9月13日開始 万博PASONAでhinotori実物展示

hinotori展示開始

開催日:9月13日

hinotori展示開始
展示はいつから見に行けるの?
2025年9月13日から、万博パビリオン「PASONA NATUREVERSE」の「からだゾーン」内『未来の医療』エリアで展示開始。パソナ、川崎重工業、シスメックス、メディカロイドによる共同展示で実物を見られます。
hinotoriってどんなロボットなの?
hinotori™はメディカロイドが開発した手術支援ロボット。2015年に開発開始、2020年に国内で泌尿器科の承認を取得。高い操作性で低侵襲手術を目指し、国内外の医療機関で導入が進んでいます。

大阪・関西万博「PASONA NATUREVERSE」で手術支援ロボット『hinotori™』の展示が始まる

株式会社パソナグループは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展している民間パビリオン「PASONA NATUREVERSE」において、手術支援ロボット「hinotori™ サージカルロボットシステム」(以下「hinotori™」)を2025年9月13日(土)より展示することを、2025年9月12日15時02分付のプレスリリースで発表しました。

プレスリリースは、パソナグループと川崎重工業株式会社、シスメックス株式会社、株式会社メディカロイドの共同展示であることを明示しています。発表時点で「閉幕まで残り1カ月」とされており、万博会期の後半において来場者が最先端の医療用ロボット技術を直接確認できる機会が提供されます。

2025年大阪・関西万博パビリオン『PASONA NATUREVERSE』「からだゾーン」にて、手術支援ロボット「hinotori™」9月13日より展示開始 画像 2

展示開始日と展示場所の確認

展示開始日は2025年9月13日(土)、展示ゾーンは「PASONA NATUREVERSE」の中の「からだゾーン」にある『未来の医療』エリアです。会場では、最先端の医療機器や将来的な遠隔医療技術とともにhinotori™の実物展示が行われます。

発表文では、今回の展示を通じて「テクノロジーが一人ひとりのWell-beingを実現するために発展し、人とロボットが協調することで“真に豊かな生き方・働き方”が実現された『NATUREVERSE』の世界を提案する」と説明されています。

2025年大阪・関西万博パビリオン『PASONA NATUREVERSE』「からだゾーン」にて、手術支援ロボット「hinotori™」9月13日より展示開始 画像 3

hinotori™ の技術的背景と医療領域での展開

株式会社メディカロイドは、川崎重工業とシスメックスの共同出資により2013年に設立されました。手術支援ロボットの開発は2015年に開始され、2020年には日本国内で泌尿器科領域に対する製造販売承認を取得し、同年に第一症例を実施しています。

以降、国内では消化器外科、婦人科、呼吸器外科にて保険適用を拡大し、海外ではシンガポールおよびマレーシアでの販売承認を得るなど、国内外の医療機関への導入を進めてきました。hinotori™は高い操作性を特徴とし、患者への負担を限りなく小さくする低侵襲手術の実現を目指しています。

低侵襲手術(ローインベイシブ)とは

プレスリリース内では、低侵襲手術について「患者の身体への負担をできるだけ軽減することを目指して行われる医療技術」と定義しています。小さな傷口から専門的な医療機器やロボットを使って精密に治療することで、出血や痛みが少なくなり、回復も早まることが期待されます。

また近年は、手術支援ロボットにより医師がより精密に操作できるようになったことで、安全で高精度な治療が可能になっている点が強調されています。hinotori™はこの流れの一端を担うシステムです。

『PASONA NATUREVERSE』の構成と展示テーマ

パビリオン『PASONA NATUREVERSE』は「からだ・こころ・きずな」をテーマに展示を行っています。パソナグループのコンセプトは「人を活かす」ことであり、誰もが健康で活躍できる社会を目指すことが掲げられています。

パビリオンでは、子どもから高齢者まで幅広い層が「いのちへの感謝」を共有することを意図しており、展示を通じて『NATUREVERSE(NATURE×UNIVERSE)』という世界観を来場者とともに創ることが目的とされています。

展示の主なテーマと『からだゾーン』の位置づけ

パビリオンの主な展示テーマは以下の3点です。これらは展示全体とhinotori™の位置づけを理解するうえで重要です。

  • からだ:医療/食。最新の医療と食により健康な身体を作ることを目標とする。
  • こころ:生きがい/思いやり。ダイバーシティや生きがいに富む心豊かな社会を想定する。
  • きずな:働く/互助。誰もがイキイキと働ける「ミューチュアル・ソサエティ」を創る。

hinotori™の展示は「からだゾーン」内の『未来の医療』エリアに位置しており、最先端機器や遠隔医療技術と並んで医療イノベーションを体感できるコンテンツとして紹介されています。

共同出展企業の概要と役割分担

今回の展示は、パソナグループが主催する形で、川崎重工業、シスメックス、メディカロイドという4社の協力により実施されます。各社の基本情報と事業内容はプレスリリースに詳細が記載されています。

以下に各社の概要を整理します。プレスリリースの記載をもとに正確な情報を記載しています。

株式会社パソナグループ
所在地:東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE
創業:1976年2月16日
代表者:代表取締役会長 CEO 若本博隆
事業内容:BPOソリューション、エキスパートソリューション、キャリアソリューション、グローバルソリューション、ライフソリューション、地方創生・観光ソリューション
川崎重工業株式会社
所在地:東京都港区海岸1丁目14-5
創業:1878年4月
代表者:代表取締役社長執行役員 橋本康彦
事業内容:船舶・鉄道車両・航空機・モーターサイクル・ガスタービン・産業プラント・油圧機器・ロボット等の総合エンジニアリングメーカー
シスメックス株式会社
所在地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
設立:1968年2月20日
代表者:代表取締役社長 浅野薫
事業内容:臨床検査機器、検査用試薬、関連ソフトウェアの開発・製造・販売・輸出入
株式会社メディカロイド
所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目6-5 国際医療開発センター6階
創業:2013年8月29日
代表者:代表取締役 社長 CEO 宗藤康治
事業内容:医療用ロボットのマーケティング、開発、設計、製造、販売、アフターサービス

各社の役割について

プレスリリースでは、メディカロイドが中心となりhinotori™の開発・製造・販売を行っていることが示されています。川崎重工業とシスメックスは共同出資および技術・産業基盤の支援により事業に関与しており、パソナグループはパビリオン全体の出展と来場者向け情報発信を担っています。

これらの協働体制により、技術開発からマーケティング、展示・広報までを包括的に行う形がとられていると説明されています。

展示の要点・関連情報の整理と要約

以下の表は、本記事で触れた主要な情報を整理したものです。展示の開始日、場所、関係企業、hinotori™の特徴などを一目で確認できます。

項目 内容
発表元 株式会社パソナグループ(プレスリリース日時:2025年9月12日 15:02)
展示名 PASONA NATUREVERSE 「からだゾーン」『未来の医療』エリアにおける手術支援ロボット展示
展示開始日 2025年9月13日(土)
展示対象 手術支援ロボット「hinotori™ サージカルロボットシステム」
共同出展企業 株式会社パソナグループ、川崎重工業株式会社、シスメックス株式会社、株式会社メディカロイド
hinotori™の特徴 高い操作性による低侵襲手術の実現。2020年に日本で泌尿器科領域の製造販売承認を取得し、国内外で導入拡大中
パビリオンの主テーマ からだ(医療/食)、こころ(生きがい/思いやり)、きずな(働く/互助)
公式情報・参照先 https://www.pasonagroup.co.jp/expo2025/

この記事は、プレスリリースの内容を基にhinotori™の展示開始と展示の位置づけ、参加企業の概要を整理して伝えています。展示は来場者が医療用ロボットの技術とその社会的意義を理解するための場として設けられており、パソナグループと協力企業が連携して医療とテクノロジーの接点を示す取り組みとなっています。

参考リンク: