9/20開業:廃線高架の列車レストランFUTURE TRAIN
ベストカレンダー編集部
2025年9月19日 19:32
FUTURE TRAIN開業
開催日:9月20日
廃線高架上に生まれた「FUTURE TRAIN」――出発式はグランドオープン前日の9月18日に挙行
京都・梅小路エリアに新たな観光とカルチャーの拠点として誕生した列車型エンタメレストランFUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE(以下、FUTURE TRAIN)は、2025年9月20日(土)にグランドオープンします。これに先立ち、グランドオープン2日前の2025年9月18日(木)に、松井孝治京都市長ら関係者が出席して出発式が執り行われました。
この発表はDDグループによるもので、配信日時は2025年9月19日 15時30分です。出発式は廃線高架を活用した施設という日本初の取り組みを象徴する場となり、関係者の挨拶やテープカット、オープニングパーティーへと続く一連のイベントが実施されました。
出発式に臨んだ顔ぶれと会場の様子
出発式には京都市長の松井孝治氏をはじめ、梅小路ハイライン代表取締役の橋本修男氏、クリエイター増田セバスチャン氏、株式会社DDグループ代表取締役社長の松村厚久氏などが出席しました。会場ではテープカットが行われ、報道陣や関係者が列車型レストランの誕生を見守りました。
出発式後にはドレスコードを「Something Pink」としたオープニングパーティーが開かれ、ピンク色のアイテムを身に着けたゲストが店内に集合しました。パーティーでは大沢伸一らによるDJプレイが行われ、ピンクバードをはじめとするアイコンスタッフとともに音楽とアートに満ちた一夜が演出されました。
コンセプトと制作背景――廃線が“未来行き”へと生まれ変わる
FUTURE TRAINは、廃線高架という歴史的な遺構を活用し、列車そのものを舞台にしたエンターテインメント型レストランです。かつて京都と北陸を結んだ特急サンダーバード(681系)の廃車車両をアップサイクルして、1号車での乗車体験と2号車での食体験という2層の体験を組み合わせた施設構成を採用しています。
この取り組みについて、松井京都市長は「廃線から未来へ、まさに『FUTURE TRAIN』の面目躍如」と評し、行政としても連携協定に基づいて本プロジェクトを支援していく意向を示しました。梅小路公園を核とする西部エリアの賑わい創出と観光振興に資するプロジェクトとして位置づけられています。
クリエイティブと地域連携の両輪
プロデュースには増田セバスチャン氏が参加し、彼の持つ「Kawaii」を軸とした演出が施設全体に反映されています。増田氏は、自身が幼い頃から鉄道が好きだったことを述べ、このサンダーバード車両を使ったエンターテイメント施設の実現に謝辞を述べています。
また、株式会社梅小路ハイライン(代表取締役 橋本修男)およびJR西日本グループが、廃線跡の活用や地域の賑わいづくりに関する協議を重ね、DDグループや地域関係者と連携して本プロジェクトを推進してきた点も強調されています。JR西日本グループは今後も西部エリア活性化のための取り組みに参加する旨を表明しました。
施設の構成と来場者が体験するプログラム
FUTURE TRAINは列車の各車両をフロアとして活用する構成になっており、既に営業中の2号車、3号車、4号車のレストランフロアに加え、グランドオープン時に1号車と5号車が新たに公開されます。1号車は体験型エリア「FUTURE BIRD」としてアップサイクルされた特急サンダーバード(681系)車両を用い、5号車は線路に隣接した「テラス車両」として開放されます。
施設内の体験は主に二つに分かれます。1号車での乗車体験はアトラクション的な要素を含み、2号車での食体験はレストランとしての機能を担います。来場者はこれらを組み合わせて「完全な体験」として楽しめる設計です。
- 公開車両
- 1号車:FUTURE BIRD(特急サンダーバード 681系のアップサイクル)
- 2号車:レストランフロア(既にオープン)
- 3号車:レストランフロア(既にオープン)
- 4号車:レストランフロア(既にオープン)
- 5号車:テラス車両(線路に隣接)
- 体験の特徴:乗車体験+食体験で一体となったエンターテインメント型レストラン
- 演出:増田セバスチャン氏による「カワイイ」演出を中心に、音楽・アート要素を融合
- オープニング:出発式後のパーティーでのDJプレイ(大沢伸一ら)やピンクを基調とした演出
増田セバスチャンについて
増田セバスチャン氏は1970年生まれ、ニューヨーク在住。1995年にショップ「6%DOKIDOKI」をオープンして以来、独特の色彩感覚を軸にアート、ファッション、エンターテインメントを横断する制作を行ってきました。きゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」MV美術や「KAWAII MONSTER CAFE」プロデュースなど、Kawaii文化を国際的に広める役割を果たしてきた人物です。
