ElevenLabs発 AIアワード『Chroma Awards』応募開始
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 12:21
Chroma Awards開催
開催期間:9月18日〜11月3日
AIとともに日本のクリエイティビティを世界へ解き放つ、新たな祭典の登場
2025年9月18日10時30分、AIオーディオリサーチと製品開発のリーディングカンパニーであるElevenLabs(イレブンラボ)が、クリエイター向けの国際アワード祭典「Chroma Awards」の開催を発表しました。発表資料には冒頭のスローガンとして「AIとともにまだ見ぬ日本のクリエイティビティを世界に解き放とう!」が掲げられており、日本の多様なコンテンツと創造力を国際舞台に送り出す意欲が示されています。
本プレスリリースはEleven Labs Japan合同会社名義で出されており、同社の本社は米国ニューヨーク州、CEOはMati Staniszewskiです。発表文では、アワードの企画運営にあたって国内外のクリエイターが直接競い合う機会の提供や、AIツールを活用した制作支援など、具体的な取り組み内容が示されています。
開催意図と主旨の明確化
Chroma Awardsは「次世代のアーティスト・クリエイターに学びの場を提供し、支援して優れた作品を世に送り出す」ことを使命としています。主催者はAIが人間の創造性を高めるプロセスに注目し、その効果を実例として示すことを目的に据えています。
アワード企画はElevenLabsが主導し、グローバルな協力体制で実行されます。企業パートナーとしてはGoogle Cloud、Freepik、fal、Dreamina AI、CapCutが名を連ねており、スポンサー提供のAIツール無料トライアルなど、参加者への具体的な支援も用意されています。
応募要項──対象、部門、締切とルールの全容
応募受付は発表日(2025年9月18日)より開始され、締切は米国太平洋時間(PT)で2025年11月3日 午後11時45分(PT)です。応募対象は制作日が2025年2月1日以降に制作されたすべてのプロジェクトと明記されています。
応募は3つの主要部門で受け付けられます。各部門には独自のカテゴリーやルール、賞品が設定されており、参加者は自身の作品を最も適した部門・カテゴリーへ提出することが求められます。
応募可能な部門と提出ルール
受付部門は次の3つです。フィルム、ミュージックビデオ、ゲーム。これらはチャンネルや形式の多様性を受け止める枠組みとして設定されています。
応募ルールの要点は以下の通りです。
- 1つのプロジェクトを複数のカテゴリーに同時応募することは不可。
- 提出できるプロジェクトの総数に制限はなし。複数のプロジェクトを提出可能。
- 同一カテゴリーに複数作品を応募することは可能。
- 正式なコンペティションルールおよび応募資格の詳細は公式リンクで確認可能(https://chromaawards.com/)。
審査は3ラウンド制で実施され、最終審査の結果は2025年12月7日にライブ配信される授賞式で発表されます。
審査基準と賞の決定プロセス、提供支援
Chroma Awardsでは、従来のクリエイティブ業界とAI分野の双方に経験を有する多様な審査員団が、統一された基準に基づいて作品を評価します。審査基準は定性的・定量的要素を併せ持ち、作品の多面的な評価が行われます。
評価の核となる審査項目は具体的に示されており、応募者が何を問われるか明確です。
- 感情的な共鳴
- 観客やユーザーに対してどの程度感情的な反応を喚起するかを評価します。
- テーマの一貫性
- 作品全体が一貫したメッセージや美学を保っているかを検証します。
- 独創性
- 新規性や表現の独自性、着眼点の新しさを重視します。
- 高い制作価値
- 映像・音響・インタラクションなど、完成度の高さを測ります。
- サウンドデザイン
- 音響設計や音声表現の質が、作品体験にどのように寄与しているかを評価します。
また、参加者はスポンサー企業から提供されるAIツールの無料トライアルを利用できます。これにより、制作プロセスで最新のAI技術を試しながら作品を磨くことが可能です。スポンサーとして名を連ねる企業は、制作支援の面でも実務的な貢献を行います。
主催者コメントとElevenLabsの位置づけ
主催者側の代表であるMatty Shimuraはコメントで、本アワードを通じて世界中のクリエイター、コミュニティ、企業が結びつき、新しいテクノロジーとクリエイティブな才能が出会う場になってほしいと述べています。スポンサー提供の無料トライアルを活用した作品の応募に期待を示しています。
ElevenLabsについての背景情報もプレスリリースで詳述されています。同社は2022年設立のAIオーディオリサーチ・技術のグローバルリーダーであり、企業、開発エンジニア、クリエイター、アーティスト向けのAIオーディオツールを提供しています。
ElevenLabsの主な実績と機能
リリースには、ElevenLabsのプラットフォームが世界中の何百万もの個人および多数の企業に利用されている点が記載されています。特に、Fortune 500企業の72%以上が同社のサービスを採用しているとの数字が示されています。
提供される主要な機能としては、次のような要素が挙げられています。
- 高品質なボイスオーバーを低コストかつ短時間で大量に制作できる機能
- 30以上の言語に対応した対話型AI音声エージェントの立ち上げ支援
- 開発者やクリエイター向けのAPI・ツール群による柔軟な導入
まとめ:重要事項の整理と参照先
ここまでの内容を要点別に整理し、本記事で扱った情報を表形式でまとめます。以下の表は、応募者や関係者が押さえておくべき主要事項を簡潔に示したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年9月18日 10時30分(Eleven Labs Japan合同会社によるプレス発表) |
| 主催 | ElevenLabs(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Mati Staniszewski) |
| アワード名 | Chroma Awards |
| 募集開始 | 2025年9月18日(発表日より応募受付開始) |
| 応募締切 | 2025年11月3日 午後11時45分(PT・アメリカ太平洋時間) |
| 応募対象期間 | 2025年2月1日以降に制作されたプロジェクト |
| 応募部門 | フィルム / ミュージックビデオ / ゲーム(3主要部門) |
| 応募ルール | 1プロジェクトを複数カテゴリーへ同時応募不可。提出数無制限。同カテゴリーへ複数応募可。 |
| 審査方式 | 3ラウンド審査。基準:感情的共鳴、テーマ一貫性、独創性、高制作価値、サウンドデザイン。 |
| 授賞式 | 2025年12月7日にライブ配信で発表 |
| スポンサー/協力 | Google Cloud、Freepik、fal、Dreamina AI、CapCut(スポンサー提供の無料トライアルあり) |
| 公式情報 | https://chromaawards.com/ |
| ElevenLabsの概要 | 2022年設立。AIオーディオ研究・技術のグローバルリーダー。高品質TTS・音声エージェント等を提供。Fortune 500企業の72%以上が利用。 |
以上がプレスリリースの全内容をまとめた要点整理です。応募を検討するクリエイターは、制作期間の要件や締切時刻(PT基準)、提出ルール、審査基準を踏まえたうえで公式サイト(https://chromaawards.com/)の詳細ルールを確認のうえ応募手続きを進めることが重要です。
参考リンク: