61%が期待、物流DXが企業価値向上の切り札に

物流DX調査公表

開催日:9月8日

物流DX調査公表
物流DXって企業にどんなメリットがあるの?
コスト削減や業務効率化に加え、配送の可視化で顧客満足が向上し、環境配慮でブランドイメージ改善、サプライチェーンの安定化など中長期的な企業価値向上が期待されている。
LIFTIってどんなサービスなの?
Univearthの物流DXプラットフォームで、運送会社向けの受発注効率化や荷主向けの基幹連携、ワンクリック車両手配や受領書・請求書の自動化など実運送とシステムを一体で提供する。

物流DXを巡る荷主企業の期待と実態

2025年9月8日、株式会社Univearthは荷主企業の物流業務従事者200名を対象に実施した「物流DXへの期待度に関する実態調査」の結果を公表しました。本リリースは、物流DXや新しい輸送ソリューションが企業の成長や企業価値向上にどの程度寄与するかを明らかにすることを目的としています。

調査の要旨としては、61.0%の荷主企業が物流DXの進展に「期待している」と回答しており(「非常に期待している」21.0%、「やや期待している」40.0%)、物流DXが単なる効率化手段に留まらず、戦略的な企業価値向上の手段として認識され始めていることが示されました。

【荷主企業の物流実態調査】物流DXに61%が「期待」、企業価値向上への切り札として認識高まる。コスト削減・効率化の先に「企業価値向上」を見据える。 画像 2

調査結果の主要な数値

調査結果の中心となる数値を整理すると、物流DXに対する期待度と否定的回答の割合が明確に示されています。本節ではその詳細を示します。

以下の一覧は、調査で示された代表的な回答割合をまとめたものです。数字は調査票(n=200、単一回答)に基づきます。

  • 期待している(合計): 61.0%(非常に期待 21.0%、やや期待 40.0%)
  • あまり期待していない: 9.0%
  • 全く期待していない: 7.5%
  • 否定的回答合計: 16.5%
調査主体
株式会社Univearth
調査期間
2025年7月1日〜7月20日
調査方法
インターネット調査
調査対象
荷主企業の物流業務従事者(有効回答数200)

何に期待しているのか:企業価値向上に直結する要素

調査では、物流DXに期待される効果が単なるコスト削減や作業効率化に留まらず、顧客満足度の向上やブランドイメージ改善といった無形の価値に結び付くという回答が多かった点が注目されます。物流を通じた企業の信頼性や環境配慮が評価につながるとの認識が広がっているためです。

また、回答の傾向からはサプライチェーン全体の最適化による持続的成長への期待も読み取れます。一方で、現場レベルではデータ活用やデジタルツール導入が十分に進んでいないという実態も示され、期待と実行のギャップが存在します。

期待される具体的効果

企業が物流DXに期待している具体的な効果は多岐にわたります。以下は調査で示唆された主な効果の整理です。

  1. コスト削減と業務効率化(輸配送の最適化、手作業削減)
  2. 顧客満足度の向上(配送の可視化・正確性向上による顧客信頼)
  3. ブランドイメージ改善(環境配慮や安定供給の表現)
  4. サプライチェーン全体のリスク低減と安定化
  5. データ活用による継続的改善サイクルの実現

これらはいずれも、短期的なコスト削減だけでなく中長期的な「企業価値」向上に直結する項目として期待されています。

Univearthが提示する「LIFTI」:機能と提供形態

今回の調査を公表した株式会社Univearthは、物流DXプラットフォーム『LIFTI』を運営しています。LIFTIは荷主企業と運送会社の双方に向けた複数のプロダクト群で構成され、それぞれが現場の課題に対応する設計になっています。

以下に、LIFTIの主要なプロダクトと機能を整理します。各製品ごとに提供する主な機能を具体的に示します。

製品 対象 主な機能 詳細URL
LIFTI carriers 運送会社向け
  • 受発注の効率化(電話・FAX削減)
  • 協力会社の輸送状況のリアルタイム確認
  • 受領書のデジタル自動生成・共有
  • 直感的な配車割り当て機能で業務負担軽減
https://www.lifti.jp/carriers
LIFTI partners 荷主向け
  • 基幹システム連携による転記作業の削減
  • 運送会社の配車状況確認で物流の透明化
  • 請求書の一元管理で照合作業を効率化
https://www.lifti.jp/partners
LIFTI line 荷主向け(実運送サービス)
  • ワンクリック車両手配の実装(実運送×システム一体型)
  • 受領書・請求書の自動生成とWeb一元管理
  • 配送状況の可視化とリスク管理(責任所在の明確化)
  • 情報漏洩対策などのセキュリティ対応
https://www.lifti.jp/line

また、LIFTIは運送会社とのパートナーシップを全国展開することを目的に運送会社パートナーを募集しています。募集窓口は次のページで案内されています:https://www.lifti.jp/line/contact-for-logistics

サービスの詳細情報や導入に関する問い合わせは、株式会社Univearth(電話 06-7712-2708、メール mkt@univearth.co.jp)にて受け付けられています。

調査結果の要点と企業情報の整理

ここまでの要点を一覧化して整理します。本表は調査結果とUnivearthおよびLIFTIに関する主要情報を一目で確認できるようにまとめたものです。

項目 内容
プレスリリース日 2025年9月8日 09:10
調査主体 株式会社Univearth
調査期間 2025年7月1日〜7月20日
調査対象 / 有効回答数 荷主企業の物流業務従事者 / 200
物流DXへの期待 期待している:61.0%(非常に期待21.0%、やや期待40.0%) / 否定的合計16.5%
主な期待効果 コスト削減、業務効率化、顧客満足度向上、ブランドイメージ改善、サプライチェーン最適化
サービス(代表) LIFTI carriers / LIFTI partners / LIFTI line
問い合わせ 電話: 06-7712-2708 / メール: mkt@univearth.co.jp
公式URL(会社) https://www.univearth.co.jp/
ニュースURL https://www.lifti.jp/news/20250908
会社概要(代表・資本金・設立) 代表者: 谷口 臨太朗 / 資本金: 2億1,900万円(資本準備金を含む) / 設立: 2019年2月15日
所在地 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田二丁目4番13号

本稿は、株式会社Univearthが公表した調査レポートおよびプレスリリースの内容をもとにまとめた報告です。出典を明記する場合は、同社発表の資料URL(https://www.lifti.jp/news/20250908)およびレポート名「荷主企業の物流実態調査レポート2025」を併記してください。

調査は荷主企業側の期待を示すものであり、回答者の属性や業種による差異など詳細な分析は同社の公開資料に基づいて行う必要があります。調査が示す期待と現実のギャップを踏まえ、導入コストや運用面での課題をどう解消するかが今後の焦点となることが示唆されています。