主な経歴としては、2017年度文化庁文化交流使、2018年度ニューヨーク大学客員研究員、2019年にNewsweek Japanの「世界が尊敬する日本人100人」に選出されています。公式サイトは https://sebastianmasuda.com/ です。
運営・営業情報とアクセス、運営各社の情報
FUTURE TRAINの基本情報は以下のとおりです。グランドオープンは2025年9月20日(土)で、席数は全88席となります。入場(チャージ)料は大人700円、小学生以下300円、未就学児は無料です。
営業時間は平日が11時〜16時、17時〜23時の二部制、土日祝は11時〜23時の通し営業です。公式サイトおよび予約は https://www.futuretrain.jp/、Instagramアカウントは https://www.instagram.com/futuretrain.kyoto/ になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE(フューチャートレイン・キョウト・ダイナー・アンド・カフェ) |
| 所在地 | 京都府京都市下京区観喜寺町3-7 梅小路ハイライン |
| アクセス | 京都駅から1駅(JR西日本 山陰本線 梅小路京都西駅 直結)、京都駅から徒歩20分 |
| グランドオープン日 | 2025年9月20日(土) |
| 席数 | 全88席 |
| 入場(チャージ)料 | 700円(大人)、小学生以下300円、未就学児無料 |
| 営業時間 | 平日:11時〜16時、17時〜23時/土日祝:11時〜23時 |
企画・運営・施設管理の体制
本施設の企画・開発は株式会社DDグループ、店舗運営は株式会社ダイヤモンドダイニング、施設管理は株式会社梅小路ハイラインが担当しています。なお、JR西日本グループも地域活性化の連携メンバーとして関与しています。
各社の情報は以下のとおりです。
- 株式会社DDグループ(企画・開発)
- 所在地:東京都港区芝4丁目1-23 三田NNビル 18階
- 代表者:代表取締役社長 松村厚久
- URL:https://www.dd-grp.com/
- 株式会社ダイヤモンドダイニング(店舗運営)
- 所在地:東京都港区芝4丁目1-23 三田NNビル 18階
- 代表者:代表取締役社長 松村厚久
- URL:https://www.diamond-dining.com/
- 株式会社梅小路ハイライン(施設管理)
- 所在地:京都市下京区塩小路通烏丸西入 関電不動産京都ビル8F
- 代表者:代表取締役 橋本修男
- 備考:京都駅ビル開発株式会社などが出資
また、プレスリリース内では「日本初」に関する表記がありますが、これは2025年3月時点での当社調べに基づくもので、「廃線高架上レストラン」として国内で初めての事例であることが明記されています。
要点の整理と主要情報一覧
この記事で触れた主な事項を整理し、来場や取材、関係者参考用にわかりやすく表にまとめます。以下の表は施設名、所在地、公開車両、開業日、営業時間、入場料、運営体制など本件に関する主要情報を網羅しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 施設名 | FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE |
| グランドオープン | 2025年9月20日(土) |
| 出発式 | 2025年9月18日(木) 松井孝治京都市長ら出席 |
| 公開車両 | 1号車:FUTURE BIRD(681系サンダーバードのアップサイクル)、2〜4号車:レストランフロア(既にオープン)、5号車:テラス車両 |
| 席数 | 全88席 |
| 入場(チャージ)料 | 700円(大人)、小学生以下300円、未就学児無料 |
| 営業時間 | 平日:11時〜16時/17時〜23時、土日祝:11時〜23時 |
| 所在地 | 京都府京都市下京区観喜寺町3-7 梅小路ハイライン |
| アクセス | JR山陰本線 梅小路京都西駅直結(京都駅から1駅)、京都駅から徒歩20分 |
| 企画・開発 | 株式会社DDグループ(代表:松村厚久) |
| 店舗運営 | 株式会社ダイヤモンドダイニング(代表:松村厚久) |
| 施設管理 | 株式会社梅小路ハイライン(代表:橋本修男) |
| 関連リンク | https://www.futuretrain.jp/ / Instagram: @futuretrain.kyoto |
| 備考 | 「日本初」は2025年3月時点での当社調べ(廃線高架上レストランとして) |
以上が出発式の模様とFUTURE TRAINの施設概要、運営体制、営業情報の整理です。本リリースの情報を基に、廃線を再活用した新たな文化拠点としての位置づけや、地域との連携体制、公開される車両ごとの体験内容などを明確に示しました。詳細や予約に関する最新情報は公式サイトおよび公式Instagramをご確認ください。
参考リンク: