G4始動:ゲーム海外展開の実務者10名を募集

G4育成対象募集

開催期間:9月8日〜10月3日

G4育成対象募集
応募資格って具体的に何?
対象は日本国内のゲーム会社で海外販売・マーケティングを担う人、または将来担当を目指す人。日本国籍か永住者で1社1名、年齢制限なし、募集人数は10名です。
参加は本当に無料?渡航費とかどうなるの?
参加料自体は無料です。海外視察の航空券・ホテル・入場パスは事務局負担。ただし海外旅行保険や現地移動費、飲食・個人的費用、必要なビザ費用は原則自己負担です。

ゲームの海外展開を実務で学ぶ「Global Game Growth Gateway(G4)」の全体像

文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された文化芸術活動基盤強化基金「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」の枠組みで、ゲーム分野におけるコンテンツ創造・海外展開のための実践的な社会人育成支援プログラムGlobal Game Growth Gateway(G4)の育成対象者募集が始まりました。発表は特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)によるもので、日時は2025年9月8日 11時30分です。

本プログラムは特定非営利活動法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)が実施主体を担い、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO、理事長:松谷孝征、東京都中央区)が事務局を担当します。目的は、日本国内のゲーム会社に所属する海外販売・マーケティング担当者に対して、海外販売に必要な実践的知識とノウハウを提供し、業界共通の育成カリキュラムを開発・整備することです。

プログラムの目的と位置づけ

本プログラムは、個別企業に限定されない、ゲーム業界全体で活用可能な共通カリキュラムの構築を目指しています。国内のゲーム作品が海外市場へ展開する際に求められる具体的な実務能力の涵養を重視しており、教育的な座学だけで終わらせない実践機会の提供が設計に組み込まれています。

文化芸術活動基盤強化基金の支援を受けて実施される点から、公的支援による産業育成の一環としての位置づけが明確であり、対象者には制度的支援のもとで海外展開の実務経験を積む機会が与えられます。

プログラム内容:オンライン講義・海外視察・共同展示の三本柱

G4は2025年10月から2028年3月までの期間にわたり実施される育成プログラムで、以下の3つの施策をすべての育成対象者に対して実施します。選ばれた場合は、3施策すべてへの参加が必須で、一部のみの参加は認められません。

各施策は実務中心に構成されており、海外マーケティングに関する専門的知見の取得、現地でのネットワーキング、実際のプロモーション実践を通じて、段階的にスキルを高めることが想定されています。

施策の詳細

  • (1)オンライン講義

    海外ゲームマーケティングの専門家によるオンライン講義を合計26回実施します。これらの講義は2028年3月までに実施され、国際市場での販売戦略、ローカライズ、プラットフォーム戦術、パブリッシング契約やPR戦略など実務に直結する内容が予定されています。

    講義はオンライン形式で行われるため、国内各地から参加可能ですが、指定された日時に参加することが求められます。

  • (2)海外イベント等視察

    主要な海外イベントへの視察を実施します。視察では単にイベントに参加するだけでなく、現地のゲーム会社、PR会社、メディア等への企業訪問を併せて行い、現場での実務や商談の進め方、現地パートナーとの接点構築の方法を学びます。

    視察の具体的な開催地や対象イベントは今後の案内により確定しますが、海外の主要展示会・イベントが想定されています。

  • (3)ゲームストアでの共同展示

    参加企業のゲーム作品を海外市場向けにプロモーションするため、ゲームストアでの共同展示を実施します。これは学んだ知識を実際の販売促進の場で試す実践機会であり、展示に際しての企画立案、ブース運営、現地でのプロモーション施策の実行まで一連の流れに関わります。

    共同展示は、海外ユーザーやバイヤーとの接点を直接作る場として位置づけられています。

募集要項と応募条件—誰が、いつ、どう応募できるか

本プログラムは、日本国内のゲーム会社(ゲームパブリッシャーなど)における海外販売・マーケティング担当者を育成対象者として募集します。応募に当たっては、日本国籍または日本の永住資格を有していることが必要です。将来的に海外販売・マーケティング担当者を目指す方からの応募も可能とされています。

重要な応募条件として、1社から複数名の応募は認められていません。年齢制限はなく、幅広い世代からの応募が可能です。募集人数は10名で、参加料は無料です。

募集・選考スケジュール

募集期間
2025年9月8日(月)〜 2025年10月3日(金)
選考期間
2025年10月6日(月)〜 2025年10月14日(火)
選考連絡
2025年10月15日(水)頃を予定
応募期限の注意
2025年10月3日(金)が最終締切です。期限を過ぎての応募は受け付けられません。

応募手続きや必要書類の確認、応募フォームへのアクセスは「Global Game Growth Gateway公式サイト」を通じて行います。問い合わせも同公式サイトの問い合わせフォームを利用する方式です。

参加条件と費用負担、問い合わせ先

参加に際しての費用負担と手配について、事務局側が負担する項目と参加者の自己負担項目が明確に示されています。参加者は業務上の実務経験を得ることが主目標であり、渡航に関する手配は事務局が主体的に行います。

ただし一部の費用は参加者の自己負担となる点に注意が必要です。

費用と手配の内訳

  • 事務局負担

    海外イベント視察に伴う航空券、ホテル、入場パスは事務局が手配・負担します。これにより、渡航・宿泊に係る主要費用の負担を軽減します。

    ただし、個別の希望や延長滞在など事務局の手配範囲外となる場合は別途調整が必要になります。

  • 参加者の自己負担

    海外旅行保険は事務局負担に含まれていないため、必要に応じて参加者自身が加入する必要があります。また、現地での移動費等は原則として自己負担です。

    現地での飲食費や個人的な費用、ビザ申請が必要となる場合の費用なども原則自己負担となります。

問い合わせはGlobal Game Growth Gateway公式サイト上の問い合わせフォームから受け付けています。プログラムの詳細や応募方法の確認、視察日程の問い合わせなどは公式サイトで確認してください。

公式サイトリンク: https://www.gggg-project.jp

参考(本発表の転載): 映像産業振興機構のニュースページ https://www.vipo.or.jp/news/47324/

要点の整理(表形式)

以下に本記事で扱ったプログラムの主要事項を表に整理します。募集期間・選考日程・参加費用・対象・実施内容など、重要な事項を一目で確認できます。

項目 内容
プログラム名 Global Game Growth Gateway(G4)
実施主体/事務局 実施:特定非営利活動法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)/事務局:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
支援根拠 文化庁の補助金による文化芸術活動基盤強化基金「クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践)」
発表日時 2025年9月8日 11時30分(VIPOによる発表)
実施期間 2025年10月〜2028年3月
実施内容 (1)オンライン講義(海外ゲームマーケティング専門家による全26回)/(2)海外イベント等視察(企業訪問含む)/(3)ゲームストアでの共同展示
募集対象 日本国内のゲーム会社(ゲームパブリッシャー等)における海外販売・マーケティング担当者(日本国籍または日本の永住資格が必要)。これから担当者を目指す方も応募可。1社1名のみ。
対象年齢 年齢制限なし
募集人数 10名
参加料 無料(航空券・ホテル・入場パスは事務局負担。海外旅行保険、現地移動費等は自己負担)
募集期間 2025年9月8日〜2025年10月3日(締切厳守)
選考期間・通知 選考期間:2025年10月6日〜10月14日/選考連絡:2025年10月15日頃
応募・問い合わせ先 Global Game Growth Gateway公式サイト(問い合わせフォーム):https://www.gggg-project.jp
参考情報 映像産業振興機構ニュース: https://www.vipo.or.jp/news/47324/

上表は本プレスリリースに基づき、募集対象者が応募準備やスケジュール管理を行うために必要な主要情報を整理したものです。詳細な応募要件や提出書類、オンライン講義・視察の日程などは公式サイトの募集要項で確認してください。

参考リンク: