京橋で体験するもう一つのTokyo Gendai、58分展開幕
ベストカレンダー編集部
2025年9月13日 19:11
Tokyo Gendai 58分
開催期間:9月13日〜9月16日

京橋で“もう一つのTokyo Gendai”を提示する企画展の趣旨と開催日時
株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道)は、Gallery & Bakery Tokyo 8分にて、特別企画展「Tokyo Gendai 58分」を開催します。本展は国際的な現代アートフェアTokyo Gendai 2025の会期に合わせ、会場の一つであるパシフィコ横浜から京橋の当施設までが「ちょうど58分」であることにちなみ企画されたものです。
プレスリリースは2025年9月13日16時00分に発表されました。展覧会は2025年9月13日(土)〜9月16日(火)に開催され、会期中の営業時間は8:00〜19:00、観覧料は無料です。会期中は無休での公開となります。なお、本展で出展される全作品はデジタルプラットフォームArtSticker限定で販売されます。
- 展覧会名:Tokyo Gendai 58分
- 会期:2025年9月13日(土)〜9月16日(火)
- 会場:Gallery & Bakery Tokyo 8分(〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F)
- 観覧料:無料
- 販売:出展作品はすべてArtSticker限定販売(展覧会ページ:https://artsticker.app/events/81974)

参加ギャラリーと出展作家:初の合同グループ展としての構成
本展はTODA BUILDING内のギャラリーコンプレックスに拠点を置く3つのギャラリーによる、初の合同グループ展です。参加ギャラリーは小山登美夫ギャラリー、タカ・イシイギャラリー、KOSAKU KANECHIKAの3軸で、各ギャラリーがそれぞれ選出した作家の作品を発表します。
以下に、各ギャラリーの紹介と出展作家について詳細に整理します。各作家の経歴や制作の特徴、展示作品に関する説明を含め、鑑賞者が作品世界を把握しやすいようにまとめます。

小山登美夫ギャラリー — 出展作家:和田咲良
小山登美夫ギャラリーは1996年に開廊。現在は六本木、京橋、天王洲、前橋の拠点で展開し、海外アートフェアへの参加を通じて日本の同世代アーティストを国内外に紹介してきました。ジャンルや国境にとらわれず、巨匠から新鋭まで幅広い作家を紹介しています。
本展での出展作家は和田咲良(1999年生、神奈川県出身)です。和田は2024年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業し、同年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI2024」藪前知子賞および小山登美夫賞を受賞しました。これまでに4度の個展を開催しています。
- 制作手法・表現
- 絵画を基軸に、布や刺繍、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどジャンルを横断する表現を行います。鑑賞の一方向性を避けるために、絵画に足を付けて自立させる、表裏両面に描く、大型化するなど鑑賞者との相互作用を促す展示を試みます。
- 受賞歴
- ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI2024 藪前知子賞、小山登美夫賞(いずれも2024)

タカ・イシイギャラリー — 出展作家:大上巧真
タカ・イシイギャラリーは1994年に開廊し、写真を中心に展覧会企画と出版を行ってきました。主要スペースのほか、写真・映像に特化したスペースや複数の地域でギャラリーを展開しています。近年は京都、前橋、京橋などにもスペースを設けています。
出展作家は大上巧真(2000年生、大阪府出身)です。京都芸術大学で油画を学び、2025年に同大学大学院修了予定。茨城を拠点に活動し、ペインティングにおける身体性や境界感覚を起点とする制作を続けています。
- 表現の特徴:素手で油絵具を塗る実践から、コラージュを取り入れた抽象絵画や立体作品へと展開。色彩の「威嚇」的効果を用い、観者の本能的反応を喚起する視覚体験を志向しています。
- 代表的な展示歴:「マーク・メイキング」(タカ・イシイギャラリー 前橋、2025)、「常行三昧 Jogyo Zanmai」(A-LAB、2024)など。

KOSAKU KANECHIKA — 出展作家:朝長弘人
KOSAKU KANECHIKAは2017年に天王洲のTERRADA Art Complexで開廊。国内外で高い評価を得る若手から中堅作家を取り扱い、既存の枠にとらわれない表現を積極的に紹介しています。海外作家の展覧会も手がけるギャラリーです。
出展作家は朝長弘人(1997年生、佐賀県出身)。武蔵野美術大学で油絵を学び、同大学大学院修了。FACE2022入選やアートアワードトーキョー丸の内審査員賞受賞などの経歴があります。
- 制作の核
- 眼前のものがふと異なって見える瞬間を絵画化することを志向し、前景と背景の揺らぎ、描く行為の反復による痕跡を重視します。物理的・感情的距離感の考察が制作のテーマに反映されています。
- 主な個展・グループ展
- 「乱反射」(武蔵野美術大学、2023)、「つり合い」(gallery 美の舎、2022)、他多数。

Tokyo Gendai との関係性、Gallery & Bakery Tokyo 8分の役割
Tokyo Gendaiは国内外のアート関係者が一堂に会する国際アートフェアで、2025年の第3回は2025年9月12日〜14日(VIPプレビューおよびヴェルニサージュは9月11日)にパシフィコ横浜で開催されます。出展ギャラリーやトークプログラムを通じて、国際的な文化交流を促進することが目的です。
Gallery & Bakery Tokyo 8分は、ArtStickerを運営するThe Chain MuseumとTHE CITY BAKERYを運営する株式会社フォンスが共同でプロデュースする、ギャラリーとベーカリー&カフェを併設する複合スペースです。2024年11月2日に開業したTODA BUILDINGの1階に位置し、建築設計はDDAA(元木大輔)によるものです。
- 空間の特徴:ミュージアムを思わせる贅沢な展示空間と、鑑賞後に語り合えるベーカリー&カフェの併設。
- 運営:The Chain Museum(ArtSticker運営)と株式会社フォンス(THE CITY BAKERY運営)による共同運営。
- 協力:Tokyo Gendai、小山登美夫ギャラリー、タカ・イシイギャラリー、KOSAKU KANECHIKA、TODA BUILDING。

展覧会情報、アクセス、関連リソースの整理とまとめ
以下は本展に関する要点を整理した情報です。会場アクセス、運営団体、写真撮影クレジット、関連リンク、そして今後のGallery & Bakery Tokyo 8分の展覧会予定まで含めて網羅的にまとめます。
展覧会情報と関連事項は来館前の確認や研究資料として参照しやすい形式に整理しています。作品はArtSticker限定販売のため、購入を検討する場合は該当プラットフォームでの確認が必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | Tokyo Gendai 58分 |
主催 / 運営 | 株式会社The Chain Museum(ArtSticker運営) |
開催期間 | 2025年9月13日(土)〜9月16日(火) |
会場 | Gallery & Bakery Tokyo 8分(TODA BUILDING 1F) 〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 |
営業時間 | 8:00〜19:00(会期中無休) |
入場料 | 無料 |
出展ギャラリー | 小山登美夫ギャラリー / タカ・イシイギャラリー / KOSAKU KANECHIKA |
出展作家 | 和田咲良(小山登美夫ギャラリー) / 大上巧真(タカ・イシイギャラリー) / 朝長弘人(KOSAKU KANECHIKA) |
作品販売 | ArtSticker限定(https://artsticker.app/events/81974) |
アクセス | パシフィコ横浜より車で58分、東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩3分、「日本橋駅」B1出口 徒歩5分、JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩8分 |
連絡先・関連サイト | ArtSticker(https://artsticker.app/)、The Chain Museum(https://t-c-m.art/) |
写真クレジット:Photo by Ryo Yoshiya(展覧会関連写真)、Photo: Ryohei Tomita、Photo: Kenta Hasegawa。展覧会ページURLはhttps://artsticker.app/events/81974です。
このまとめは、開催日時、会場、参加ギャラリーと作家、作品販売方法(ArtSticker限定)、アクセス情報、運営主体であるThe Chain Museumの概要を含めて整理したものです。Gallery & Bakery Tokyo 8分が提供する空間は鑑賞と対話、飲食が融合する場として設計され、Tokyo Gendai 期間中に京橋で体験できるもう一つの展示として位置付けられています。
参考リンク: