9月13日放送:福山雅治×東野圭吾 FM対談で映画語る
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 15:28
福山×東野ラジオ対談
開催期間:9月13日〜9月20日

福山雅治と東野圭吾、二人の約束された再会 ― 関係性と対談の背景
2025年9月12日12時にTOKYO FMが発表したプレスリリースによれば、福山雅治がレギュラーパーソナリティを務めるラジオ番組『福山雅治 福のラジオ』(毎週土曜14:00~14:55/TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット)の9月13日、20日放送回に、映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の原作者である作家・東野圭吾がゲストとして登場します。
福山と東野の交流は長く、2007年放送のドラマ『ガリレオ』第1シーズンからの付き合いがあり、ラジオでの共演は12年ぶり、FMでの対談は今回が初となります。両者の関係性と長年の信頼関係が、今回の対談の深度を左右する要素になっています。
これまでの接点と今回の意義
福山が主演を務める映画の原作者が登場するという構図は、映像作品の受容や原作理解に直結します。今回の対談は、映像化された物語を俳優と原作者がどのように共有し、解釈し合っているかを具体的に伝える機会となります。
プレスリリースでは、二人の共演が視聴者・リスナーにとって初めてのFMラジオ収録である点が強調されており、対談そのものが番組にとって重要な回であることが示されています。
対談で語られた主要テーマ ― 作品観と人物描写の対比
対談では、映画『ブラック・ショーマン』の主人公・元マジシャンの神尾武史をめぐる描写や、東野が本作で目指した人物像について深く言及されました。福山は作品について、「東野先生原作で僕、福山出演というと『ガリレオ』を思い浮かべる人も多いと思う」と前置きしたうえで、本作は“マジックを用いるキャラクター像”という単純な期待ではなく、「神尾の人間力」が中心であると述べています。
東野は自身の執筆意図を明確に語り、2007年の『ガリレオ』で描かれた湯川学(物理学者)と対比する意図から、神尾を「心理を操る」人物として構想したと説明しました。東野は「湯川は物理。その反対は心理」とし、湯川が興味を示さない『人の心』を操作する主人公を描きたかったと述べています。
原作者の視点と映画化の仕上がり
東野は試写を観た直後に福山へ「福山さんがカッコ良過ぎました」と感想を送ったとされ、福山はその言葉を「ありがたく頂戴しました」と受けとめています。東野は原作がミステリーである一方、単純な“犯人は誰か”という形式に終始してほしくないという意図を明らかにし、「どういう風に物語が決着するのかを楽しめる作品」に仕上がっていると評価しました。
こうしたやりとりは、原作者と主演俳優が互いの表現を尊重しながら作品を共有していることを示しており、映画の鑑賞にあたって原作と映像表現の相互関係を読み解く上で興味深い示唆を与えます。
番組内で触れられるエピソードと追加トピック
番組では映画関連の話題だけでなく、共演者から寄せられたコメントや軽妙なやり取り、作家としての東野圭吾の経歴や作風に関する話題にも時間が割かれます。プレスリリースは以下の点を具体的に告知しています。
- 共演者たちから番組へのコメントが届き、彼らが番組出演を直談判したことや、福山と東野の食の好みトークが登場すること。
- 番組で行われる“唐突な謎の質問”の送り手が誰か、というエピソードに関する紹介。
- 東野の作家活動40周年に関する話題。作家としての入り口、デビュー前にお手本とした作家、誰にも相談しないという執筆スタイルについての言及。
- リスナーから寄せられた「福山さんの悪役が見てみたい」というメッセージに対する東野の回答としての「東野作品の犯人像」についての説明。
- 東野がこれまでに唯一飼っていた猫についての思い出。後に小説やエッセイの題材に登場することになったその猫の話。
これらのエピソードは、映画という作品世界の内外にある人物像や創作背景、日常的な側面を補完する情報として機能します。リスナーは映画のストーリーだけでなく、作家の創作スタイルや俳優との関係性を含めた立体的な理解を得られます。
放送概要と視聴に必要な情報
放送スケジュールと番組の基本情報は以下の通りです。プレスリリースは公式情報として正確な日時・放送局網を提示しています。
- 番組タイトル
- 『福山雅治 福のラジオ』
- 放送日時
- 毎週土曜14:00~14:55/今回のゲスト回は2025年9月13日および9月20日(土)14:00~14:55に放送
- 出演
- 福山雅治(レギュラーパーソナリティ)/ゲスト:東野圭吾(9月13日、20日放送回)
- 放送エリア
- TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
- 番組HP
- https://www.tfm.co.jp/fukunoradio
放送はTOKYO FMが中心となるJFNネットワークで行われます。全国38局ネットという広範なエリアでのオンエアが予定されているため、地域による放送の有無や時間差などは各局の番組表で確認する必要があります。
放送回に期待できる聴取ポイント
今回の放送では、以下の点に注目すると対談の理解が深まります。
- 東野が語る「湯川(『ガリレオ』)との対比としての神尾」についての意図や心理描写の読み解き。
- 福山が演じた神尾像と、試写後の東野による「カッコ良過ぎました」という評価の具体的な文脈。
- 東野の作家活動40周年に関する当時の心境や創作手法に関する言及。
- 共演者コメントや番組内でのやり取りから垣間見える撮影現場や人間関係のエピソード。
これらは映画鑑賞の前後で聞くことで、それぞれのシーンや人物描写に対する理解を深める手がかりになります。
記事の要点まとめ
以下の表は、本記事で取り上げた主要情報を整理したものです。放送日・公開日・出演者・番組情報などを一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
プレスリリース発表元 | TOKYO FM |
プレスリリース日時 | 2025年9月12日 12:00 |
番組名 | 『福山雅治 福のラジオ』 |
番組放送日時(通常) | 毎週土曜 14:00~14:55 |
特別ゲスト放送回 | 2025年9月13日(土)・9月20日(土) 14:00~14:55(東野圭吾出演) |
関連映画 | 『ブラック・ショーマン』/公開日:2025年9月12日(金)/主演:福山雅治/原作:東野圭吾 |
放送エリア | TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット |
番組HP | https://www.tfm.co.jp/fukunoradio |
本記事はTOKYO FMのプレスリリースに基づき、対談の背景、対談中に語られた主な内容、放送情報、番組で触れられる追加エピソードを整理して紹介しました。ラジオ放送は9月13日・20日14:00からとなっており、映画『ブラック・ショーマン』は9月12日に公開されています。視聴や鑑賞の際は上記の放送情報と番組公式サイトを参照してください。
参考リンク: