伊藤忠が6年連続首位 2026卒就職ブランド後半ランキング発表

就職ブランドランキング発表

開催日:9月8日

就職ブランドランキング発表
1位ってどの企業?
総合1位は伊藤忠商事で、6年連続の首位獲得。調査はブンナビ会員中心の有効回答14,017名・総得票40,099票に基づき、安定性と挑戦機会の両立が高く評価されました。
学生は何を重視して企業を選んでるの?
若手の成長機会、社会貢献性、業界の革新性が重視されています。生成AIの普及やインターン制度の変化で接点が増え、『自分らしく働ける場』を求める志向が強まっています。

学生が示した“働き方の基準”とランキングの背景

株式会社文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所は、2026年卒業予定の学生を対象に「2026入社希望者対象 就職活動[後半] 就職ブランドランキング調査」を実施し、2025年9月8日に結果を公表しました。本調査は過去10年以上にわたり継続して行われている定点的な調査で、今回の調査期間は2025年3月16日から6月30日です。

調査結果は、若手の成長機会、社会貢献性、業界の革新性といった要素が、企業選びにおいて重要視されていることを示しています。特に生成AIの普及やインターン制度の変化などにより、学生と企業の接点が増えたことが、価値観の多様化や「自分らしく働ける場」を基準とする採用志向の高まりにつながっている点が指摘されています。

《2026年卒[後半]就職ブランドランキング》共感と成長が企業選びに――商社・金融・エンタメが上位―― 画像 2

調査の特徴と注目点

本調査は就職サイト「ブンナビ」上のWebアンケート、就職イベント会場でのアプリアンケート、オンラインイベントアンケートを通じて実施され、投票者1名が最大5票を有する方式(志望企業を1位から5位まで選択)で集計されました。総有効回答数は14,017名、総得票数は40,099票にのぼります。

回答者属性は男子7,694名、女子6,323名、文系8,814名、理系5,203名であり、多様な学部出身の学生の声を包括する構成になっています。これらの属性別集計からは、企業の「安定性」と「挑戦環境」のどちらを重視するかが性別・文理で異なる傾向も見られます。

《2026年卒[後半]就職ブランドランキング》共感と成長が企業選びに――商社・金融・エンタメが上位―― 画像 3

総合トップに見る業界の勢力図と特徴

総合ランキングの首位は伊藤忠商事で、6年連続の首位獲得となりました。文理・男女すべての属性で上位にランクインしており、安定性と挑戦機会のバランスが高く評価されています。

商社勢は住友商事や三菱商事もTOP10に入り、総合商社への信頼が厚いことが示されました。金融業界では日本生命や大和証券グループ、SMBC日興証券が上位を維持し、安定性と多様なキャリアパスが支持を受けています。航空やエンタメ・ゲーム分野でもANA、JAL、バンダイ、ソニーミュージック、任天堂といった企業が目立った伸びを示しました。

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総合順位 TOP20(調査結果)

以下は総合の上位20社を順位順に示した一覧です。企業名は調査公表どおりの表記で掲載します。

順位 企業名
1位 伊藤忠商事
2位 日本生命保険
3位 全日本空輸(ANA)
4位 大和証券グループ
5位 博報堂
6位 バンダイ
7位 住友商事
8位 ソニーミュージックグループ
9位 大日本印刷
10位 本田技研工業
11位 三菱商事
12位 任天堂
13位 味の素
14位 ソニー
15位 SMBC日興証券
16位 第一生命保険
17位 富士フイルムグループ
18位 Sky
19位 東京海上日動火災保険
20位 三井住友信託銀行

上位には商社、金融、エンタメ、製造業が混在しており、学生の志向が業種横断的であることが確認できます。特に総合商社は企業規模と海外展開、若手の成長機会という観点で支持を得ています。

