9/13開幕|BORDERLESS展でいのちの未来を考える
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 11:33
BORDERLESS展
開催期間:9月13日〜9月15日
現代美術を通じて「いのちの未来」を考える──会場で出会う約30点の展示
2025年9月13日(土)から9月15日(月・祝)まで、大阪・関西万博会場内のギャラリーEASTにて、「大阪府20世紀美術コレクションBORDERLESS展」が開催されます。本展は大阪府が所蔵する約7,900点にのぼる「大阪府20世紀美術コレクション」から選び抜かれたおよそ30点を展示する企画です。展示は入場チケットが必要な万博会場内で行われますが、展覧会自体への参加費は無料です。
展示の中心テーマは「アートは明日へのひとしずく:いのちの未来のために」です。このテーマに基づき、“アートでひも解く人生の一日”という観点から作品が構成され、来場者は時間軸や感情の流れに沿って作品を鑑賞することができます。展覧会は予約不要で入場できますが、万博会場への入場には来場日時予約が必要です。
展示の基本情報
開催期間と時間は次の通りです。初日から最終日まで毎日9:00から21:00まで開場し、来場者は日中から夜間まで幅広い時間帯で鑑賞できます。
- 開催日時:2025年9月13日(土)~9月15日(月・祝) 9:00~21:00
- 開催場所:大阪・関西万博会場内 ギャラリーEAST
- 予約方法:展覧会会場への入場は予約不要(万博会場入場の来場日時予約は必要)
- 参加費:無料(ただし、大阪・関西万博入場チケット(有料)が必要)
構成とキュレーション:塩谷舞が描く“人生の一日”
本展のプロデューサーには、大阪府出身のエッセイストであり、展覧会のキュレーションにも関わる塩谷舞氏が起用されました。塩谷氏は作品の選定や構成において、「ひとしずく」を通じて日常と未来を結びつける視点を重視しています。
展示は4つの章で構成されます。各章は生活や精神の一場面を象徴的に示し、来場者が作品とともに自分の一日を想像できるように設計されています。
- 「遊ぶ」
- 「祈る」
- 「読む・詠む」
- 「目覚める」
とくに「読む・詠む」の章では、コレクション作品に加えて大阪公立大学(旧称: 大阪公立大学が所蔵)の貴重な源氏物語関連図書を展示します。図書展示は視覚作品と書物資料が対話するかたちで企画され、視覚芸術と文字文化の接点を提示します。
展示予定作品と図書
展示作品は約30点を予定しており、ジャンルは版画・陶芸・書道・絵画など多岐にわたります。代表的な出展作家・作品として、石井勢津子 作《草原から》などが紹介されています。
- 展示予定作品数
- 約30作品(石井勢津子 作《草原から》を含む)
- 展示予定図書(具体例)
- 『源氏物語錦絵』、『おさな源氏物語』 など
作品と図書の組み合わせにより、視覚的な感受と文献資料からの知見を同時に体験できる展示構成となっています。
体験型企画と関連イベント:トークショー、ワークショップ、投票・スタンプラリー
本展では鑑賞体験を拡張するため、複数の関連イベントとデジタル施策が実施されます。会期中はトークショーの開催、創作ワークショップの実施、来場者参加型の投票企画やデジタルスタンプラリーなどが予定されています。
これらの取り組みは来場者が鑑賞するだけでなく、参加・発信・収集といった行動を通じて作品と関わる機会を提供します。投票結果は展示に反映される性質のものではありませんが、来場者の関心を可視化する指標となります。
トークショー
トークショーは各日14:00~15:00に開催され、展示作品や作家、貴重図書の魅力をゲストが解説します。聞き手は3回とも共通でフリーアナウンサーの大吉洋平氏が務めます。
- 2025年9月13日(土) 14:00~15:00:ゲスト 松永治空氏(京都芸術大学准教授)
- 2025年9月14日(日) 14:00~15:00:ゲスト 西田正宏氏(大阪公立大学国際基幹教育機構教授・中百舌鳥図書館長)※この回は同大所蔵の貴重図書をテーマに実施
- 2025年9月15日(月・祝) 14:00~15:00:ゲスト 藤田清氏(藤田美術館館長)
トークは展示と連動しており、作家や資料にまつわる背景知識を深めるプログラムです。
ワークショップ
ワークショップは2種類が各日実施されます。いずれも参加費は無料ですが、大阪・関西万博入場チケットが必要です。各回定員20名となっています。
- 「わたしの”ひとしずく”ポストカードづくり」:9月13日〜15日 各日11:00~12:00
- 「『未来の一日を描こう』アートワーク」:9月13日〜15日 各日17:00~18:00(写真やイラストを組み合わせたコラージュ)
ワークショップの参加申込はEXPO2025デジタルチケットサイトを通じて行い、「7日前抽選申込」により受け付けます。状況により「空き枠先着申込」「当日登録」が行われる場合があります。
デジタル投票とNFT取得
会期中、会場内および来場者のスマートフォンから参加できる投票企画を実施します。展示作品の中から気に入った作品に投票でき、会場内のサイネージまたは個人端末からの投票が可能です。
スマートフォンなどから投票した方には参加特典として、EXPO WalletアプリでNFTアートを取得できる仕組みが用意されています。投票サイトは以下のURLで公開されています。
- 投票サイト:https://enoco.jp/vote.html
デジタルスタンプラリー
「大阪府20世紀美術コレクション デジタルスタンプラリー」は府内全12会場で実施中で、今回のBORDERLESS展会場内にもチェックポイントを設置します。開催期間は11月3日(月・祝)までです。
スタンプラリーの参加特典は次のとおりです。
- 参加賞(参加者全員):スマートフォン用オリジナル壁紙
- コレクション賞(スタンプ3個以上/抽選100名):オリジナルデザインLINEスタンプ
- プレミアム賞(スタンプ7個以上/抽選50名):ギフトカード2,000円分
詳細・参加方法はイベントサイトで確認できます: https://www.stamprally.net/osaka-20th-art
参加方法・注意事項と問い合わせ先
本展は展覧会への入場自体に予約は不要ですが、万博会場への入場には来場日時予約が必要となります。展覧会の観覧は無料ですが、万博入場チケット(有料)をお手配ください。また、ワークショップは事前応募制の回があり、EXPO2025デジタルチケットを通じた申込方式になります。
当日限定の施策として、会場での「本イベント限定スタンプ押印」や、デジタルスタンプラリーのQRコード設置を行います。会期中に「大阪バーチャル美術館」WEBでも展示作品の投票企画を実施し、投票は会場サイネージと個人端末の双方で行えます。
- 問い合わせ先
- 大阪府20世紀美術コレクションBORDERLESS展 運営事務局
- メール
- info@the20th-art-osaka.jp(平日9:00~17:30、土日祝は休み)
なお、各イベント・展示の実施内容はやむを得ず変更となる場合があります。最新情報は各イベントサイトで確認してください。
展示・イベントの要点を表で整理
以下の表は、本展に関する主要な情報を整理したものです。日時、場所、参加方法、関連イベント、問い合わせ先など、展覧会に関わる基本事項を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 大阪府20世紀美術コレクションBORDERLESS展 |
| 開催期間 | 2025年9月13日(土)~9月15日(月・祝) 9:00~21:00 |
| 開催場所 | 大阪・関西万博会場内 ギャラリーEAST |
| キュレーション | プロデューサー:塩谷舞(大阪府出身・エッセイスト) |
| 展示点数 | 約30点(例:石井勢津子 作《草原から》) |
| 展示構成 | 「遊ぶ」「祈る」「読む・詠む」「目覚める」 |
| 特別展示 | 「読む・詠む」において大阪公立大学所蔵の源氏物語関連貴重図書を展示(例:『源氏物語錦絵』『おさな源氏物語』) |
| 入場 | 展覧会は予約不要(万博会場入場の来場日時予約が必要)。展覧会観覧は無料だが万博入場チケットが必要 |
| 関連イベント | トークショー(9/13・9/14・9/15 各14:00~15:00)、ワークショップ(各日11:00~12:00、17:00~18:00) |
| ワークショップ定員/参加費 | 各回20名、参加費無料(万博入場チケットが必要) |
| 投票・デジタル特典 | 展示作品に投票可能(会場サイネージおよびスマートフォン)。スマホ投票者にはEXPO WalletでNFTアート付与 |
| デジタルスタンプラリー | 開催中~2025年11月3日、府内全12会場。参加特典:オリジナル壁紙、LINEスタンプ、ギフトカード等 |
| 問い合わせ | info@the20th-art-osaka.jp(平日9:00~17:30、土日祝休) |
| 関連サイト | 展覧会ページ:https://www.enoco.jp/topic-details-65.html / スタンプラリー:https://www.stamprally.net/osaka-20th-art / 投票:https://enoco.jp/vote.html |
上記は展覧会の主要な情報を整理したものです。展示は大阪府のコレクションの魅力を多角的に紹介する試みであり、会場では実物の作品と貴重図書の両方を通じて「アートは明日へのひとしずく:いのちの未来のために」というテーマに触れることができます。展示の詳細や最新情報、実施内容の変更については、上記の関連サイトで随時確認してください。
参考リンク: