キングスU18、9/13開幕の香港国際大会に初出場

キングスU18、初の海外舞台へ：香港で国際トーナメント出場が決定

琉球ゴールデンキングスは2025年9月7日18時00分付で、U18チーム（キングスU18）が2025年9月13日(土)から9月14日(日)にかけて香港のTsuen Wan Sports Centreで開催される国際大会「GOAT Lab International Rising Youth Invitational Tournament Hong Kong 2025」に出場することを発表しました。本大会はキングスU18にとって初めての海外での国際大会出場となります。

今回の発表は、チームが掲げるビジョン「沖縄を世界へ」を実践する具体的な一歩であり、育成年代における国際経験を重視する方針を示すものです。発表資料には大会日程、対戦カード、出場チームの構成、関係者コメントなど大会参加に関する詳細が含まれており、以下で全ての情報を整理して紹介します。

出場チームの構成と国際色豊かなラインナップ

今大会には合計6チームが出場し、キングスU18は日本から唯一の参加チームです。大会は2つのグループに分かれて行われ、キングスU18はグループAに組み込まれています。国内外のユースチームが集結することで、多様なプレースタイルや育成環境に触れる機会が設けられます。

出場チームの国籍とグループ分けは以下の通りです。各チームの背景や大会に関する注記も合わせて整理します。

• グループA
  • 琉球ゴールデンキングスU18（日本） — 大会における日本代表チーム、初の海外遠征。
  • GOAT Lab（香港） — 大会主催側であり、香港とメルボルンに拠点を持つユースバスケットボール育成組織。
  • Indigenous Basketball Team（オーストラリア） — オーストラリアのチームで、NBA選手パティ・ミルズの派遣があることが紹介されています。
• グループB
  • Simeon Career Academy（アメリカ） — シメオン高校は歴代で11名のNBA選手を輩出している伝統校で、強豪校として知られています。今回、シメオン高校はNBAのスター選手デリック・ローズが支援する形で参加する旨の記載があります。
  • AthletIQ Geelong（オーストラリア） — オーストラリア代表の一角。
  • Selangor Basketball Club（マレーシア） — マレーシアのクラブチーム。

大会主催のGOAT LABは香港とメルボルンを拠点にユース育成を行う組織で、過去に香港中学校1位のチームがキングスU15と対戦するため沖縄を訪問した経緯があります。そのときの経験を経た選手が日々GOAT LABでキングスを目標に練習しているとの記述もあり、国際交流の循環が継続している点がうかがえます。

キングスU18の試合日程と遠征日程の詳細

キングスU18の現地での試合スケジュールおよび遠征スケジュールは以下のとおり発表されています。大会は2日間の日程で行われ、キングスU18は9月13日に予選リーグ2試合を予定しています。遠征としては9月12日から香港入りする計画です。

試合時間は現地発表のTIP-OFF時刻に従います。9月14日の第3戦と第4戦の対戦相手については、グループAの結果および第3戦の結果により決定される形式です。

スケジュールは大会運営側のスケジュールに準じます。キングスU18は初戦と第2戦を同日に行うハードスケジュールとなるため、選手のコンディショニングや短時間での賽能回復が鍵となります。

関係者のコメントと育成意義の整理

発表文には、安永淳一ゼネラルマネージャーと浜口炎キングスU18ヘッドコーチのコメントが全文掲載されています。両者とも育成と国際経験の重要性を強調しており、その内容は以下の通りです。

安永淳一 ゼネラルマネージャー

琉球ゴールデンキングスU18は、琉球ゴールデンキングス(トップチーム)で活躍できるプロ選手を育てる組織として活動しています。キングスU18というチームの一員として海外の強豪チームとの対戦経験ができるのは、育ち盛りの選手にとってはプラスの経験が多く、選手の成長に加速が期待できます。

今大会を主催するGOAT LABは香港とメルボルンを拠点とするユースバスケットボール育成組織です。2年前には香港中学校1位のチームがキングスU15と対戦する為に沖縄を訪れ、キングスU15の強さと沖縄サントリーアリーナを体感し、高い目標と大きな夢を持ち帰りました。その経験をした選手が香港GOAT LABチームでキングスを目標に日々練習をしていると伺っております。

その他にも、シメオン高校は、NBAの大スター選手のデリック・ローズが、インディジェナスチームはオーストラリア出身のNBA選手であるパティ・ミルズが派遣します。ローズやミルズは、後輩たちを育てたいという想いでユースチームを支えています。また、シメオン高校は、歴代11名のNBA選手を輩出している伝統校で現在もシカゴ地区の最強高校です。

世界の強豪校が集まる今大会への参加はキングスU18にとって、勝ち負け以上に選手たちが今までに経験したことのない成長の機会になる他、このような一つひとつの取り組みが未来のプロ選手輩出につながると信じております。「沖縄を世界へ」のビジョンのもと、アジアを代表するユースチームを目指すキングスU18へあたたかい応援をお願いします。

浜口炎 キングスU18ヘッドコーチ

私たちキングスU18は、沖縄の子どもたちが「世界を目指せる環境」と「世界を夢見るきっかけ」を届けるために新しい挑戦を始めます。その取り組みの第一歩として、9月12日から香港遠征を行う運びとなりました。これは競技以外の事も含めて、子どもたちが世界を五感で体感できる素晴らしいチャンスでもあります。

海外遠征や「ELITE LEAGUE」への参加などを通して、選手一人ひとりが技術、フィジカル、メンタル面で成長し、チームとして一丸となって試合に臨めるよう、育成に励んでいきます。私も選手たちと共に、この学びを楽しめるよう、情熱を持ってチャレンジしたいと思いますので、引き続き、キングスU18への応援をよろしくお願いいたします。

これらのコメントは、組織としての育成方針と国際経験の重視を示すものであり、選手発達段階における機会提供としての意義が明確に示されています。

要点の整理：大会概要とキングスU18のスケジュール

ここまで掲載した大会情報を分かりやすく表形式で整理します。主要項目をひと目で把握できるようにまとめています。

以上が発表資料の全文に基づく整理です。キングスU18は国際大会出場を通じて競技的な経験のみならず環境適応力や精神面の成長を期待されており、今回の遠征は組織の長期的な育成戦略の一環として位置づけられています。