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属性別・業種別ランキングの詳報

本章では、男子・女子・文系・理系の属性別TOP10と、主要業種ごとのTOP10を列挙します。学生の志向や業界ごとの強みが見える資料になっています。

以下は調査公表のまま、属性別と業種別の順位を掲載します。各表記は原文を尊重しています。

《2026年卒[後半]就職ブランドランキング》共感と成長が企業選びに――商社・金融・エンタメが上位―― 画像 6

属性別 TOP10

男子TOP10 女子TOP10
  1. 伊藤忠商事
  2. 大和証券グループ
  3. 日本生命保険
  4. ソニー
  5. 住友商事
  6. 任天堂
  7. 三菱商事
  8. 博報堂
  9. 本田技研工業
  10. SMBC日興証券
  1. 伊藤忠商事
  2. 全日本空輸(ANA)
  3. バンダイ
  4. 日本生命保険
  5. 味の素
  6. 大日本印刷
  7. 博報堂
  8. ソニーミュージックグループ
  9. 日本航空(JAL)
  10. 大和証券グループ
文系TOP10 理系TOP10
  1. 伊藤忠商事
  2. 日本生命保険
  3. 大和証券グループ
  4. 全日本空輸(ANA)
  5. 博報堂
  6. バンダイ
  7. ソニーミュージックグループ
  8. 住友商事
  9. 大日本印刷
  10. 第一生命保険
  1. ソニー
  2. 富士フイルムグループ
  3. 伊藤忠商事
  4. NTTデータ
  5. 味の素
  6. 三菱商事
  7. 本田技研工業
  8. 明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)
  9. 任天堂
  10. Sky

業種別 TOP10(抜粋)

以下は業種ごとのTOP10を列記したものです。主要な業種別ランキングのすべてを掲載します。

金融業界TOP10
  1. 日本生命保険
  2. 大和証券グループ
  3. SMBC日興証券
  4. 第一生命保険
  5. 東京海上日動火災保険
  6. 三井住友信託銀行
  7. りそなグループ
  8. 三井住友銀行
  9. みずほフィナンシャルグループ
  10. 太陽生命保険
マスコミ業界TOP10
  1. 博報堂
  2. ソニーミュージックグループ
  3. 集英社
  4. 講談社
  5. 読売新聞社
  6. 大広
  7. ジェイアール東日本企画
  8. 東宝
  9. 東急エージェンシー
  10. 電通
商社業界TOP10
  1. 伊藤忠商事
  2. 住友商事
  3. 三菱商事
  4. 三井物産
  5. 国分グループ
  6. 丸紅
  7. 阪和興業
  8. キヤノンマーケティングジャパン
  9. 双日
  10. タキヒヨー
自動車・機械・電気機器業界TOP10
  1. 本田技研工業
  2. ソニー
  3. パナソニック グループ
  4. トヨタ自動車
  5. コマツ(小松製作所)
  6. セイコーエプソン
  7. 日立製作所
  8. 富士通
  9. クボタ
  10. ダイキン工業
食品業界TOP10
  1. 味の素
  2. 明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)
  3. アサヒ飲料
  4. キッコーマン
  5. カゴメ
  6. アサヒビール
  7. ロッテ
  8. サントリーホールディングス
  9. 伊藤園
  10. コカ・コーラ ボトラーズジャパン
IT・ソフトウェア業界TOP10
  1. Sky
  2. NTTデータ
  3. 日鉄ソリューションズ
  4. 日立ソリューションズ
  5. アマゾンジャパン
  6. パーソルビジネスプロセスデザイン
  7. グーグル
  8. JSOL
  9. パーソルクロステクノロジー
  10. ANA X
化学業界TOP10
  1. 富士フイルムグループ
  2. 花王
  3. 旭化成グループ
  4. カネカ
  5. ライオン
  6. クラレ
  7. アース製薬
  8. クラシエ
  9. ニフコ
  10. ADEKA
ホテル・レジャー・旅行業界TOP10
  1. ニュー・オータニ
  2. ミリアルリゾートホテルズ
  3. オリエンタルランド
  4. パレスホテル
  5. アパホテル
  6. 星野リゾート
  7. JTBグループ
  8. リゾートトラスト
  9. 阪急交通社
  10. 帝国ホテル
通信業界TOP10
  1. NTT東日本
  2. NTTドコモ
  3. JCOM
  4. KDDI
  5. NTTドコモビジネス
  6. ソフトバンクグループ
  7. U-NEXT HOLDINGS
  8. NTT西日本
  9. NTTアドバンステクノロジ
  10. NTT
流通業界TOP10
  1. そごう・西武
  2. ルミネ
  3. アトレ
  4. 良品計画
  5. コストコホールセールジャパン
  6. イオン
  7. 日本生活協同組合連合会
  8. 小田急百貨店
  9. ヨドバシカメラ
  10. 高島屋
建設業界TOP10
  1. 鹿島建設
  2. 日揮ホールディングス
  3. 清水建設
  4. 奥村組
  5. 乃村工藝社
  6. 大林組
  7. 大気社
  8. 大成建設
  9. 竹中工務店
  10. 戸田建設
住宅業界TOP10
  1. 住友林業
  2. 一条工務店
  3. 積水ハウス
  4. 飯田グループホールディングス
  5. 旭化成ホームズ
  6. セキスイハイムグループ
  7. 大和ハウス工業
  8. パナソニック ホームズ
  9. 三井ホーム
  10. 大東建託グループ
不動産業界TOP10
  1. 三井不動産
  2. 三菱地所
  3. 東急不動産
  4. 住友不動産
  5. NTT都市開発
  6. 森ビル
  7. 三井不動産リアルティ
  8. サンケイビル
  9. 都市再生機構(UR都市機構)
  10. 東京建物
旅客(航空・鉄道)業界TOP10
  1. 全日本空輸(ANA)
  2. 日本航空(JAL)
  3. 東京地下鉄(東京メトロ)
  4. 東日本旅客鉄道(JR東日本)
  5. 東海旅客鉄道(JR東海)
  6. 東急
  7. ANAエアポートサービス
  8. ANAウイングス
  9. 京王電鉄
  10. JALスカイ
シンクタンク・調査・コンサルタント業界TOP10
  1. 大和総研
  2. アビームコンサルティング
  3. アクセンチュア
  4. PwC Japanグループ
  5. デロイトトーマツコンサルティング
  6. 日本M&Aセンター
  7. 野村総合研究所
  8. 三菱総合研究所
  9. 日本総合研究所
  10. KPMGコンサルティング

調査方法の詳細と関連情報の入手先

調査名は「2026入社希望者対象 就職活動[後半] 就職ブランドランキング調査」で、調査主体は株式会社文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所です。調査対象は2026年春入社希望の「ブンナビ」会員(現大学4年生、現大学院2年生)で、調査期間は開始が2025年3月16日、終了が2025年6月30日となっています。

調査方法は前述のとおりWebアンケートとイベント会場およびオンラインイベントでのアプリアンケートを併用し、1名最大5票(1位〜5位を選択)で集計しています。有効回答数は14,017名(男子7,694・女子6,323/文系8,814・理系5,203)、総得票数は40,099票です。

問い合わせ窓口・関連ダウンロード

本件に関する問い合わせ先は下記のとおりです。資料のダウンロード先や関連リンクも公表されています。

  • 企業名:株式会社文化放送キャリアパートナーズ
  • 担当者:高野
  • Email:sjk@careerpartners.co.jp
  • URL:https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/
  • 関連ページ:https://www.careerpartners.co.jp/type_laboratory_news/brand/
  • 調査資料(PDF):d90419-69-d642d7f73ee7bdb1e9a411b711769290.pdf(ダウンロード先は関連ページを参照)

より詳細な分析や個別データを確認したい場合は、上記の問い合わせ先および関連URLにアクセスすることが案内されています。

まとめ表:本記事の主要ポイント

以下の表は本記事で提示した調査の主要な数値とランキングの要点を整理したものです。重要な日付、回答数、首位企業、特色ある業界をわかりやすくまとめています。

項目 内容
調査名 2026入社希望者対象 就職活動[後半] 就職ブランドランキング調査
調査主体 株式会社文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所
調査期間 2025年3月16日〜2025年6月30日
有効回答数 14,017名(男子7,694・女子6,323/文系8,814・理系5,203)
総得票数 40,099票
総合1位 伊藤忠商事(6年連続)
注目業界 商社、金融、エンタメ・ゲーム、航空、自動車・電機など
問い合わせ sjk@careerpartners.co.jp(担当:高野)
関連URL https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/ (詳細・DLはこちら)

本調査は学生の志向変化を数値化した資料であり、企業側の採用戦略や学生の就職活動の参考資料として活用できるデータを提供しています。調査結果の詳細や個別企業の得票構成などを確認する場合は、上記の関連ページで配布されている資料の確認を推奨します。

参考リンク: