ティファール電気ケトル、電源プラグを無償交換へ

電気ケトル電源交換

開催日:9月16日

電気ケトル電源交換
自分のケトルが対象かどうやって確認するの?
本体底面のラベルで「製品品番」と「4桁の番号」を照合します。両方が別表の該当と一致すれば無償交換対象。「ウォッシャブル 0.8L」は刻印を確認。詳細は特設ページで確認可能です。
交換は本当に無料?どう申し込むの?
はい。該当する電源プレートは無償で交換されます。申し込みは特設ページまたはフリーダイヤル0120-153-020(午前9時~午後6時、土日祝含む)から手続きしてください。

電源プラグ破損の確認と無償交換の決定

株式会社グループセブ ジャパンは、2025年9月16日付の発表で、同社が輸入販売したティファールの電気ケトルについて、特定の製造ロットにおいて電源プラグが破損し、最悪の場合コンセント付近での発煙または発火に至る可能性があることを確認したと発表しました。該当する電源プレートは、構造の異なる電源プラグを有するものに対して無償交換を行うとしています。

対象となるのは、2021年10月から2024年7月までに製造されたティファールの電気ケトルのうち、別表で示される特定の製造ロットに該当する製品です。対象は28モデル、60製品、総計で4,185,393台(418万5393台)にのぼります。製品名や製品品番についてはプレスリリースの「別表」を参照する旨が明記されています。

ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ 画像 2

対象判別方法と具体的な確認手順

対象製品かどうかを判別するための手順は本体底面のラベル確認に集約されています。電気ケトル本体底面に貼られたラベル上の情報で、以下の2点を照合してください。

確認すべき項目は次のとおりです。両方が別表と一致する場合は無償交換の対象となります。

  • 製品品番(ラベルの青枠内に表示)
  • 4桁の番号(ラベルの赤枠内に表示)

ラベルは製品によって扇形や長方形など形状が異なり、印字内容やレイアウトが写真と異なる場合があります。特記事項として「ウォッシャブル 0.8L」という製品のみ、ラベルではなく本体底面に製品品番と4桁の番号が刻印されています。刻印やラベルの位置をよく確認してください。

ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ 画像 3

4桁番号の読み方

4桁の番号は製造時期を示すものです。左側2桁が製造週、右側2桁が製造年を表します。例えば「4221~2522」の表記は、2021年の42週目から2022年の25週目までに製造された製品が該当範囲であることを意味します。

ラベルの見方や刻印の位置、別表の照合方法について不明点がある場合は、下記の窓口にて確認できます。

ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ 画像 4

無償交換手続きと窓口情報

無償交換の申込みは、専用の特設ページおよびコールセンターで受け付けます。申込手続きの案内、交換方法、交換時の注意事項などは特設ページで確認できます。

以下が窓口情報です。受付時間や連絡手段は明確に定められているため、交換を希望する場合は案内に沿って連絡してください。

  • 電源プレート無償交換特設ページ: https://www.t-fal.co.jp/news/250916-2/
  • 電源プレート無償交換事務局(フリーダイヤル): 0120-153-020
  • 受付時間: 午前9時~午後6時(土日祝日を含む)

報道関係者向けの専用窓口も設置されています。開設期間や受付時間は次のとおりです。

報道関係者専用窓口 開設期間
2025年9月16日(火)~10月15日(水) ※土日祝日を除く平日
受付時間
午前9時~午後6時
電話
03-4221-0385
メール
press@free-replacement-t-fal.jp
ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ 画像 5

発生事故の状況と原因解析の経緯

2024年4月以降、使用中にコンセント付近で発煙または発火した事象が報告され、2024年8月31日時点で計16件が確認されています。被害としては軽度の火傷が1名報告されていますが、大きな物的被害は確認されていません。

原因解析では、フランス本社のグループセブが関係機関と連携して調査を実施しました。調査の結果、当該電源プラグ自体は日本の法規制や技術基準に適合しており、製造工程における異常は見つかりませんでした。

事故再現試験の結果からは、ユーザー側の取り扱いに起因する要素が推察されています。具体的には、電源コード部分を持ってコンセントから引き抜くといった不適切な使用方法を繰り返すことで、電源プラグに繰り返し負担がかかり破損に至る可能性が高いとされています。こうした状況を受け、同社は構造の異なる電源プラグを採用した電源プレートへ無償交換する対応を決定しました。

なお、2024年8月以降に製造された電気ケトルには構造の異なる電源プラグが既に採用されているため、これらは無償交換の対象外となります。また、電気ケトルの安全な使用方法については同社の案内ページ(「電気ケトルを安全にお使いいただくために」)を参照するよう案内されています(https://www.t-fal.co.jp/news/241031/)。

事故・対応に関する整理

事故件数や被害状況、原因と考えられる使用方法、同社の対応方針は上記のとおり整理されています。利用者がまず取るべき行動は、手元の製品が別表で示される対象かどうかを底面ラベルで確認することです。

また、交換申込みの窓口は土日祝を含めて受け付けるコールセンターと、報道向けに平日のみ設置された専用窓口の両方が整備されています。迅速な対応を図るため、必要な情報を手元で確認してから連絡することが推奨されます。

まとめ(重要事項の一覧表)

以下に、本記事で取り上げた主要な事項を表形式で整理しました。対象製品の確認方法や窓口情報など、交換手続きに必要な情報をまとめています。

項目 内容
発表者 株式会社グループセブ ジャパン(発表日: 2025年9月16日 10:00)
対象製品 ティファール電気ケトル 28モデル、60製品(製品名・品番は別表参照)
製造期間 2021年10月~2024年7月(特定の製造ロットが対象)
対象台数 4,185,393台(418万5393台)
確認方法(底面ラベル) ラベルの青枠: 製品品番、赤枠: 4桁の番号。両方が別表と合致する場合は対象。 “ウォッシャブル 0.8L”は刻印で確認。
4桁番号の意味 左2桁=製造週、右2桁=製造年(例: 4221~2522)
事故件数(確認時点) 16件(2024年8月31日時点)。軽度の火傷1名、重大な物的被害なし
原因解析の結果 プラグ自体は規格適合、製造異常は確認されず。不適切な使用(電源コードを持って引き抜く等)による負担蓄積が原因と推察
無償交換窓口(一般) 特設ページ: https://www.t-fal.co.jp/news/250916-2/ 電話(フリーダイヤル): 0120-153-020 受付: 午前9時~午後6時(土日祝含む)
報道関係者窓口 期間: 2025/9/16~10/15(平日のみ) 電話: 03-4221-0385 メール: press@free-replacement-t-fal.jp 受付: 午前9時~午後6時
注意事項 2024年8月以降に製造された製品は構造の異なる電源プラグを採用しており交換対象外。安全な使用方法は同社の案内ページを参照

本記事では、発表された情報を整理して掲載しました。手元にある電気ケトルが該当するか否かは本体底面のラベルまたは刻印で確認でき、該当する場合は上記の特設ページまたはフリーダイヤルにて無償交換の手続きを行うよう案内されています。