定されています。
要点整理(プラン内容のまとめ)
以下の表は、本記事で取り上げたプランの主要情報を整理したものです。販売・実施期間、負担の範囲、協力店舗数、予約先などをまとめて示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラン名 | セカイホテルが2軒目の乾杯、おごります!プラン |
| 販売開始 | 2025年10月1日 |
| 販売期間 | 2025年10月1日〜2025年12月31日 |
| 実施期間 | 2025年10月1日〜2026年4月30日 |
| 宿泊料金 | 既存の「朝食・銭湯付きプラン」と同料金 |
| ホテル負担 | 2軒目の最初の1杯(最大600円×宿泊人数分) |
| 協力店舗数 | 近隣飲食店20店舗(随時増加予定) |
| 代表事業者 | クジラ株式会社(代表:矢野 浩一) |
| 発表日時 | 2025年10月2日 08:00 |
| 予約方法 | 予約ページ:https://x.gd/QubOJ |
| 対象エリア | 大阪・布施(近鉄布施駅周辺、17商店会エリア) |
本記事は、プレスリリースに基づきSEKAI HOTEL大阪布施が発表した新プランとその背景、利用方法、地域連動の取り組みを整理しました。布施の地域資源を活用する形で設計されたこのプランは、宿泊と地元の飲食店が連携して観光と地域生活の関係を再構築する一例として位置づけられています。