9/15開始|代官山 蔦屋でウポポイ特設書籍展
ベストカレンダー編集部
2025年9月15日 11:49
ウポポイ特設コーナー
開催期間:9月15日〜9月28日
代官山 蔦屋書店で「本をめくって、アイヌ文化に出会う」特設コーナーを展開
公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営するウポポイ(民族共生象徴空間)は、2025年9月15日(月・祝)から9月28日(日)までの14日間、東京都渋谷区の代官山 蔦屋書店にて特設コーナーを実施します。期間は2025年9月15日~9月28日、店舗営業時間に準じて9:00~22:00での展開となります。
この特設コーナーは、アイヌ文化や北海道への旅をテーマにした書籍の紹介、アイヌ語パネルの展示、動画による施設紹介、クイズ形式の学習パネルなどを通じて、幅広い世代にアイヌ文化との接点を提供することを目的としています。代官山 蔦屋書店の空間性を活かし、書籍を入り口にウポポイや北海道白老町への理解と旅行意欲を高める狙いがあります。
開催の背景と位置づけ
ウポポイは、国土交通省北海道局の「ウポポイ誘客促進戦略」(2024年3月)に基づく取り組みの一環として、令和6年度から道外の高校を対象にアイヌ文化関連書籍のパッケージを半年間無料で貸し出すサービス「UPOPOY LIBRARY」を実施しています。令和7年度には関東・近畿・中四国を中心に33校が本事業を利用しており、教育現場での活用が進んでいます。
こうした学校向けの取り組みを、学校関係者に限らず一般の来訪者層にも広げるため、代官山 蔦屋書店において一般向けの特設コーナーを設置することになりました。なお、同様の特設コーナーや関連イベントは2025年10月に山口県周南市の蔦屋書店・周南市立徳山駅前図書館でも予定されています。
展示内容と見どころ:書籍紹介、パネル展示、アイヌ語クイズ
特設コーナーでは、蔦屋書店コンシェルジュとウポポイスタッフがテーマに合わせて厳選した書籍を中心に展示します。展示は単なる陳列にとどまらず、来場者が読み進めることでアイヌ文化や北海道旅行のイメージを持ちやすくなる構成です。
書籍紹介に加え、ウポポイで実際に見て感じられる文化や施設を紹介するパネル展示、北海道の自然とウポポイをイメージさせる動画上映、アイヌ語をクイズ形式で学べるコーナーが設置されます。これらは書籍を起点にした学びと体験への導線を作ることを意図しています。
書籍の分類と選書方針
蔦屋書店コンシェルジュとウポポイのスタッフが協働して、以下のテーマ別におすすめ書籍を厳選しています。来場者が目的や興味に応じて手に取りやすいよう配慮されたラインナップです。
- 受け継がれるアイヌ文化に焦点を当てた書籍:文化継承や伝統・技術、歴史的背景を学べる書籍。
- 北海道旅行を検討している方向けの書籍:地域の魅力や観光情報、現地での過ごし方を紹介する書籍。
- ウポポイに来る前に読んでほしい書籍:来訪前に理解を深めるための入門書や解説本。
これらの書籍は、代官山 蔦屋書店の特設コーナーで手に取れるほか、書店 staff による案内でより深く選書の意図を知ることができます。
パネル展示とアイヌ語クイズの内容
パネル展示では、北海道白老町のウポポイで実際に触れられる文化要素や施設構成を視覚的に紹介します。来場者は写真や解説パネルを通じて、ウポポイの立地や自然環境、体験プログラムの概要を把握できます。
また、アイヌ語クイズでは北海道にいる動物名をアイヌ語でどのように表現するかを問う形式のパネルが設置され、遊びながら言語に触れる機会が提供されます。クイズは来訪者の年齢層に配慮した設計です。
開催概要・代官山 蔦屋書店の施設情報とアクセス
本特設コーナーの開催概要は次のとおりです。開催日は2025年9月15日(月・祝)~9月28日(日)の14日間で、代官山 蔦屋書店の営業時間に準じて開設されます。詳細な営業時間は下記に記載しています。
代官山 蔦屋書店は「大人のための文化の牙城」をコンセプトとする複合施設・代官山T-SITEの核となる書店です。洗練された空間設計と提案力により成熟した大人の知的好奇心に応える場として知られています。
開催概要(要点)
- 開催日
- 2025年9月15日(月・祝)~9月28日(日)【14日間】
- 時間
- 9:00~22:00(代官山 蔦屋書店の営業時間に準ずる)
- 場所
- 代官山 蔦屋書店(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5)
代官山T-SITE全体の営業時間は7:00~23:00(年中無休、元日を除く)ですが、蔦屋書店の営業時間は9:00~22:00となっています。アクセスは東急東横線「代官山駅」より徒歩5分、首都高速3号渋谷線や中央環状線の出入口から車で約5分です。駐車場情報は代官山T-SITE公式サイトで確認する必要があります。
ウポポイ(民族共生象徴空間)の概要と関連情報
ウポポイはアイヌ文化の復興・創造の拠点として2020年7月12日に北海道白老町に開業しました。施設は道内初の国立博物館である国立アイヌ民族博物館、体験型フィールドミュージアムである国立民族共生公園、そして尊厳ある慰霊を行うための慰霊施設で構成されています。
豊かな自然に囲まれたポロト湖のほとりに位置し、触れる・体験する等の多様な角度からアイヌ文化や歴史を学べる場となっています。以下に所在地や入場料、開園時間などの具体情報を示します。
基本情報と入場料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3 |
| 代表電話 | 0144-82-3914 |
| アクセス | JR白老駅から徒歩約10分。新千歳空港から高速道路または列車で約40分。 |
| 入場料(税込) | 一般大人 1,200円、一般高校生 600円、中学生以下 無料。20名以上の団体料金あり。特別展示や体験プログラムは別料金。 |
| 開園時間 | 9:00~17:00(時季により変動あり) |
| 閉園日 | 月曜日および12月29日~1月5日、2月28日~3月9日。月曜日が祝日の場合は翌日以降の平日が休園。特別な開園日あり。 |
公式ウェブサイトやSNSでは、最新の開園情報や展示、イベント案内が掲載されています。連絡先やウェブ上の案内を確認のうえ、訪問計画を立てることが推奨されます。
公式情報のリンク
UPOPOYおよび関連ページの案内は下記の公式リンクで確認できます。特に「UPOPOY LIBRARY」についての詳細は専用ページに掲載されています。
まとめ(要点の整理)
以下の表は、本記事で紹介した代官山 蔦屋書店での特設コーナーに関する主要情報を整理したものです。開催期間、場所、展示内容、ウポポイの基本情報まで網羅しています。表で概要を確認したうえで、詳細は公式リンクで改めて確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | ウポポイ特設コーナー『本をめくって、アイヌ文化に出会う』 |
| 開催期間 | 2025年9月15日(月・祝)~9月28日(日)【14日間】 |
| 時間 | 9:00~22:00(代官山 蔦屋書店の営業時間に準ずる) |
| 開催場所 | 代官山 蔦屋書店(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5) |
| 展示内容 | 書籍紹介(3テーマ)、ウポポイ紹介パネル、動画上映、アイヌ語クイズ |
| 主催 | 公益財団法人アイヌ民族文化財団(ウポポイ) |
| 関連事業 | UPOPOY LIBRARY(高校向け書籍貸出サービス)—令和7年度は33校が利用 |
| ウポポイ所在地 | 〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町2丁目3 |
| ウポポイ入場料 | 一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下無料(団体料金あり) |
| 公式情報 | https://ainu-upopoy.jp/(およびSNS、UPOPOY LIBRARYページ) |
本特設コーナーは、書籍を通じてアイヌ文化に触れる機会を都市部で提供する試みとして位置づけられます。展示内容や運営、将来的な類似企画については公式サイトで更新される情報を確認することができます。
参考リンク: